【超初心者向け】森永製菓の株主優待と今後の株価予想

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森永製菓株式会社は、日本の大手お菓子メーカーです。
日本人であれば、誰もが森永製菓のお菓子を口にしたことがあるでしょう。

森永乳業は兄弟会社であり、同じ敷地内に両社の本社が存在します。
製菓・乳業の経営統合が検討されたこともありましたが、現在はその話は立ち消えとなっています。

創業は1899年（明治32年）で、森永西洋菓子製造所がはじまりです。当時はマシュマロの製造を行っていました。
設立は1910年（明治43年）、株式会社森永商店として会社組織になりました。

現在も使われている、トレードマークにエンゼルマークが採用されたのは、1905年（明治38年）のことです。

その後様々なヒット商品を生み、日本を代表する菓子メーカーとして存在感を高めていきます。

株式市場には1949年5月16日に上場し、現在も東証1部に上場しています。

一般にはあまり知られていませんが、以前は薬品の製造も行っており、1944年（昭和19年）に初めてペニシリンの国産化に成功したのも森永です。

ここからは、森永製菓の株について詳しく紹介していきます。

森永製菓の株主優待と配当はこれ

残念ながら森永製菓株式会社は、現在株主優待を行っていません。

配当は行っていて、2019年3月期は1株あたり年間66円（期末配当のみ）の配当でした。
2020年3月期は1株あたり72円の年間配当の配当でした。

森永製菓の今後の株価はどうなるの？

ここでは、森永製菓の株価が今後どうなっていくのか考えてみましょう。

まずは、森永製菓のここ数年の業績から見てみましょう。

（単位：百万円）

2019年3月期は過去最高益でした。
そればかりではなく、ここ数年過去最高益を更新し続けてきています。

森永製菓は海外売上高比率が約6%と、ほぼ日本国内だけで過去最高益を叩き出しているのは大したものです。

ただし、グローバル化が叫ばれてしばらく経つこの時代に、海外売上高比率がたったこれだけというのは海外進出に苦戦していることがうかがえます。

とはいえ、ライバルの明治も同様の比率なので、この分野の海外進出は容易ではないのかもしれません。

反対にポジティブに捉えると、今後の海外進出に期待ができるということでもあります。

過去の業績推移を見ると、今後もしばらく業績には期待が持てそうです。北米・アジア中国でのハイチュウの販売強化とウィダーインゼリーのような健康（ウェルネス事業）で拡大を目指していくそうなので、今後そのあたりが中長期的に株価に影響を与えそうです。

PER（株価収益率）は約16倍と、同業他社と比べても少し低い数値で割高感はありません。

PBR（株価純資産倍率）は同業他社と同水準で、同様に割高感は感じません。

国内市場は、人口減少によって市場は縮小傾向にあるので、このままの事業内容であれば今後の海外事業がどうなっていくのか？
もしくは、国内市場で新ジャンルを築いていけるか？

これらの成果によって、今後の株価がどうなっていくのか決まっていくでしょう。

現在国内では健康部門に力を入れていて、「10秒チャージ」のキャッチフレーズで知られる「inゼリー」は国内トップシェア、系列商品の「inバー」も順調に業績を伸ばしています。

となると、やはり海外での動向に注目ですが、総合的に考えると長期的な目線では株価の上昇に期待が持てそうではあります。

森永製菓の株を購入するのに必要なものと最低資金はこれ

森永製菓株式会社の株を購入するために最低限必要なものは、以下の2つになります。

・株の取引口座

・購入資金

まずは証券口座を開設して、森永製菓の株を購入するために必要な資金を入金しましょう。

株価は日々変動しますが、2020年8月3日（月）時点の終値で計算すると最低必要資金は以下になります。

■2020年8月3日（月）の終値
・3,910円

単元株数は100株なので、最低購入金額は「391,000円」ということです。

入金が完了すると、証券会社の取引画面から森永製菓の株を購入することができます。

森永製菓の株を初心者が購入するのにおすすめの証券会社

ここでは、森永製菓の株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。

森永製菓の株主優待と今後の株価予想まとめ

森永製菓の株や今後の株価予想について解説してきました。

残念ながら、お菓子メーカーである森永製菓に株主優待はありません。
もし優待があれば、特にお子さんがいる方には喜ばれる優待内容だったでしょう。

ただし、配当はしっかりと行っています。
業績も堅調で利益もしっかりと出しているので、投資初心者にも手を出しやすい銘柄だと言えるでしょう。

個人的には今後の海外事業について、注目したいところです。