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EVメーカーのルーシッド・モーターズは、テスラのライバルとして注目されています。また、SPAC(特別目的買収会社)を利用して上場したことでも有名です。この記事では、ルーシッド・モーターズの事業内容と、株の購入方法について解説します。
ルーシッド・モーターズの株を買うにはルーシッド・モーターズの株が買える証券会社で口座開設する必要があります

ルーシッド・モーターズを購入できるネット証券

 ルーシッド・モーターズはナスダック市場に上場しているので、米国株を取り扱っているネット証券で購入できます。米国株を取引できる主なネット証券を紹介します。

 

SBI証券

SBI証券で米国株を取引する魅力の1つは、業界最低水準の手数料です。手数料は約定代金の0.45%(税込0.495%)で、最低手数料は0ドル。また、総合口座を開設した月から翌月末までの最大2カ月間、取引手数料が無料になるキャンペーンを実施しています。

 

そして、SBI証券では米国株をドル建てだけでなく、国内株式や投資信託と同じように日本円でも取引できます。

 

また、金利が受け取れる「貸株サービス」も魅力です。SBI証券では、保有する米国株式を貸し出すことで金利を受け取ることができる「米国株貸出サービス(Kastock)」を提供しています。

 

貸株中は、貸株の利息と配当金を同時に受け取ることができ、手間もかかりません。そして、貸出期間中にいつでも株式を売却できるので、売買タイミングを逃すこともありません。

楽天証券

楽天証券

楽天証券では、米国株の取引時間にリアルタイムで取引が可能です。米国市場の取引時間は、以下の通りです。

23:30~翌6:00(通常時間)

22:30~翌5:00(サマータイム)

平日に仕事をされている人も多いので、日本株の値動きをリアルタイムで見ながら取引することは難しいかもしれません。しかし米国株の場合、ニューヨーク証券取引所などの現地市場は日本の夜間も開いているため、リアルタイムで値動きを見ながら取引することが可能です。

 

また、以下のように国内最低水準の手数料も魅力です。

 

約定代金 手数料
2.22米ドル以下 0円
2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満 約定代金の0.495%(税込)
4,444.45米ドル以上 22米ドル(税込)

 

楽天証券のポイントプログラムも魅力です。楽天証券の「超割コース」なら、売買手数料の1%(大口優遇は2%)のポイントが付与されます。また、「超割コース」を選択するだけで、国内株式、外国株式、金・プラチナ、先物・オプション取引の手数料分のポイントも付与されるのです。

 

ポイントには2種類あります。「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」です。楽天ポイントコースで貯めたポイントは、楽天グループでの買い物などに利用できます。そして、楽天証券ポイントコースで貯めたポイントは、「JMBマイル」に交換してJALの特典航空券に交換したり、「楽天ポイント」に交換したりすることができます。

マネックス証券

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マネックス証券では、米国株式を売買手数料0米ドルから提供しています(上限22米ドル)。通常の手数料は、約定代金の0.495%(税込)です。

 

そして投資家のニーズに応え、随時、取扱銘柄を追加。2022

 

さらに時間外取引も可能で、逆指値注文やトレールストップ注文も利用できます。また、米国株専用のスマートフォンアプリ、レポート、セミナー、銘柄分析ツールなどの投資情報も充実。

 

銘柄分析の定番「銘柄スカウター米国株」は、米国の上場企業を分析するために利用できる無料サービスです。豊富な個別銘柄情報やニュースのほか、スクリーニング機能、ランキング機能、銘柄比較機能など、分析に欠かせない機能を多数搭載しています。

ルーシッド・モーターズ (LCID)とは

ルシットモーターズ

画像:Lucid Mortors

 

テスラの元チーフエンジニアでモデルSを開発したピーター・ローリンソン氏が率いるルーシッド・モーターズ は、EVメーカーでテスラの競合と目されています。

 

ルーシッド・モーターズ は2007年に「AtiEVa」の名で設立され、最初はほかの自動車メーカー向けに電気自動車のバッテリーやパワートレインを製造することに注力していました。しかし、201610月にLucid Motors(ルーシッド・モーターズ )に改称し、全電気自動車、高性能高級車の開発へと戦略を転換したのです。

 

そして、20217月にチャーチル・キャピタル・IVコープ(Churchill Capital IV Corp)と合併し、上場しました。

 

ルーシッド・モーターズの強みは、バッテリー効率にあります。バッテリー容量あたりの走行距離はエネルギー効率を示す指標になりますが、電気自動車のLucid Air1kWh(キロワットアワー)あたり517マイル(832キロメートル)を達成し、412マイルを達成したとされるテスラのモデルSを上回っています。また、バッテリー容量も113kWhと、こちらもモデルS98kWhを上回る見込みです。

 

その他、300マイル(480km)分を20分で充電できる超高速充電機能、最大1080馬力の高いモーター性能、空気抵抗を低減する空力ボディデザインなど、業界をリードする機能を搭載しているのです。

 

ピーター・ローリンソンはテスラのモデルSを開発

ピーターローリンソン

画像:Wikipedia

 

ルーシッド・モーターズ CEOのピーター・ローリンソンは、テスラが本格的な自動車メーカーの地位を獲得するきっかけとなった「モデルS」を開発した、自動車業界のベテランです。

 

そして今、ローリンソンは、モデルSがテスラの飛躍のきっかけとなったように、電気自動車のLucid Airでルーシッド・モーターズを本格的な自動車メーカーへと押し上げようとしているのです。

 

ピーター・ローリンソンがテスラを去ったのは、イーロン・マスクに我慢ならなくなったからです。2021年にテスラを離れたのは、主にウェールズに住む病気の母親の介護のためですが、ピーター・ローリンソンはイーロン・マスクから不当な扱いを受けていたことを明らかにしています。ただ、具体的な内容については言及を避けています。

ルーシッド・モーターズはSPACを利用して上場

SPACを利用して上場

ルーシッド・モーターズは、ニューヨーク市場に上場するSPAC(特別目的買収会社)、「チャーチル・キャピタルIV」との合併により、上場企業になりました。

 

SPACとは、有力企業の買収のみを目的とした上場会社で、上場時には実際の事業を行っていません。合併後は買収先企業が存続企業となり、上場企業となるのです。通常のIPO(新規株式公開)に比べ、上場までに必要な準備期間が短く済むので、SPAC経由での上場を選択する新興企業も増えています。

 

合併時には、サウジアラビアのPIFPublic Investment Fund)に加え、米資産運用大手のブラックロックとフィデリティ・マネジメント&リサーチが追加出資。ルーシッド・モーターズは、SPACとの合併時の評価額が最大240億ドル(約2.5兆円)に達し、過去最大規模となりました。

 

ルーシッド・モーターズは2021年後半から米国西部アリゾナ州の工場で生産を開始し、最初の車両を納入。2025年には年間135,000台を生産し、EBIT(利払い前税引き前利益)ベースでの黒字化を見込んでいます。最初の生産モデルである「エア」は69,900ドルからで、独BMWや独Daimlerのメルセデスベンツなどの高級車メーカーと競合することになるのです。

米国での存在感が高まるSPAC

米国での存在感が高まるSPAC

SPACとは、「Special Purpose Acquisition Company」の頭文字をとったもので、未公開企業や他社の事業を買収することのみを目的として上場し、自ら事業を行わない「空箱」の会社のことをいいます。どの企業を買収するのかが上場時点では不明なため、「ブランク・チェック・カンパニー」とも呼ばれています。

 

SPACブームの恩恵を受けたのが、EVや自動運転などの次世代移動技術を開発する新興企業です。米調査会社ピッチブックによると、2020年にはEVトラックメーカーのニコラなど26社がSPACとの合併による上場計画を発表し、買収規模は1,000億ドルを超えています。

 

テスラの躍進に加え、バイデン米政権がEV普及に力を入れるとの期待もあり、SPACによる有望企業の獲得競争が起きたのです。

 

通常のIPOは準備に1年程度かかり、調達額も市場環境に左右されますが、SPACとの合併であれば発表後35カ月で上場企業になることができます。

 

株価が高いうちに成長資金を素早く確保したい新興企業にとって、SPACとの合併は有力な選択肢となっているのです。

2022年はSPACブームに逆風

2022年はSPACブームに逆風

SPACは数十年の歴史があり、その前身は「ブラインドプール」と呼ばれていました。2020年に調達した資金は800億ドルを超え、それまでのすべての年の調達額を上回りました。そして2021年には1,600億ドルを超え、再び記録を更新しています。

 

しかし、2022年になってSPACブームは失速しています。202213月期の資金調達額は2021年同期比9割減となり、新興企業との合併中止件数も四半期で最多となりました。米証券取引委員会(SEC)の監視強化に加え、株価下落で投資家離れが進んでいるからです。SPACのマネーの行方と規制の動向は、日本での導入論議にも影響を与える可能性があります。

 

2022年になってSPACの設立は急減速しています。米調査会社ディール・ロジックによると、202213月に米国で上場したSPAC53社にとどまり、ピーク時の202113月期に比べて80%減となりました。

 

また、調達額も90%減の98億ドルでした。これは、米国でSPAC上場ブームが起きた20207-9月期以降、最低の調達額となっています。

 

202021年のSPACブームは、株式公開を目指す新興企業に新たな選択肢をもたらしました。SPAC推進派は、従来の新規株式公開(IPO)にはない利点を強調。利点の1つは、今後数年間の収益見通しを開示した上で上場できることです。

 

右肩上がりの利益計画を提示することで、個人投資家の資金を集めたのです。しかし、20214月にSECが誇張された事業計画に対して警告を発したことで、流れが変わりました。

 

ルーシッド・モーターズは、2021126日に米国証券取引委員会(SEC)の調査対象であることを発表。SECが調査しているのは、特別目的買収会社(SPAC)との合併によるものでした。

 

今回の調査は、米国でテスラに対抗しようとしている有望な新興企業の一つであるルーシッド・モーターズにとって打撃となり、株価は急落。

 

2021あった株価は、12月末に38.05ドルまで下落。2022年に入っても株価の下落は止まらず、511日には13.86ドルまで下落し、52週安値を更新しています。

 

2022年になって原油価格が高騰し、EV車の魅力は高まりました。さらにバイデン米大統領がEV普及拡大を訴えるなど、本来なら魅力が高まるところですが、テスラ以外のEV企業は苦戦を強いられています。

 

ウクライナ侵攻によるサプライチェーンの混乱や、米国の利上げなどを背景に、投資家はリスクを警戒し、赤字企業を厳しく見ているからです。ルーシッド・モーターズの202112月期の最終損益は25.79億ドルで、前年同期に比べて赤字幅は拡大しています。

 

ただ、20224月、ルーシッド・モーターズは新作のAir Grand Touring Performance(エア・グランド・ツーリング・パフォーマンス)を発表。EVの中では最速の1台で、1回の充電で最大516マイル走行できます。

 

Air Grand Touring Performance(エア・グランド・ツーリング・パフォーマンス)は6月から179,000ドルで販売されます。

 

今後、新作のAir Grand Touring Performanceの販売がどの程度伸びるのかに注目です。

まとめ

 SPACブームが失速し、ルーシッド・モーターズの株価も下落しています。ただ、EVは今後も成長産業で、ルーシッド・モーターズはもっとも注目されている企業の1つです。5月末の株価は20ドル前後で、12,600円(1ドル=130円)円程度で購入できるので、長期保有で少しずつ購入していく方法がおすすめです。

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