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その企業がお買い得かがわかるPERとは?

PERとは、「ピー・イー・アール」とも読まれ、日本語にすると「株価収益率」です。

一言で言うと、「1年間の純利益の何倍の時価総額がついているのか?」と言うことなのですが、どうして純利益の何倍の時価総額がついているのかを知るべきのか…

ということを今回紹介していきます。

 

PERは自分で計算することもできるのですが、ヤフーファイナンスでれば、右下の「参考指標」の5段目に「PER」が書いてあります。

 

一見難しそうに見えますが、実は見てみると簡単なPERについて、ご紹介します。

 

 

1.そもそもPERって何?

PERとは、「時価総額 ÷ 1年間の純利益」で計算できます。

まずこの式を分解してみます。

時価総額とは、「1株の株価 × 発行済株式数」で計算できます。

意味としては、「この会社を全て買うにはいくらかかるのか?」です。

1年間の純利益とは、「売上 – 売上原価 – 販売・一般管理費 + 営業外収益 – 営業外費用 + 特別利益 – 特別損失 – 税金(法人税)」で計算できます。

意味としては、「最終的にいくら残った(儲かった)の?」です。

 

以上を考慮するとPERとは、

「1年間の純利益の何倍の時価総額がついているのか?」とも取れますし、
「全ての純利益を株主に配当したとして、株主は何年後にその会社を全て買うことができるのか?」
とも取ることができます。

例えば!

1株の株価が100円・発行済み株式数が200株・1年間の純利益が2,000円の会社A
1株の株価が200円・発行済み株式数が200株・1年間の純利益が2,000円の会社B

があったとします。

会社AのPERは、100 × 200 ÷ 2,000 = 10倍
会社BのPERは、200 × 200 ÷ 2,000 = 20倍

ということになり、会社Aであれば10年間、会社Bであれば20年間の純利益を全てためば、買うことができます。

すると、どちらの方が楽かといえば、会社Aの方が楽ですよね?となり、会社Aの方がお買い得となります。基本的に低いと「お買い得」と言うことになります。

このように、PERは低いほど「お買い得」ということになります。

では、どうしてこの2社はPERが異なってくるのでしょうか?

 

 

2.PERはどうして会社ごとに違うの?

2-1.株価によって

株価は、この会社は成長していくことで業績も良くなっていく!と判断されると、自然と上がっていきます。

すると、同じ純利益であっても将来的には純利益も伸びるので、PERは上がっていきます。

一方株価は、この会社は成長しないだろうと判断されてしまうと、自然と停滞か下がってしまいます。

すると、同じ純利益であってもPERは下がっていきます。

 

 

2-2.純利益によって

純利益が上がっていっているのにもかかわらず株価が変わらなければ、PERは下がっていきます。

すると、純利益伸びてるのに株価は安い!

ということで株価は上がっていきます。

一方純利益が下がっていっているにもかかわらず株価が変わらなければ、PERは高くなります。

すると、純利益が下がっているのにPERが高いのはおかしい!

ということで株価は下がっていきます。

 

 

3.PERってどう言う時に使うの?

PERは、基本的に似ている事業を行なっている会社同士を比較する時に使います。

自動車会社であるトヨタ自動車と日産自動車や、デパートである高島屋と三越伊勢丹などです。

このように、似ている事業をしている企業同士で比較し、お買い得な方を買うときに使います。

基本的に、業界が異なってしまうと、利益率が変わってくるようにPERも変わってきてしまうので、違う業界の企業同士を比較するのに使うのは、あまりオススメしません。

 

 

4.まとめ

最後に、PERについてまとめると、

PERとは、「時価総額 ÷ 1年間の純利益」で計算でき、「1年間の純利益の何倍の時価総額がついているのか?」ということがわかる

PERは、「株価」と「純利益」のどちらによっても変動する

PERは、似ている事業を行なっているもの同士で比較する時に使うのに便利、業界を超えると使いにくい

 

→PERと少し紛らわしい?「PBRについての説明」も参考にしてください。

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w.hirokawa

Author: w.hirokawa

中学2年の時から株式投資をはじめ、現在慶應義塾大学4年。 企業と投資ファンドが好きです。
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