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最近はFXをする人も増えてきました。日本では口座開設のハードルも低いので、初心者でも簡単にFXを始めることができます。FX取引にはさまざまな魅力がありますが、通貨ペアを選べるのも大きな魅力です。国内外にFX会社がありますが、最近は選べる通貨ペアが増加傾向にあります。いままでメジャー通貨しか扱っていなかったところでも、マイナーな通貨を選択できるようになっています。

マイナー通貨はこれまで扱うFX会社が少なかったので注目度が低かったのですが、最近では国内FXでも多くのところで利用できるようになっています。おすすめ通貨ペアの中でよく紹介されるのがトルコの通貨リラと日本円との組み合わせです。今回はどうしてトルコリラ(TRY)/日本円(JPY)が注目されているのか、初心者向けなのかどうかなど気になるところを深掘りしてみました。

トルコリラと日本円のFXのポイント

トルコリラ(TRY)はその名の通りトルコの通貨です。トルコは世界屈指の人口が増加していく人口ボーナス地域の一つで今後の成長が期待されています。イスラム世界の中でいち早く政教分離を取り入れ、EU加盟も視野に入れている新興国の一つになります。そういった意味で先進国からの投資資本が流入している国でもあります。

経済成長が期待されている国の通貨ということもあり、トルコリラの人気は高いです。特にFXにおいては、メジャーで取引しやすい日本円(JPY)との通貨ペアの流通量が多いことが知られています。新興国通貨の魅力の一つは、高金利である点です。トルコリラは政策金利が変動はあるものの現在でも9.75%の金利を誇ります。日本円の政策金利は、日本銀行当座預金のうちの超過準備預金の金利で-0.1%であることを考えるとこの高金利の水準は世界トップクラスです。南アフリカランドも高金利通貨として知られていますが、レポ金利は5.25%なので金利の高さだけでいえば、トルコリラに軍配があがります。

しかし、高金利であるということはその分のリスクもつきまといます。トルコは慢性的な財政赤字と経常赤字が続いている国です。いつ経済破綻してもおかしくないと言われてもいます。その意味ではマイナー通貨のトルコリラとメジャー通貨の日本円の組み合わせはある種のリスクヘッジにもなるといえるでしょう。

トルコリラと日本円はFX初心者におすすめ?

経済成長が見込めるトルコの通貨、トルコリラは日本でとても人気があります。2014年頃から日本のFX会社で取り扱われるようになり、現在はアフリカランドを抜いてスワップポイント取引でよく取引される通貨ペアの一つとなっています。

スワップポイントとは、2国間の金利差から得られる利益のことです。日本円のような低金利通貨を売って、トルコリラのような高金利通貨を買うと、両通貨の金利の差額を受け取ることができます。日本円の金利は現在マイナス0.1%程度であり、トルコリラの金利は9.75%ですから、1万通貨の取引で98円ほどの金利差額が受け取れる計算になります。

その意味で、頻繁に取引するわけではないけれど、ある程度軍資金があってお金を単に遊ばせておくのはもったいないと思う人にはトルコリラと日本円の通貨ペアによるスワップポイント運用などが初心者にもおすすめです。ただし、金利の変動は常に起こるため、常に差額を受け取れるわけではありません。

また、トルコリラと日本円の通貨ペアの最小取引額は1万通貨単位からというケースが多いです。米ドルと日本円の通貨ペアは1000通貨単位からというのが一般的なので、それに比べると初期費用が多く必要な印象を受けます。しかし、トルコリラは現在12〜13円台を推移しているので、通貨単位がメジャー通貨の10倍かかるとしても少額取引が可能なのも初心者向けです。最近はトルコリラとの通貨ペアでも1000通貨単位から取引できるところも出てきているので、より一層少額からでもFX取引ができるようになっています。

トルコリラと日本円のおすすめ投資方法

現在までのトルコリラ(TRY)と日本円(JPY)の推移をみると、過去10年、2011年から現在まで緩やかなトルコリラ高日本円安が続いています。価格の下落率は92%となっており、長期的には売りのトレンドです。長期的な投資を考えているならば、売りを基本として決済注文を出しておくのがおすすめです。

また、トルコリラは高金利なのでスワップ運用にも向いています。かつて19%以上の高金利であったトルコリラですが、現在金利の水準は9.75%と引き下げられています。それでも他の通貨に比べれば高金利であり、今後金利の引き上げが起こりにくいと言われていますが、言い換えれば現状の金利が急に変動することも今の段階ではないということです。初心者でもエントリーしやすいタイミングといえるかもしれません。

スワップ運用は、基本的に通貨を決済することで金利差でとなるスワップポイントを稼ぐ手法で、トルコリラと日本円だと利用するFX会社にもよりますが、1日持ち越すだけで金利差を受け取れるのが魅力です。コツコツと続けておけば数千円のお小遣い程度にはなるのでデイトレードなどを組み合わせて行うと良いでしょう。ただし、レバレッジが1倍でも年率10%を超えることがほとんどなので、高レバレッジをかけすぎないことが資金を守ることを意識して扱うようにしましょう。

トルコリラと日本円のFXの注意点

第一に注意したいのは、トルコ経済破綻の懸念です。財政赤字と経常赤字が続いている上、海外からの資金調達によりその利子が膨れ上がっている状態です。その反面、インフレが加熱しており、人々の生活を圧迫しています。IS(イスラム国)との闘争や周辺諸国との対立もあり、経済は停滞気味なのも注意しなければいけない点です。現在はアメリカをはじめとした先進国からの資金流入があるので経済を維持できていますが、かつてはアメリカからの経済制裁を受けてトルコショックが起きています。政治的な動きによって価格が大きく変動することもあるので注意が必要です。

また、国債の格付けが各社ともに低い点も気になるところです。S&PではBB、ムーディーズではB1といずれも投資不適格債となっています。つまり国際的信用度が低く、投機的な投資になりがちであるということです。デフォルトになる可能性が高いことを示唆しているので、FX取引でも常にハイリスクな投資であることを意識しておく必要があります。

トルコリラと日本円はどういう時に大きく変動する?

トルコリラと日本円は長期的な視点からいえばトルコリラ安日本円高が続いていますが、日々の価格変動は大きい通貨として知られています。価格変動にはいくつかのタイプがありますが、特にトルコ国内での金融政策で何かしらのアクションが起きたときに変動しやすいです。

最近では、2021年3月にエルドリアン大統領が金融引き締めを進めてきたトルコ中央銀行のアーバル総裁を解任したことから価格が大きく乱高下しました。低金利を求める大統領に対して中央銀行は現在も大幅な金利引き下げを行わないとし、事態はいったん収束しましたが、一時は最大15%もの下落となり、最安値圏に突入しました。

こうしたトルコ国内の情勢が大きな影響を与えるため、海外情勢とともにトルコの動向をしっかりと情報収集する必要がトルコリラと日本円の通貨ペアを取引する際には求められます。

トルコリラと日本円の為替に影響するニュースは?

トルコは人口ボーナス期にある将来有望な国と言われています。しかし、通貨の価格はこの10年間下がり続けている状態です。国家が発行する通貨が下落傾向にあるということは、それだけ国の信用がないということでもあります。政治的・経済的リスクが大きい上、地理的に中東諸国やヨーロッパ諸国との関係性、ひいてはアメリカとの関係性などが大きく影響します。

トルコはトルコ民族の国で周辺の他民族の国家とは長く緊張関係が続いています。UAEやエジプトとも対立していますし、首都のイスタンブールで起きたジャマル・カショギ氏殺害事件をきっかけに、サウジアラビアとの緊張状態も続いている状態です。IS(イスラム国)との長期にわたる交戦も国家の軍事費を押し上げ、国民の生活を圧迫しています。

同時にアメリカともNATOを介して同盟国ではあるのですが、2016年にクーデターが発生して以降は関係が悪化しています。アメリカではバイデン大統領になりましたが、特に関係性が改善したといったニュースは聞こえてきません。経済制裁としてトルコからの鉄鋼やアルミ製品には通常の2倍もの関税がかけられており、長期的にみてトルコ経済が停滞する危険性があります。

こうした状況下であるため、中東情勢の変化やアメリカとトルコの関係性に関わるニュースが報道されると、トルコリラと円の為替についても影響を受けることがあります。

トルコリラと日本円の通貨ペア取引まとめ

トルコリラと日本円の通貨ペアは、近年多くのFX会社によって取り扱われている通貨ペアの一つです。今後の経済発展が期待される地域であるトルコは魅力的な投資先の一つであり、多くの投資家が取引する人気の通貨ペアとなっています。

初心者にも優しい少額投資が可能なことやトルコリラの高金利を利用したスワップポイント運用もしやすいのも利点の一つです。長期的にトルコリラの価格は下落傾向にあり、売りから入れるFXでは初心者でも稼ぎやすいのが特徴といえるでしょう。

ただし、トルコは紛争が続く中東諸国との対立関係やアメリカとの関係悪化など国際情勢が不安定でその影響を受けやすいといった傾向があります。慢性的な経常赤字と財政赤字が続いており、経済破綻や国家自体の破綻などが懸念されています。投資家に人気である分、重要なトピックスがあると価格が大きく変動するといった点では、注意深く取り扱う必要がある通貨ペアといえるでしょう。

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