GSユアサの企業情報と業績について
株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)は、旧日本電池と旧ユアサコーポレーションが経営統合して誕生した純粋持ち株会社です。
事業内容としては、自動車電池、産業用電池、電力貯蔵用電池、特殊電池、燃料電池などの電池や、比較的大規模な電源装置を中心に開発・製造・販売をしています。
中でも、自動車・二輪車用の鉛蓄電池(なまりちくでんち)で国内シェア1位、世界シェアでも2位を誇ります。
一般的にはバッテリー会社というイメージがありますが、バックアップ電源システムや無停電電源装置での国内シェアもトップです。
東京証券取引所第一部に上場しており、沿革は下記の通り。
・2004年4月 日本電池とユアサコーポレーションが株式移転により、持株会社である株式会社ジーエス・ユアサコーポレーションを設立
・2004年6月 日本電池とユアサコーポレーションの事業を会社分割により9社に承継(ジーエス・ユアサマニュファクチュアリング、ジーエス・ユアサバッテリー、ジーエス・ユアサパワーサプライなどを設立)
・2005年10月 インドのタタグループと合弁会社AutoComp GY Batteries Pvt. Ltd.を設立
・2006年1月 日本電池がユアサコーポレーションを吸収合併し、株式会社ジーエス・ユアサインダストリーに商号変更
・2007年1月 ジーエス・ユアサパワーサプライが、ジーエス・ユアサマニュファクチュアリング及びジーエス・ユアサインダストリーを吸収合併
・2007年12月 三菱商事、三菱自動車工業と合弁会社リチウムエナジージャパンを設立
・2009年4月 本田技研工業と合弁会社ブルーエナジーを設立
・2010年4月 ジーエス・ユアサパワーサプライが、ジーエス・ユアサコーポレーションの子会社株式を含む事業管理・研究開発機能を継承すると共に、ジーエス・ユアサビジネスサポートとジーエス・ユアサインターナショナルを吸収合併し、株式会社GSユアサに商号変更
・2013年 GSユアサ、ロバート・ボッシュ、三菱商事の3社で合弁会社Lithium Energy and Power GmbH&Co.KGを設立
・2014年 GS Yuasa Asia Technical Center Ltd.(タイ) 設立
・2016年 パナソニックの鉛蓄電池事業を継承しGSユアサエナジーを設立
直近の業績は以下の通り。
※いずれも単位は(百万円)
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 |
2016.03 | 365,610 | 21,909 | 21,416 | 9,030 |
2017.03 | 359,605 | 23,106 | 22,545 | 12,229 |
2018.03 | 410,951 | 21,920 | 21,387 | 11,449 |
2019.03 | 413,089 | 22,654 | 24,728 | 13,524 |
(予想) 2020.03 |
430,000 | 20,000 | 22,000 | 12,000 |
業績は安定していて、2019年3月期には売上、経常益、最終益で過去最高を記録しました。
GSユアサの今後の株価予想
GSユアサの過去5年の株価の動きを見ると、2000円~3000円のレンジ相場になっています。2017年から2019年8月時点までを見ても、ほぼ1年をかけて3000円から2000円、2000円から3000円へと株価が推移しています。
2019年8月時点では株価2000円を割っており、株価は下値水準です。PER(株価収益率)も約13倍と割安圏内です。
海外売上比率が高く、米中貿易戦争の影響や、為替が円高に振れると業績に影響を受けやすいということで、2019年8月現在の株価水準になっていることが考えられます。
しかし、長期的に見れば、現在の2000円を割っている株価水準は割安であると考えられ、株価はもう少しで3000円方向に切り返していくのではないかと考えます。
現在、各自動車メーカーが電気自動車(EV)、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)などのエコカーに力を入れていますが、GSユアサはそこで採用されるリチウムイオン電池関連銘柄として有望株の1つに数えられています。
GSユアサの株主優待と配当について
株式会社ジーエス・ユアサコーポレーションは株主優待を実施していません。(2021年3月期)
配当は行っており、2021年3月期は1株あたり年間配当35円の予想となっています。(期末配当35円)
2020年3月期は中間配当15円・期末配当35円の1株あたり年間合計50円の配当でした。
GSユアサの株を買うのにおすすめの証券会社
ここでは、GSユアサの株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。
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IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
〇
△
×
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
550円
550円
550円
550円
2750円
GSユアサの株の買い方
ここでは、GSユアサ株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「ユアサ」「6674」などで検索。 3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。 4、買いたい株数を入力。 5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「ユアサ」「6674」などで検索。 3、現物で買っている場合は「現物売」、信用で買っている場合は「信用返済売」を選択。 4、売りたい株数を入力。 5、売りたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている買い注文の一番高い金額で売る場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
証券会社によって多少表記される文言が違う場合はありますが、上記の手順で株の売買をすることができます。
GSユアサの株は今後どうなる?株主優待や配当まとめ
GSユアサはグローバルに事業を行っており、国内のみならず海外でもトップクラスのシェアを誇る製品を持つ優良企業です。株主優待は行っておりませんが、着実に配当は行っていて、これから投資を始める株初心者にもおすすめできる銘柄です。
グローバル企業であるがゆえに、世界情勢や為替の変動を受けやすいという側面もありますが、米中貿易戦争や円高で株価が下がっている時こそが買い時でもあります。
GSユアサ株に興味をお持ちであれば、是非検討してみてください。