株式はじめ
昨日はユニ・チャームで働いてる友達と飲んだんだ

 

にゃんこ先生
年取ったらユニ・チャームのペット用のおむつ買ってにゃ
監修者
高橋禎美

監修者写真アパレル会社出身のファイナンシャルプランナー(CFP)。一種証券外務員。投資がこわいという「おかねの初心者」に向けてマネー相談、セミナーを開催。

ユニ・チャーム株式会社は、紙おむつや生理用品などを手がける日本の衛生用品の大手メーカーです。ベビーケア、フェミニンケア、ヘルスケア関連製品ではアジア1位のシェアを誇り、海外売上高比率は6割を超えるグローバル企業です。

元々の社名は大成化工株式会社といい、建材メーカーとして1961年(昭和36年)に設立されたのが始まりです。祖業である建材事業からは2002年(平成14年)限りで撤退しました。

1963年(昭和38年)に生理用ナプキンの製造を開始。

その後、生理用タンポンや化粧パフ、紙おむつ、ペット関連用品などを製造していき、現在のユニ・チャームが形作られていきました。

株式市場には1976年(昭和51年)8月、東京証券取引所第二部に上場。

1985年(昭和60年)3月に東京証券取引所第一部に指定替えしました。

証券コードは「8113」です。

かつては子会社であるユニ・チャームペットケア株式会社も上場していましたが、現在は吸収合併し、社内カンパニーの一つとなっています。

この記事では、ユニ・チャームの株について解説していきます。

ユニ・チャームの株主優待はどんなもの?今後の予想は?

 

ユニ・チャーム株式会社は現在株主優待を行っていません。

以前は行っていましたが、2006年(平成18年)をもって廃止となっています。

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当社は、平成93月より株主優待制度として、毎年331日現在の株主名簿および実質株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主様に対し、自社製品または四国の名産品の贈呈を実施してまいりましたが、株主の皆さまのご要望等を勘案し、株主の皆さまへの利益還元を公平に行なうためには、利益配分に関する基本方針に基づき現金配当と自己株式取得の2つの還元策による配当を実施することが、より有効であると判断した結果、株主優待制度を廃止とさせていただくことといたしました。

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ユニ・チャーム株式会社ホームページより引用

株主還元策として、配当を増やしていくことを方針として掲げているので、今後も株主優待の復活は無さそうです。上述の通り配当は行っていて、201912月期は1株あたり年間28円(中間配当14円・期末配当14円)の配当でした。

202012月期は1株あたり32円の年間配当(中間配当16円・期末配当16円)を予想しています。202012月期も増配となれば、19期連続増配を達成します。

過去ユニ・チャームの株価が暴落したのはどんな時?

ユニ・チャームのような、生活に密着した商品を作っている企業は、不景気になったとしても業績が落ちにくく、投資の世界ではディフェンシブ銘柄と呼ばれます。それだけに、業績に対する不安が表面化すると他の銘柄以上に株価が過敏に反応することがあります。

20195月には前期比マイナスの第1四半期決算を発表し、その後株価は約10%ほど下落しました。

そして、業績はもちろんですが、それ以外の要因で大きいのが海外事情です。ユニ・チャームは海外売上高比率6割を超える企業です。

主力はアジア・インドで、特に最近では中国で業績を伸ばしてきています。

米中貿易摩擦や、それによる為替の変動、香港での民主化デモなども株価に大きな影響を与えています。

ユニ・チャームの株価が上がるのはどんなとき?

ここ最近のユニ・チャームの株価が上がっている場面を見ると、基本的には上述の通りのあまり良くない決算で株価が一旦底を付けた後や、もしくはいわゆる「悪材料出尽くし」の場面です。

 ユニ・チャームは多少業績が悪くなったとしても、先に説明したとおり、たとえ不景気でも堅実な業績を見込めるディフェンシブ銘柄です。

 これが赤字転落ならそうはいかないでしょうが、利益自体はしっかりと出している企業です。

投資家にとっても安心感があるので、株価がある程度下がるとしっかりとした買いが入るというのが特徴です。

ですので、ユニ・チャームの株価が大きく下がる場面があれば、底打ちをしっかりと観察すると短い時間軸で利益を出すチャンスがあるということです。

ユニ・チャームの株価は今後どうなる?

ここでは、ユニ・チャームの株価が今後どうなっていくのかについて、考えてみます。

ユニ・チャームは、少子化で国内の乳幼児マーケットは減少気味ですが、大人用介護おむつで国内トップシェアを誇り、高齢化による大きなメリットを享受しています。またペット事業にも力をいれています。

海外、特にアジアでもユニ・チャームの紙おむつはトップクラスのシェアを誇り、子供用ではインドネシア、タイでシェア1位、インドでシェア2位です。

大人用紙おむつでも、インドネシアとベトナムではシェア1位を誇っています。

最大のマーケットである中国市場では、他社と熾烈なシェア争いを繰り広げていますが、決算資料を見る限りおむつ以外でも中国市場での成長が業績を引っ張っていっています。

 直近は四半期ごとの進捗率に陰りは見えますが、米中貿易摩擦が大きな要因の一つとして考えられ、米中の争いが落ち着けばリスクが一つ減ることになります。

 実際に、201612月期以降の業績を見てみると、業績は拡大傾向にあります。

(単位:百万円)

決算期 売上高 営業益 経常益 最終益
2016.12 604,653 78,277 75,835 46,971
2017.12  641,647 86,838 92,926 52,772
2018.12 688,290 95,107 91,561 61,353
2019.12 714,233 89,779 69,538 46,116
予 2020.12
760,000 100,000 98,000 63,000

利益もしっかりと出しており、成長著しいアジア・インド市場でトップクラスのシェアを誇っている商品があるということで、今後も大きく利益が落ち込む様なことは考えづらいでしょう。

 配当も連続増配を続けてきており、株主還元もしっかりと行ってきています。長い目で見れば、株価は今後も伸長していくと考えられます。

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ユニ・チャームの株主優待はどんなもの?今後の予想まとめ

ユニ・チャームに株主優待はありませんが、202012月期で19期連続増配を達成見込みです。

 紙おむつを中心に、日本はもちろん中国をはじめとするアジア各国、そしてこれからの高い成長が見込めるインドでトップクラスのシェアを持っており、将来の業績も楽しみな会社です。

一言で言えば、「優良企業」ということになるでしょう。

株式投資初心者が、これからどの銘柄に投資をするか迷っているようなら、おすすめできる銘柄の一つです

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