「日本最大の売れるフリマアプリ」を謳うメルカリ(証券コード:4385)。
キャッチコピーに違わず、メルカリは月間利用者数2,000万人を超え、ほかのフリマアプリを引き離し圧倒的な知名度と人気を誇ります。
そのため「メルカリの株を買ってみたい!」と考えている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、メルカリの株の買い方を初心者向けに詳しく解説していきます。
またメルカリの株価推移や業績、配当金情報もお伝えするので、メルカリへの投資を検討中の方は参考にしてみてください。
※本記事は2022年8月17日時点の情報を記載しています。
メルカリの株が買える証券会社はこちら
メルカリの株を購入するには、証券会社での口座開設が必要です。
口座を持っていない方のために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。
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IPO | NISA | 投資信託 | 単元未満株 | 外国株 | 夜間取引 |
◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ | × |
手数料 | 10万 | 30万 | 50万 | 100万 | 300万 |
売買ごと | 99円 | 275円 | 275円 | 535円 | 1013円 |
1日定額 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 | 2750円 |
※手数料は税込価格です
メルカリの株の買い方は?3ステップで解説
株式投資初心者の方向けに、メルカリの株の買い方を解説します。
全3ステップあるので、メルカリへの投資を検討中の方はステップ1から順番に進めてみてください。
ステップ1. 証券会社の口座を開設する
株の売買には証券会社の口座が必須のため、まずは「メルカリの株が買える証券会社はこちら」を参考に証券会社を選び、口座開設から始めましょう。
ネット証券はオンライン上で口座開設手続きを進められるうえ、店舗証券に比べると手数料が安い傾向なので、これから株式投資を始める方にもおすすめです。
ステップ2. 株の購入資金を口座へ入金する
口座を開設できたら、メルカリの株の購入資金を口座へ入金しましょう。
メルカリの2022年8月16日の終値は2,278円なので、例えば100株を買うなら「2,278円×100株=227,800円」前後の資金を入金する必要があります。
株価は常に上下するため、少し多めの金額を入れておくとスムーズに取引できるでしょう。
100株単位での売買が不安な方は、単元未満株の売買が可能な証券会社で口座開設するのも一つの方法です。
関連記事:1株から株が買えるおすすめの証券会社
ステップ3. メルカリの株を注文する
各証券会社のページにログインし、「メルカリ」または「4385」で銘柄検索すると、メルカリの株価チャートや関連ニュース、業績などの情報を確認できます。
メルカリの株を買う際は注文ページへ移動し、数量・価格・口座区分を入力のうえ注文してください。
初心者の方は、買付価格を指定できる「指値注文」を利用するとよいでしょう。
「成行注文」は指値注文に優先して取引成立するため早く売買したいときに有効ですが、想定外の金額で約定してしまうリスクもあるからです。
注文を入れても、市場の動きによっては取引成立しない場合があるので、注文後は取引履歴などから約定したかどうか結果を確認してください。
メルカリ(4385)|銘柄基本情報
画像引用:メルカリ
メルカリの銘柄基本情報を見ていきましょう。
株価(2022年8月16日終値) | 2,278円(最新の株価) |
単元株数 | 100株 |
最低購入価格(手数料を除く) | 227,800円 |
株主優待 | なし |
年間配当金/株 | なし |
メルカリの2022年8月16日の終値は2,278円、単元株数は100株なので、現在は25万円弱の資金があれば購入可能です。
現時点では株主優待や配当金はないため、投資する場合は株の売買による差益を狙うことになります。
メルカリの株価推移(5年間・月足)
画像引用:SBI証券
メルカリは2018年6月、公開価格3,000円で東証マザーズに新規上場しました。
「ユニコーン企業=創業10年以内で評価額10億ドル以上の未上場企業」として市場から注目されたメルカリは、公開価格を上回る初値5,000円をつけました。
しかし上場後は赤字経営によりじわじわと株価を下げ、2020年3月にはコロナ禍による株価暴落も影響して1,557円と上場来安値を更新してしまいます。
ただ、その後はコロナ禍の巣ごもり需要に後押しされるかたちで株価は上向きとなり、2021年11月には上場来高値の7,390円まで上昇しました。
2021年6月期は、上場後初の黒字決算も発表しています。
このまま続伸が続けばよかったのですが、2021年12月以降メルカリの株価は再び急激に下落しました。
2022年6月時点で、メルカリの株価は1,850円まで落ち込んでいます。
上場後、まるでジェットコースターのような激しい値動きをしているのが印象的です。
メルカリの業績
画像引用:メルカリ決算説明資料(2020年4Q)
<メルカリの業績>
売上高 | 営業利益 | 1株益 | |
2018年6月期 | 357億6,500万円 | ▲44億2,200万円 | ▲61円 |
2019年6月期 | 516億8,300万円 | ▲121億4,900万円 | ▲95円 |
2020年6月期 | 762億7,500万円 | ▲193億800万円 | ▲147.9円 |
2021年6月期 | 1,061億1,500万円 | 51億8,400万円 | 36.4円 |
2022年6月期 | 1,470億490万円 | ▲37億1,500万円 | ▲47.3円 |
メルカリは上場後、順調に売上高を伸ばす一方で、営業利益はマイナスになっています。
上場当初から広告宣伝費に多額の投資をしていたのが原因と思われますが、メルカリの決算説明資料によれば、年間広告宣伝費率は年々改善しているようです。
画像引用:メルカリ決算説明資料(2020年4Q)
2021年6月期の黒字決算から一転、次年度で再び赤字となってしまったのは、2021年の年末から増加したクレジットカードの不正利用が大きな要因です。
2022年6月期の3Q決算発表の際は、メルカリが被害補填金として16億円を計上したことが大きなニュースとなりました。
この対策として、メルカリはクレジットカードの認証システムや不正検知ツール導入に動いており、今後の不正利用被害は減少していくと見込んでいます。
また現在、メルカリはアメリカでのフリマ事業強化に挑んでいるところです。
不正利用の減少、アメリカ事業の成長により業績が改善すれば、株価は再び上昇傾向に転じるかもしれません。
メルカリは配当金なし!理由は「企業価値向上に集中するため」
現在、メルカリは配当金を出していません。
なぜならメルカリは、「事業拡大・効率化のための投資を優先し、企業価値の向上に集中するほうが株主還元につながる」と考えているからです。
メルカリの株主還元方針を見ると「将来的には、各事業年度の経営成績を勘案しながら株主のみなさまへの利益還元を検討してまいります」と記載があります。
今後メルカリの事業が成熟し、十分な利益を出せる状態になれば、配当金による株主還元が行われる可能性もあるでしょう。
まとめ:メルカリの株を買うなら口座開設から始めよう
今後の株価上昇を見込んでメルカリの株を買いたい方は、まずは証券会社の口座開設から始めましょう。
口座開設には数日かかることもあるので、先に手続きを進め、いつでも取引できる状態にしておくのがおすすめです。
またメルカリに限らず、株を購入する際は最新のマーケット情報を必ず確認し、ご自身の判断のもと投資実行してください。