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利益率とは?

そもそも売上と利益って何?では、売上と利益についてご紹介しました。

そこで今回は、この2つを使うことで計算できる「利益率」についてご紹介します。

利益率とは、「売上のうち利益が何%を占めているのか?」ということがわかります。

すなわち、利益率が高ければ高いほど、儲かっていることがわかります。

そして、儲かっているということは、投資家に配られる「配当金」も多くなるということ!

 

それでは、「利益率」について説明していこうと思います。

 

 

1.利益率が高い低いってどうやって判断するの?

利益率が高いのか低いのかはどのように判断すればいいのでしょうか?

それは同じ物を作っている企業を比較するときに使うととても良いです。

同じ自動車メーカーで、スズキと「スバル」で知られる富士重工業を比較します。

このふたつは、同じくらい売上をあげているにもかかわらず、営業利益率が10%も異なっていることに注目です。

 

利益率が異なると、企業の価値に当たる時価総額(1株あたりの株価 × 発行済株式数)も大きく変わり、1兆円も異なります。

(単位は1億円)

このように、利益率が異なると、会社への評価がかなり変わってくることになります。

2.利益率が高い時

利益率が高いとき、どうして高いのでしょうか?

簡単にいうと、費用をあまりかけずに、売上を上げているためです。

そのままですね。笑

ただ、このとき「あ〜そうか」とならず、なぜこんなに利益率に差が出てしまったのか?を調べてみる必要があります。

仮に、競合より利益率が高めになっている理由として考えられるのは、

・製造するための費用が少なく済んでいる

・社員の一人当たりの能力が高いため、人件費が少なく済んでいる

・オフィス費が安く済んでいる

・CMなどの広告宣伝費があまりかからずに、ユーザーを獲得できている

・市場を独占している

・不動産を売却したので、その期だけ利益が増えている

・株などを大量に持っており、その配当金が多い

など他にも様々です。

以上の中でも、不動産を売却したことで利益率が上がっている場合は、次の年から利益率が下がる可能性があるので、注意が必要です。

 

3.利益率が低い時

利益率が低いとき、どうして低くなるのでしょうか?

簡単にいうと、売上に対して費用がかかりすぎているためです。

これまたそのままですね。笑

ただ、このときもなぜ利益率が低くなってしまっているのかを考える必要があります。

考えられるものの理由として、

・製造するための費用が多くなってしまっている

・人件費が多くかかってしまっている

・オフィス費が高くなってしまっている

・競合が増えてきて、価格競争に陥ったので、商品の価格を値下げをした

・ユーザー獲得のために、CMを流しまくった結果、広告宣伝費が膨らんでしまった

・過去に買収した企業がうまくいかず、「減損」をした

・負債が多く、その返済のために利益が減っている

などなど他にも様々です。

 

中でも、広告宣伝費や「減損」は一時的なものの可能性が高く、利益率が低いから「だめ!」だと思ったら、次の年から利益率が上がる可能性があるため、一概にいえないことも事実です。

 

 

4.利益率の種類

利益率にも利益と同様に、いくつか種類があります。

利益ってなんだっけ?と思った方は、そもそも売上と利益って何?に戻ってみましょう。

 

・売上総利益率

「売上総利益 ÷ 売上× 100」で計算することができます。

販売している商品の利益率がどのくらいかがわかります。

業種にもよりますが、メーカーで15%~60%、スーパーなどの小売で20~30%、商社などで1.5%~2%程度と言われています。

 

・営業利益率

「営業利益 ÷ 売上 × 100」で計算することができます。

物を販売したり、会社を管理するにあたってどのくらい効率的に行われているかがわかり、一般的に本業がどのくらい儲かっているかがわかるとされています。

中でも広告宣伝費や販売手数料などの比率を調べることで、マーケティングの戦略の違いなども理解することができます。

 

・経常利益率

「経常利益 ÷売上 × 100」で計算することができます。

借金などの返済があれば下がり、株などを持っていて配当金が入ってくれば、上がります。

 

・純利益率

「純利益 ÷ 売上 × 100」で計算することができます。

 

どの数値も大切ですが中でも、営業利益率は大切です。

なぜなら、企業同士を比較する上で大切なのが、本業でどのくらい儲かっているか?ということです。

それを比較するにあたって、営業利益率を比較することで、どちらがいい企業かがわかります。

 

 

5.まとめ

最後に、利益率についてまとめると、

・同じ売上規模でも、利益率が異なると、時価総額も変わってくる

・利益率は、同じ業界同士で比較するときに使うと良い

・利益率が高かったら高い理由を、低かったら低い理由をしっかり調べる

・様々な利益率がある中で、「営業利益率」は特に大切

 

→次は、オトクな会社の数字を見つける方法として「PERの説明と見方」と「PBRの説明と見方」を紹介しています。

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w.hirokawa

Author: w.hirokawa

中学2年の時から株式投資をはじめ、現在慶應義塾大学4年。 企業と投資ファンドが好きです。
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