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投資型クラウドファンディングのビジネスモデルってどうなっているの?

前回、クラウドファンディングには、購入型クラウドファンディング投資型クラウドファンディングの二つがあり、それぞれビジネスモデルが異なり、そのうちの購入型クラウドファンディングのビジネスモデルについてご紹介しました。

そこで今回は、投資型クラウドファンディングのビジネスモデルについてご紹介します。

1.2種類ある投資型クラウドファンディングの種類

投資型クラウドファンディングとは、投資したリターンが「分配金」のものです。

ただ投資するにも、「借金」に投資するのか「株式」に投資するかによって異なってきます。

借金に投資する場合は、価格が変動しないで安定的に金利が入ってきます。

株式に投資する場合は、価格が変動するので、場合によっては配当金も入ってくる可能性があります。

 

 

2.貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)のビジネスモデル

貸付型クラウドファンディングとは、投資をしたい人からクラウドファンディング形式で貸付型クラウドファンディング会社がお金を集めて、お金を借りたい企業に融資するものです。

融資をする時の利子は、年間で融資額の15%程度です。

なので、投資家が100万円を投資し、企業が100万円を融資を受けたとすると、企業は115万円にして返済することになります。

返済されるとまず、利息全てが貸付型クラウドファンディング会社の売上となります。

返済を受けた利息の中から、投資家にリターンとして5~10%程度を支払います。

なので、投資家が100万円を融資し、115万円が返済された場合、100万円を投資家に返済し、5~10万円が投資家にリターンとして支払われます。

残った5%10%が貸付型クラウドファンディング会社の持ち分となります。

なので、5万〜10万円が残ることになります。

 

しかし、さらにその残ったお金の中から以下の費用が発生します。

販売費及び一般管理費

販売するためにかかった費用

債権回収受託者に関する手数料

融資した債権を回収してくれた業者への費用

口座振替手数料、書面、貸付債権の貸倒損失、貸付債権の譲渡損失

投資家から集めた資金を融資する際に発生した手数料、貸付債権が返されなかった時に発生した損失、何らかの理由で貸付債権を譲渡した際に発生した損失

担保権実行に要した費用

融資がデフォルトしてしまった時に、担保を回収した時の発生した費用

担保物件の売却に要した費用

担保を回収したのちに、投資家に返すには担保を売却しなければいけません。その担保を売却する際に発生した費用です。

この他にも、海外に融資しているものであると、為替のヘッジをするための為替ヘッジコストというものが発生する可能性があります。

為替のヘッジとは、海外で日本円ではなく現地の通貨を使って融資し、現地通貨で返済されて日本円で分配します。

ですが、融資した時と同じ交換率で現地通貨と日本円を交換できる可能性は低く、場合によっては損失を出してしまう可能性があります。

この損失を生まないための契約を為替のヘッジといます。

その損失を出さないようにするために、為替ヘッジコストを金融機関に支払うことで、為替の変動をヘッジします。

このように一見するとたくさんの費用が発生しているように見えます。

しかし、貸付型クラウドファンディングの場合、基本的に少人数で運営されているので、最大手のmaneoの場合、売上14億円、営業利益3億円、営業利益率21%の優良企業となっています。

 

3.株式型クラウドファンディングのビジネスモデル

株式型クラウドファンディングの場合、発行する会社が、株式の発行価格の総額の20%を上限とされています。

この株式型クラウドファンディングは、日本であるとまだ成功事例がないため、まだビジネスモデルは見えていません。

4.まとめ

最後に、投資型クラウドファンディングのビジネスモデルについてまとめると、

投資型クラウドファンディングには借金に投資する貸付型クラウドファンディングと、株式に投資する株式型クラウドファンディングがある

・貸付型クラウドファンディングは、投資家に利息を分配した分と費用引いたものが利益になる

・株式型クラウドファンディングは、発行する会社が株式の発行価格の総額の20%を上限として手数料として取得する

 

→購入型クラウドファンディングのビジネスモデルはこちら

w.hirokawa

Author: w.hirokawa

中学2年の時から株式投資をはじめ、現在慶應義塾大学4年。 企業と投資ファンドが好きです。
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