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総合型不動産投資信託(REIT)の特徴とは?

不動産投資信託(REIT)は、58本ありますが、大きく8つの種類に分かれます。

そのうちの一つで、オフィスから商業施設、ホテルまであらゆるものに投資しており、リスクも分散されているとされている、総合型不動産投資信託についてご紹介します。

 

 

1.総合型不動産投資信託とは

総合型不動産投資信託とは、一つの領域に特化して投資するのではなく、多岐にわたって投資する不動産投資信託のことです。

 

日本でも10ほどありますが、中でも野村不動産マスターファンド投資法人は、2015年に、野村不動産グループの特化型投資法人の3つが合併したことにより誕生した、総合型不動産投資信託の中でもトップの規模を誇っています。

 

2.メリット

 

2-1.ミドルリスクでミドルリターンを得られる

特化型不動産投資信託の中でも、オフィスに投資するのかホテル・リゾートに投資するのか、商業施設に投資するかのによって、リスクリターン成長率が大きく異なってきます。

一方、総合型不動産投資信託であると様々なものに投資しています。

リスク高いリターン高いものに投資もしつつ、リスク低いリターン低いものに投資しているので、ミドルリスクでミドルリターンを得られるようになっています。

個人でも、様々な特化型不動産投資信託に投資することで、総合型不動産投資信託のようにミドルリスクミドルリターンを得ることができます。

しかし、一口数十万円単位の不動産投資信託を幾つも保有するにはそれなりの資産も必要になりますし、不動産投資信託によって決算が異なるため、管理が大変になります。

そのため、あらかじめ総合型不動産投資信託に投資することで、数十万円でプロが管理してくれるというメリットもあります。

 

2-2.物件の取得機会の拡大

取得する物件の使い方を限定せずに、物件の取得が可能になるため、物件を取得する機会が他の特化型不動産投資信託と比較して、多くなります。

そのため、成長するスピードが他の特化型不動産投資信託と比較して早くすることができます。

その結果、投資した持分の価値が増える可能性があり、購入した時と売却した時の差額を売却益として得ることができます。

 

 

3.デメリット

3-1.特化型に比べてリターンが下がる

ある特定の用途が好調な際に、総合型不動産投資信託に比べてリターン劣る可能性があります。

ただ、用途によって好不調の時期異なるため、中長期的に見ると、安定して利益を得ることができます。

 

 

4.代表的なプレーヤー

ここで、総合型不動産投資信託を比較します。

どの投資法人が、どの運用会社を使って、どのような投資をしているのか、どのくらいの費用をかけて不動産を取得し、その不動産がどのくらいが首都圏にあり、どの程度利回りを出しているのか比較します。

投資法人 運用会社 代表的な投資先 首都圏比率 取得費用 利回り
野村不動産マスターファンド投資法人 野村不動産投資顧問株式会社 日本電気本社ビル 82.8% 9,832億円 3.47%
スターアジア不動産投資法人 スターアジア投資顧問株式会社 アーバンパーク代官山 78.6% 620億円 6.58%
マリモ地方創生リート投資法人 マリモ・アセットマネジメント株式会社 ヤマダ電機テックランド三原店 22.1% 161億円 7.04%
さくら総合リート投資法人 さくら不動産投資顧問株式会社 シュロアモール筑紫野 51% 573億円 5.04%
投資法人みらい 三井物産・イデラパートナーズ株式会社 品川シーサイドパークタワー 82.2% 1,007億円 5.56%
ユナイテッド・アーバン投資法人 ジャパン・リート・アドバイザーズ株式会社 ヨドバシカメラマルチメディア吉祥寺 73.8% 5,960億円 3.65%
ヒューリックリート投資法人 ヒューリックリートマネジメント株式会社 御茶ノ水ソラシティ 87.2% 2,313億円 3.35%
日本リート投資法人 双日リートアドバイザーズ株式会社 タワーコート北品川 66.8% 2048億円 5.57%
トーセイ・リート投資法人 トーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社 日本橋浜町ビル 100% 395億円 6.05%
積水ハウス・リート投資法人 積水ハウス投資顧問株式会社 ガーデンシティ品川御殿山 59.6% 1,795億円 3.47%

 

 

6.まとめ

最後に、総合型不動産投資信託についてまとめると、

・様々な用途なものに投資することで、リスクを分散することができ、ミドルリターンが得られる

取得機会が増えることで、投資した持分の価値上がり、最終的に売却した際に売却益を得る可能性がある

特化型に比べてリターン劣る可能性があるが、用途によって好不調の時期が異なるため、中長期的に見ると、安定して利益を得ることができる可能性がある

 

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→ホテル・リゾート特化型不動産投資信託はこちら
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ヘルスケア特化型不動産投資信託はこちら

w.hirokawa

Author: w.hirokawa

中学2年の時から株式投資をはじめ、現在慶應義塾大学4年。 企業と投資ファンドが好きです。
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