世界のインターネットの覇者ともいえるグーグル。
検索エンジン「Google」や動画サイト「YouTube」などは世界で使われ、スマートフォンではアップル社のiOSと競合のAndroid OSを提供していて、全世界でのシェアではAndroid OSがNo,1です。
1998年に設立された
Google社は2004年にはナスダック(NASDAQ)
に上場します。
そして、2015年に持ち株会社体制になり、
持ち株会社は「アルファベット(Alphabet)」
という社名でGoogle社に代わり上場することになりました。
現在、元のグーグル社はこのアルファベット社の子会社という位置づけになります。
アルファベット社はナスダックに上場していますが、実は日本の証券会社からアルファベット社の株を購入することができるのです。
この記事では、現在ナスダックに上場している「アルファベット社」の株の買い方について説明していきます。
グーグルの株を買うのに必要なものはこれ
アルファベット社の株を購入するために最低限必要なものは、以下の2つになります。
・外国株の取引ができる株の取引口座
・購入資金
全ての証券会社で外国株の取引ができるわけではありませんので、外国(米国)株の取引ができる証券会社での口座開設が必要となります。
その後、証券会社の取引ツールから株を購入すれば、あなたはアルファベット社の株主となります。
■企業名:Alphabet Inc.
■ティッカーシンボル(日本の銘柄コードにあたる):「GOOGL」または「GOOG」
■上場市場:ナスダック(NASDAQ)
なぜティッカーシンボルが2つあるのかというと、
アルファベット株には
クラスA株(GOOGL)とクラスC株(GOOG)の二種類
があるからなのです。
クラスA株は株主としての議決権がある株、クラスC株は議決権なしの株です。
クラスA株が普通の株、クラスC株は議決権のない特殊な株というイメージです。
どうしてこのような二種類の株があるのかというと、創業者を含む古くからの株主の議決権を守るためです。
言い換えると、新株主が増えて既存の株主の意思が会社経営に反映できなくなることを恐れているからだといえるでしょう。
新株を発行するにあたって議決権なしで発行すれば、それらを市場で買った人でも経営には口出しできないからです。
「GOOGL」と「GOOG」は別銘柄なので株価が別々に動きます。
しかし、アルファベット株はそれでも問題が起きないように措置が採られています。
議決権のないGOOG株が議決権のあるGOOGL株の価格に追随しない場合、GOOG株の保有者に対してアルファベット社が補償する
と約束しています。
このような取り決めがあるので、2種類の株価はほとんど同じ価格で動いています。
グーグルの株を買うのに初心者におすすめの証券会社はここ
アルファベットの株を購入するためには、外国株の売買ができる証券会社での口座開設が必要です。
ここでは、当サイトがおすすめする外国株の売買ができる証券会社を紹介します。
まだ証券口座をお持ちでない方は、下記リンクから口座開設をしてください。
多くの証券会社で米国株を取り扱っていますが、ここでは当サイト編集部がおススメするネット証券を紹介します。
ここに挙げた
SBI証券・マネックス証券
最低取引手数料が無料と圧倒的に安くおすすめです。
SBI証券には米国株は関係ありませんが、IPOに申込をし続けると理論上いつかは必ず当選する
「IPOチャレンジポイント」
というポイントを貯めることができます。
株式投資で勝てる確率を高められる証券会社と言っても過言ではありません。
マネックス証券は米国株の取扱い銘柄数が最多ということで、米国株に積極的に投資をしていきたい人にはおすすめです。
証券会社を選ぶ際には、長期的な視点に立ってどのようなメリットを享受できるかを考えて選ぶといいでしょう。
グーグルの株を買うのに必要な購入費用は?
それでは、アルファベット社の株はどのくらい資金があれば購入することができるのでしょうか?
2019年1月10日(木)時点の終値は下記になります。
■クラスA(GOOGL)株
・1,078.83ドル
■クラスC「GOOG」株
・1070.33ドル
米国株のほとんどは日本株と違い、単元株数は1株となります。
現在の為替レートで大まかに1ドル=109円と計算すると、
クラスA株の最低購入金額は「117,592円」、クラスC株の最低購入金額は「116,666円」
ということになります。
グーグルの株の株主優待について
現在アルファベット社は株主優待を実施していません。
そもそも米国の上場企業には株主優待という概念がありません。
株主への還元は配当金として支払うということが一般的です。
しかし、アルファベット社は収益を積極的に成長分野へ投資しているため、現在配当も行っておりません。
とはいえ、2012年年初の株価が約300ドルだったことを考えると、企業を成長させて株価の上昇で株主に還元しているという見方もできます。
グーグルの株の買い方と売り方
ここでは、アルファベット株の買い方と売り方について分かりやすく説明します。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。
2、「海外株式」で「米国株式」を選択。
3、「買い注文」を選択。
4、「ティッカー・銘柄名」部分に「Alphabet」「GOOGL」「GOOG」を入力して検索。
5、買いたい数量、価格、執行条件などを入力して注文。
6、注文内容の株価になれば約定となります。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。
2、「海外株式」で「米国株式」を選択。
3、「売り注文」を選択。
4、「ティッカー・銘柄名」部分に「Alphabet」「GOOGL」「GOOG」を入力して検索。
5、売りたい数量、価格、執行条件などを入力して注文。
6、注文内容の株価になれば約定となります。
証券会社によって多少違いはありますが、上記の手順で株の売買をすることができます。
【超初心者向け】グーグルの株の買い方はこれまとめ
ここまで、グーグル(アルファベット社)の株の買い方について説明してきました。
アルファベット社はこれからも成長の見込める、アメリカのみならず世界のインターネット企業を代表する企業です。
株価は順調に上昇してきており、あの有名投資家ウォーレン・バフェットが「投資せずに後悔している銘柄」の一つでもあります。自身が経営するバークシャー・ハサウェイの2017年の株主総会でバフェットは、「グーグル(アルファベット)とアマゾン・ドット・コムに投資しなかったことを後悔している」と言っています。
バフェットがそう言っているくらいなので、中長期投資目線では一般投資家にも魅力的な銘柄の一つであることは間違いなさそうです。
海外株に興味があれば、投資対象の一つとして検討する価値は十二分にあるといえるでしょう。