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不動産投資信託(REIT)の8つの種類

不動産投資信託は、日本では58本もありますが、それぞれ投資している先が異なります。例えば、オフィスビルに投資しているものや住宅に投資しているものなど様々です。

そこで今回は、不動産投資信託を大きく8種類に分けて、それぞれについてご紹介します。

 

 

1.オフィスビル特化型不動産投資信託

オフィスビル特化型不動産投資信託とは、オフィスビルに特化した不動産投資信託です。

オフィスビルの賃料は、景気良くなると上昇しやすいですが、景気悪くなると企業はオフィスを減らそうとしたり、賃料下げてでも空室を埋めようとするため、配当金が減る傾向にあります。

 

代表的なオフィス特化型不動産投資信託としては、以下があります。

投資法人 運用会社 代表的な投資先 首都圏比率 取得費用 利回り
日本ビルファンド投資法人 日本ビルファンドマネジメント株式会社 NBF日比谷ビル

三菱重工ビル

88.3% 11,084億円 2.88%
ジャパンリアルエステイト投資法人 ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント株式会社 東京オペラシティビル

大手町フィナンシャルシティ ノースタワー

82% 9,280億円 2.78%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 インベスコ・グローバル・リアルエステート・アジアパシフィック・インク 恵比寿プライムスクエア 84.9% 1,600億円 6.92%
いちごオフィスリート投資法人 いちご投資顧問株式会社 いちご渋谷道玄坂ビル 79.3% 1,945億円 5.15%

 

 

2.ホテル・リゾート特化型不動産投資信託

ホテル・リゾート特化型不動産投資信託とは、ホテルなどに特化した不動産投資信託です。

ホテル・リゾート特化型不動産投資信託は、景気にとても左右されますが、日々賃料を変えることができるので、景気が良くなると利回り高くなってきます。

また、首都圏率を見てもわかるように、地域が分散しているため、他の特化型不動産投資信託と比べてリスクが分散されています。

また、アベノミクスによってホテルのメイン顧客である訪日外国人が増えており、ホテル・リゾート型不動産投資信託の成長を後押ししています。

 

代表的なホテル・リゾート型不動産投資信託には、以下があります。

投資法人 運用会社 代表的な投資先 取得費用 首都圏率 利回り
ジャパン・ホテル・リート投資法人 ジャパン・ホテル・リート・アドバイザーズ株式会社 オリエンタルホテル 東京ベイ 2,868億円 35.7% 4.6%
星野リゾート・リート投資法人 株式会社星野リゾート・アセットマネジメント 星のや軽井沢 1,091億円 9.2% 4.06%
いちごホテル投資法人 いちご投資顧問株式会社 コンフォートホテル中部国際空港 476億円 30.7% 4.75%
大江戸温泉温泉リート投資法人 大江戸温泉アセットマネジメント株式会社 大江戸温泉物語 レオマリゾート 268億円 12.4% 5.51%

 

 

3.物流特化型不動産投資信託

物流特化型不動産投資信託とは、倉庫などに特化した不動産投資信託です。

物流というと地味なイメージですが、今後成長していくとされているネット通販においてとても重要なものとなっています。

そのため、ネット通販の成長とともに物流特化型不動産投資信託も伸びていくとされています。

入るテナントが限られている他、テナントも一度入ると入れ替わる理由が少ないため、長期でそのまま入ること多く、安定した収益を得ることができます。

そのため、安定的な利回りを得つつ、持分の価格をあげること目指す方にオススメです。

 

規模の大きい物流特化型不動産投資信託としては、以下があります。

投資法人 運用会社 取得費用 首都圏比率 稼働率 利回り
日本ロジスティクスファンド投資法人 三井物産ロジスティクス・パートナーズ株式会社 2,206億円 78.4% 98.2% 3.45%
GLP投資法人 GLPジャパン・アドバイザーズ株式会社 4,428億円 65.6% 99.8% 3.81%
日本プロロジスリート投資法人 プロロジス・リート・マネジメント株式会社 4,778億円 55.1% 97.5% 3.58%

 

4.住宅特化型不動産投資信託

住宅特化型不動産投資信託とは、マンションなどの住居に特化した不動産投資信託です。

住宅はオフィスなどと比べて、景気の変動に関係なく必要とされているため、家賃も空室率も安定しています。

また一つの契約が他の不動産投資信託と比べて小さく契約時期分散しているため、大量の空室が発生することも少ないです。

そのため、安定的な利回りを得ることを目指す方にオススメです。

 

規模の大きい住宅特化型不動産投資信託としては、以下があります。

 

投資法人 運用会社 首都圏比率 取得費用 利回り
アドバンス・レジデンス投資法人 ADインベストメント・マネジメント株式会社 72% 4,369億円 3.31%
日本賃貸住宅投資法人 株式会社ミカサ・アセット・マネジメント 40.8% 2,202億円 4.32%
日本アコモデーションファンド投資法人 株式会社三井不動産アコモデーションファンドマネジメント 88.3% 2,974億円 3.36%

 

 

5.商業施設特化型不動産投資信託

 

商業施設特化型不動産投資信託とは、ショッピングセンターアウトレットモールスーパーなどの商業施設に投資する不動産投資信託です。

特徴は、優良企業と長期契約を結んでおり、テナント収入が安定的なはいることです。

そのため、安定的な利回りを得ることを目指す方にオススメです。

 

規模の大きい商業施設特化型不動産投資信託としては以下があります。

 

投資法人 運用会社 代表的な投資先 首都圏比率 取得費用 利回り
日本リテールファンド投資法人 三菱商事・ユービーエス・リアルティ株式会社 mozo ワンダーシティ 51.4% 8,472億円 3.68%
フロンティア不動産投資法人 三井不動産フロンティアリートマネジメント株式会社 三井アウトレットパーク入間

コストコホールセール入間倉庫店

54.4% 2,890億円 3.9%
イオンリート投資法人 イオン・リートマネジメント株式会社 イオンレイクタウン
mori
38.1% 2,685億円 4.55%

6.ヘルスケア特化型不動産投資信託

ヘルスケア特化型不動産投資信託とは、有料老人ホームサービス付き高齢者向け住宅病院などのに投資する不動産投資信託です。

特徴としては、長期で契約をテナントであるオペレーターとしているので、安定的な収益を得られる上に、今後高齢者が増えていくので、成長していくとされています。

また、高い稼働率を誇ります。

そのため、成長も求めつつ安定的な高利回りを得ることを目指す方にオススメです。

 

規模の大きいヘルスケア特化型不動産投資信託としては、以下があります

投資法人 運用会社 稼働率 取得費用 利回り
日本ヘルスケア投資法人 大和リアル・エステート・アセット・マネジメント株式会社 100% 193億円 4.73%
ヘルスケア&メディカル投資法人 ヘルスケアアセットマネジメント株式会社 100% 384億円 5.29%
ジャパン・シニアリビング投資法人 ジャパン・シニアリビング・パートナーズ株式会社 100% 279億円 5.04%

 

7.複合型不動産投資信託

複合型不動産投資信託とは、二つの領域に投資しているものです。

例えば、オフィス商業施設の組み合わせであったり、オフィス住宅という組み合わせで投資しています。

 

二つを組み合わせる理由は、オフィスのように景気に左右されやすいが景気が良いと利回りがよくなりやすいものと、商業施設住宅のように景気に左右されにくく安定しているものを組み合わせることで、ミドルリスクでミドルリターンを得ることができます。

そのため、安定的な利回りを得つつ、少しリスクをとってアップサイドを狙いたいと考えている方にオススメです。

 

規模の大きい複合型不動産投資信託としては、以下があります。

投資法人 運用会社 代表的な投資先 取得費用 首都圏比率 利回り 投資先
日本プライムリアルティ投資法人 株式会社東京リアルティ・インベストメント・マネジメント 大手町タワー

兼松ビル

4,398億円 83.6% 3.16% オフィス・商業施設
プレミア投資法人 プレミア・リート・アドバイザーズ株式会社 芝浦アイランド エアタワー 2,340億円 95.3% 3.79% オフィス

・レジデンス

東急リアル・エステート投資法人 東急リアル・エステート・インベストメント・マネジメント株式会社 QFRONT

cocoti

2,223億円 93.7% 3.69% オフィス・商業施設

 

 

8.総合型不動産投資信託

総合型不動産投資信託とは、どこの領域にも特化せずに投資している不動産投資信託です。

様々な不動産に投資しているため、複数の特化型不動産投資信託に投資しているのと同じく効果をもち、ミドルリスクでミドルリターンを得ることが可能になります。

また、取得する物件の使い方を限定せずに、物件の取得が可能になるため、物件を取得する機会が多く、運用資産の拡大による持分価値の増加が見込めます。

 

規模が大きかったり、利回りの高い総合型不動産投資としては、以下があります。

 

投資法人 運用会社 代表的な投資先 首都圏比率 取得費用 利回り
野村不動産マスターファンド投資法人 野村不動産投資顧問株式会社 日本電気本社ビル 82.8% 9,832億円 3.47%
ユナイテッド・アーバン投資法人 ジャパン・リート・アドバイザーズ株式会社 ヨドバシカメラマルチメディア吉祥寺 73.8% 5,960億円 3.65%
マリモ地方創生リート投資法人 マリモ・アセットマネジメント株式会社 ヤマダ電機テックランド三原店 22.1% 161億円 7.04%
スターアジア不動産投資法人 スターアジア投資顧問株式会社 アーバンパーク代官山 78.6% 620億円 6.58%

 

 

9.まとめ

最後に不動産投資信託についてまとめると、

安定的な利回りを得ることを目指す方にオススメなのが、住宅特化型不動産投資信託商業施設特化型不動産投資信託

安定的な利回りを得つつ持分の価値向上も目指している方にオススメなのが、物流特化型不動産投資信託

景気の変動に左右はされるが、利回りが高く、リスクをできる限り分散させることを目指している方にオススメなのが、ホテル・リゾート型不動産投資信託

安定的な収益を得ながら持分の価値向上も目指し、かつ高い分配金を目指している方にオススメなのが、ヘルスケア特化型不動産投資信託

ミドルリスクミドルリターンを得ることを目的としている方にオススメなのが、複合型不動産投資信託

リスクを分散させたり、持分の価値向上に重きをおいている方にオススメなのが、総合型不動産投資信託

 

w.hirokawa

Author: w.hirokawa

中学2年の時から株式投資をはじめ、現在慶應義塾大学4年。 企業と投資ファンドが好きです。
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