株式はじめ
エイベックスは青山のビル売却だって

にゃんこ先生
にゃんこ先生もデビューしたいにゃん

エイベックス株式会社は、日本の大手エンターテインメント企業です。

最も知られているのは音楽事業でしょう。その他、マネジメント事業・映像事業・デジタルプラットフォーム事業など多岐にわたる事業を行っています。

歌手の浜崎あゆみや安室奈美恵など、有名アーティストを数多く輩出してきました。

元々は創業者の松浦勝人らが、輸入レコードの卸販売業を目的としてエイベックス・ディーディー株式会社を設立したのが始まりです。

その後自社レーベルを立ち上げ、小室哲哉とタッグを組み音楽事業を急成長させました。

1998年にはエイベックス株式会社に商号変更し、翌1999128日に東証1部に上場しました。

2004年にはエイベックス・グループ・ホールディングス株式会社に商号変更し、持株会社体制へと移行します。商号は2017年に再度エイベックス株式会社に変更されました。

上場以来2010年まで、所属アーティストによるシークレットライブが株主総会後に行われており、日本一多くの株主が出席する株主総会として知られていました。現在も東証1部に上場していて、証券コードは「7860」です。

ここからは、エイベックスの株について詳しく紹介していきます。

エイベックスの今後の株価の予想について

ここでは、エイベックスの株価が今後どうなっていくのか考えてみましょう。

エイベックスは感染症の流行により、目下苦戦中です。

音楽ライブの中止やそれに伴うグッズ販売の落ち込みで営業利益は赤字に落ち込み、希望退職者の募集や自社ビル売却を余儀なくされています。

過去5年のチャートを見ても、1500円を節目として株価は動いてきましたが、2020年は株価が落ち込みました。

yahoo.co.jpより(参考:yahooフィナンス)

ですが、これからは徐々に日常生活が戻ってくることが考えられます。

上のチャートを見ても、2021年に入って株価が以前の水準に戻っているのはそれを織り込んでいるからでしょう。

※もちろん、自社ビルの売却や保有有価証券の売却で最終利益で黒字を確保したことも株価を戻した大きな要因ではあるでしょうが。

今後、どのくらい先になるのかはまだ不確実ですが、ライブのような大型イベントも以前のように客を呼べるようになっていくことでしょう。

さらに、配信ライブというのも一つの形態として認知され始めました。

配信ライブは会場の設営費用が抑えられ、リアルの会場とは違い視聴者数に制限がないことはメリットです。人気アーティストであれば、実際に会場を借りて行うよりも収益を上げられる可能性もあるのです。

もちろん、やはりリアルのライブはそれが音楽の醍醐味でもあるわけで、なくなることはないでしょう。ですが、配信とうまく組み合わせたりすることは可能であり、今までとは違った収益の上げ方をすることも可能になります。

確かに、業績の落ち込みもあり、その対応には苦慮していますが、この苦境におちいっている時期にしっかりと対処をすれば、中長期的には業績を以前よりも伸ばしていくことは十分可能ではないかと考えます。

そうなれば、株価も自然と1500円より上の水準で推移することになるでしょう。

エイベックスの株が急落するのはどんな時?

エイベックスの株価がライブの中止等による業績悪化により落ち込んだことは前述の通りです。

ですが、感染症の流行のような要因はそうそうあるものではありません。

エイベックスにとって、それ以上に株価急落となり得る要素はエイベックス内部にあります。

エイベックスは自社レーベルを持ち、アーティストやタレントのマネジメント業務も行っています。

これらの「人」も商品といっていいわけで、不祥事やトラブルを起こせば株価の下落要因になります。

実際、2019年に傘下企業エイベックス・マネジメントに所属していた女優の沢尻エリカが麻薬取締法違反容疑で逮捕された際には、翌営業日に株価は前日比4%以上下落しました。

こういった場合の株価下落の背景には、活動自粛による機会損失に加えて、賠償金問題への警戒などがあります。

エイベックスの株主優待と配当について

エイベックス株式会社は株主優待を実施していて、権利確定日(権利付日)と優待内容は以下のようになっています。

エイベックス株主優待内容

・権利確定月:3月末

・優待内容:

①「a-nation」チケット優先予約

※株主優待割引価格にて提供

dTVAWAの一定期間無料視聴の権利

・優待対象者:

①は保有株式数及び保有年数に応じた割引価格でのご提供

100株以上  保有期間 3年以上:10%  5年以上:30

300株以上  保有期間 3年未満:10%  3年以上:20%  10年以上:40

1,000株以上 保有期間 3年未満:20%  3年以上:30%  5年以上:40%  10年以上:50

エイベックスは配当も行っており、20203月期は1株あたり50円(中間配当25円・期末配当25円)の配当でした。

20213月期は1株あたり121円(中間配当25円・期末配当96円)の配当を予想しています。

エイベックスの株の購入の仕方

ここでは、エイベックスの株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。

エイベックスの株の買い方

1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。

2、銘柄検索で「エイベックス」「7860」などで検索。

3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。

4、買いたい株数を入力。

5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。

6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります)

7、「注文」ボタンを押せば注文完了。

8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。