FX初心者がやってしまいがちな失敗と失敗しない方法は?

FXはじめ
FXってちょっと怖い気もするんだよね

コマたん先生
失敗しないためのやり方を教えるズラ

FXは数ある投資手法のなかでも、比較的短い時間で大きな利益を得ることが可能な投資手法です。しかしそのためには、大きなリスクを背負う必要があります。FXで生活している専業投資家はたしかに存在しますが、FXで大きな借金を背負い自己破産に至る人は少なくありません。今回はFX初心者が借金地獄になってしまう原因とそうならないための対策をお伝えします。

FXで失敗すると借金地獄になる理由は?

FXはレバレッジを利用することで、少額の資金で多額の取引を行うことができます。しかし少額の資金で多額の利益を得ることが可能ということは、言い換えると多額の損失を出す可能性があるということです。

FXで借金地獄になる多くの理由がレバレッジによる損失で、10万円の証拠金で1ドル=100円のときに投資した場合、現物取引では1ドル=99円になったとしても1000円の損失ですみますが、レバレッジ10倍のときは1万円、20倍のときは2万円の損失になってしまいます。このとき負け分を取り返そうとして感情的になってしまうと、より大きなレバレッジをかけてしまい、損失がさらに拡大するパターンがよくあります。

FXで失敗する人に特徴はある?

FXで成功するためにはどのように取引を行うといいのでしょうか。FXで失敗する人の特徴とよくある失敗例をもとに成功のヒントを探りましょう。

基本的な分析を行なわずに、ギャンブル感覚で取引をしている

テクニカル分析やファンダメンタルズ分析など、為替の値動きを先読みできる分析を行なわずに取引をしているとFXでは失敗します。FXを為替が上がるか下がるかを予想するだけのギャンブルと思っていると、上手くいっているときは儲かるかもしれませんが、その原因がわからないため、また元の状態に戻ることが難しくなってしまいます。

FXで成功するためには基本的な分析(特にテクニカル分析)を理解して、取引が成功した原因を記録しておくことが大切です。

ロスカット・ルールが理解できていない人

デメリットがある制度を利用するのであれば、そのルールをしっかりと理解しておく必要があります。レバレッジにおける「ロスカット・ルール」のことです。

レバレッジを利用するためには初めに証拠金を預ける必要がありますが、損失が大きくなり、損失額が一定の基準を上回ったところで、多くの取引業者が「マージンコール」という警告を発します。この警告には「証拠金が不足したので、追加で証拠金を入金する(追証する)かただちに決済してください」という意味があります。この警告が出た時点で追証をしなければ、「ロスカット(強制決済)」が行なわれるので、損失が確定してしまいます。

ロスカット・ルールを理解しないままにレバレッジを大きくしてしまうと、値動きが大きい場のときに、思わぬ損失が出てしまうかもしれません慣れないうちは、レバレッジを小さくして「自動売買」等の手法を使うことをおすすめします。

長時間取引画面を見てしまうポジポジ病な人

FX初心者によくある症状として「ポジポジ病」というものがあります。目まぐるしく動いている為替ですが、常にチャンスがあるとは限りません。チャートを見ても、大きく為替が動かない日があれば、サプライズを受けて激しく為替が動いている日もあります。

機会損失を恐れて常にポジションを保有して、トレードに参加しているような人のことを総称して「ポジポジ病」といいますが、常にポジションを保有してチャンスを待つのではなく、値動きが読みやすい機会が訪れるまで待つことも大切です。「休むも相場」という格言があるように、勝てるチャンスをじっと待つこともトレードの一環です。

まだ自分のスタイルが確立していないのに、複数の通貨を同時に売買してしまう

PCモニターをいくつも展開して、複数の通貨ペア取引を並行して行っているような場面を漫画やドラマで見たことがある人は多いと思います。しかしあの場面はFX初心者が決して真似してはいけない典型例です。なぜならFX初心者にとって、通貨ペアを複数所持することはリスクを増加させることにつながるからです。

スワップ金利を狙うことや値動きの大きい通貨ペアで取引を行うことは決して悪いことではありませんが、自分が得意な投資スタイルが確立していないにもかかわらずあらゆる通貨ペアに手を出すと、ひとつひとつの通貨へのチェックがおろそかになり、結果的に全ての通貨で少しずつ損をするというのが典型的なパターンです。まずは自分が得意とする通貨ペアを見つけることを優先し、取引の感覚を身につけてから新たな通貨ペアでも取引を始めることをおすすめします。

FX初心者がFXで大損したのはどんな時?

ここからは実際にFX初心者が経験した事例をもとに、どうすればよかったのか考察していきます。

サプライズに対応できない場合:海外の情報を意識して収集すること

政府や中央銀行が発表している経済指標や金融政策、国や地域がトラブルなく安定して機能しているか(地政学リスク)など、その国の通貨を扱う際には通貨の周辺情報もあわせて収集しておくことが大切です。このことをファンダメンタルズ分析といいます。

多くの投資家はファンダメンタルズ分析を重視しており、特に経済指標のようなデータが発表される場合には必ず確認するようにしています。このデータを見ることで、国の景気状況や経済状況を知ることができるからです。ファンダメンタルズ分析を行うことで通貨の強さが分かることから、投資家はこの分析から為替の動向をある程度予想しています。

しかし、投資家の予想が大きく外れる驚くような情報が出ることがあります。それが「サプライズ」です。このサプライズは政府の発表が多い毎月第一週に起きることが多く、「予想していたよりも○○だった」という場合に起こります。この○○だったという部分には結果を受けての感想が入りますが、感想の良し悪しではなく、大多数の予想を外れる結果だったことに意味があります。つまり、サプライズが起こると為替の動向が大きく荒れます。

多くの投資家はサプライズに備えてポジションを一旦手放し、様子を見てから買い戻します。しかしFX初心者はサプライズを全く警戒していないので、巻き込まれて大きな損失を出してしまうことがあります。普段から海外の情報(もしくは自分が保有している通貨ペアの情報)を収集しておくことで、サプライズに備えておきましょう。

マイナススワップが積み上がって、追証が発生した

高利率のスワップポイントにひかれて、政情が不安定な国の通貨を購入すると痛い目にあうことがあります。一般的に金利が高い通貨というのは、さまざまなリスクが予想されることから人気がありません。しかしFXでは金利が低い国の通貨を売却して、金利が高い国の通貨を購入すると利息を受取ることができる(=スワップポイント)ので、スワップポイントを目的として高金利の通貨を購入する投資家もいます。

しかしトルコのような新興国は政情不安(テロや紛争など)により通貨が急落する場合があり、初心者が軽い気持ちで購入すると日々増えていく金利よりもホールドによる損失のほうが大きくなってしまうことがあります。それでもスワップポイントを目的としてホールドをするのであれば、いつも以上に情報収集を行うことが必要です。

FX初心者が失敗しない為の通貨の選び方

ではFX初心者が選ぶべき通貨はどんな通貨でしょうか。初心者にありがちな失敗とあわせて解説します。

まずは基軸通貨を選ぶとよい

投資初心者がまず選ぶべき通貨はやはりメジャーな通貨(米ドルやユーロ)です。特に米ドルは世界の基軸通貨と呼ばれていて、多くの取引の際に基準として用いられているからです。また米ドルやユーロはスプレッドが狭いので、高騰したり急落するようなことが一定の時期を除きほとんどありません。FX取引に慣れる意味でもおすすめです。

通貨ペアの性質を知る

通貨には「基軸通貨」と「資源国通貨」が存在しています。基軸通貨である米ドルの特徴は、国際通貨のなかでも流通量が多く、貿易の決済でも扱われやすい通貨であることや、国債金融取引で基準通貨として使われていることです。現在は米ドルが基軸通貨とされていますが、今後は人民元が基軸通貨とされるのではないかと予想されています。

資源国通貨である豪ドルやカナダドル等は原油や鉄鉱石といった鉱物資源や農産物が経済を支えていることが特徴で、原油価格や金価格により通過価値が大きく左右されます。資源国通貨のことをコモディティ通貨とも呼びますが、資源価格と通貨の価格が連動している場合が多く、資源の価値が上がれば通貨の価値も上がり、資源の価値が下がれば通貨の価値が下がることが特徴です。

自身が取引に使用する通貨ペアが「基軸通貨」か「資源国通過」かを理解したうえで情報収集を行うようにすると、今後の為替動向を見抜くヒントにつながることでしょう。

【まとめ】FX初心者が失敗しない方法は?

ここまでFX初心者によくある失敗や実例を紹介してきましたが、初心者がFX取引で成功するために最も意識すべきは、基本に忠実な取引を行うことです。初心者によくある失敗を知ることで、自分も同じような失敗をしていないか客観視することができます。

失敗しないポイント

・レバレッジをおさえる

・ロスカットがかかる前に、損切りできるようにする

・必要があれば自動売買を利用する

・通貨ペアの情報収集を怠らないこと

など、FX取引の基本とされていることを理解したうえで取引を重ねることが必要です。

取引を重ねたうえでわからないことや疑問に感じることがあれば、関連記事もあわせて読んでいただければ幸いです。

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