株式はじめ
がんの薬に注力している会社に投資したいな

にゃんこ先生
これからがん治療薬は需要がどんどん増えるにゃ

第一三共株式会社は、日本の大手医薬品メーカーです。

日本国内では、同分野での売上高で常に5位以内に入っている企業です。

 2005928日に、三共株式会社と第一製薬株式会社が経営統合して発足しました。 

北米・ヨーロッパを中心に海外拠点を数多く抱え、全世界をマーケットとしていますが海外売上高比率は約40%と、他の国内大手製薬メーカーに比べると海外比率は少し低い水準となっています。

第一三共はこれからマーケットが更に拡大していくことが予想されるがん治療薬の創薬に力を入れていて、この分野で先進的企業になることを目指す中期経営計画を掲げています。

 

株式市場においては東証一部に上場していて、証券コードは「4568」です。

ここからは、第一三共の株について詳しく紹介していきます。

第一三共の株主優待と配当について

第一三共株式会社は、現在株主優待を行っていません。

 

配当は行っていて、20193月期は1株あたり年間70円(中間配当35円・期末配当35円)の配当でした。

2020年3月期は1株あたり70円の年間配当(中間配当35円・期末配当35円)を予想しています。

第一三共の株価は今後どうなるの?

ここでは、第一三共の株価が今後どうなっていくのかについて考えてみます。

 まずは、ここ数年の第一三共の業績から見ていきましょう。

 (単位:百万円)

決算期 売上高 営業益 経常益 最終益
2016.03   986,446 130,412 122,388 82,282
2017.03 955,124 88,929 87,788 53,466
2018.03  960,195  76,282  81,021 60,282
2019.03  929,717 83,705 85,831 93,409
2020.03 970,000 135,000 135,000 110,000

ここ数年の業績を見ると、利益はしっかりと出していますが成長性は感じられません。

 

会社の中期経営計画でがん治療薬に力を入れる方針を立てたのも、2020年代半ばには25兆円規模になるという巨大なマーケットでポジションを築いて右肩上がりの成長をさせるということの意志の表れでしょう。

 

第一三共はそのために、2019年3月に英製薬大手のアストラゼネカと提携すると発表しています。

 第一三共は元々循環器と感染症薬に強みを持っていますが、がん治療薬の分野においては実績もあまりなく、売上も全社的に見ると小さいものでした。

 

がん領域に強いグローバル企業であるアストラゼネカとの提携は、今後の事業展開に大きなプラスの要素をもたらすと考えられています。

 実際に提携が発表された直後には、株価はストップ高を付けたほど投資家には好感されました。

 第一三共の株価はアストロゼネカとの提携が発表されて以降、おおむね右肩上がりで緩やかな上昇をしてきました。

 

そのため、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)は同業他社と比較すると高めで、若干の割高感を感じますが、これは多くの投資家が将来性を期待して買っているという見方もできます。

 新薬の開発ラインも豊富にあり、現在進捗状況はおおむね順調です。

がん治療薬の領域は需要も大きく、上述したようにマーケットもかなり大きいです。

この分野で成功を収めることができるのであれば、現在の株価を大きく上回っていくことは確実です。

第一三共はがん治療薬の分野で、2025年までに売上高3000億円規模にするという野心的な目標を掲げています。

順調に進捗するようであれば、株価にも大きな期待を持つことができます。

 

第一三共の株価に影響するニュースはどんなの?

 

ここでは、第一三共の株価に影響を及ぼすのはどのようなニュースなのか考えてみましょう。

 

株価に影響を及ぼす要因として一番大きいものは、上場企業なのでもちろん業績に直結することです。

特に現在の第一三共の株価に大きな影響を及ぼしそうなものをピックアップすると、以下の3つが挙げられます。

 

・新薬の開発に関わるニュース

⇒再三お伝えしているとおり、第一三共は現在がん治療薬の創薬に力を入れています。

新薬開発にはいくつかのフェーズ(段階)があります。

そのフェーズごとに当局の承認を得たりするのですが、順調に承認を得られると新薬開発がうまく進んでいるということで投資家に好感されて株価が上がる可能性が高いのです。

反対に承認が得られなかったり治験で効果が認められないと、新薬開発が上手く進んでいないということで株価が大きく下落することがあります。

・自社開発製品の特許切れ

⇒日本おける医薬品の特許は特許出願日より20年です。マーケットの大きいアメリカにおいても同様です。

特許が切れると独占権が無くなり、同じ成分で作られる「ジェネリック医薬品」が販売され始めます。

 特許切れは製薬会社の売上に大きな影響を及ぼす可能性が高いのです。

・海外情勢(政治や経済)

⇒他社に比べれば比率は少ないとはいえ、第一三共の売上の4割程度は海外におけるものです。

海外の政治や経済動向によって、株価が影響を受ける可能性は大いにあります。

初心者が第一三共の株を購入するのにおすすめの証券会社

ここでは、第一三共の株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。

【PR】

1位 楽天証券

楽天証券

おすすめポイント
取引するだけで楽天ポイントがどんどん貯まる!
・貯めた楽天ポイントで現金を使わずに投資信託に投資ができる!
・楽天会員なら30秒で口座開設完了!
 ※楽天会員でない方も2分程度で口座開設できます
・株式取引で人気の高いツール「マーケットスピード」を無料で利用可能
IPO NISA 投資信託 単元未満株 外国株 夜間取引
×
手数料 10万 30万 50万 100万 300万
売買ごと 99円 275円 275円 535円 1013円
1日定額 0円 0円 0円 0円 3300円

※手数料は税込価格です

2位 マネックス証券

株・投資信託ならネット証券のマネックス

おすすめポイント
投資初心者向けサポートNO,1!※無料のオンラインセミナーは年間約200本開催!
米国株の取扱銘柄数5,000超!
NISA口座での国内株式の売買手数料は実質0円!外国株式の買付手数料も実質無料
・信用取引デビュー応援!
 信用取引口座開設後、31日間の信用取引での株式売買手数料を全額キャッシュバック!(最大10万円まで)
IPO NISA 投資信託 単元未満株 外国株 夜間取引
×
手数料 10万 30万 50万 100万 300万
売買ごと 99円 275円 275円 535円 1013円
1日定額 550円 550円 550円 550円 2750円

※手数料は税込価格です


3位 松井証券

松井証券

おすすめポイント
・現物取引でも信用取引でも、1日の合計約定代金が100万円まで手数料が無料!
・デイトレーダー向けの「一日信用取引」なら手数料が完全無料!
・取扱い投資信託は全て購入時手数料無料!
・銘柄検索をするのに超便利!さまざまな情報ツールが無料で使える。
IPO NISA 投資信託 単元未満株 外国株 夜間取引
×
手数料 10万 30万 50万 100万 300万
売買ごと - - - - -
1日定額 0円 0円 0円 1100円 3300円

※手数料は税込価格です


4位 SBI証券

おすすめポイント
・「みんなの株式 2021年ネット証券年間ランキング」にて、7年連続総合1位を獲得!
IPO取扱い銘柄数全証券会社中NO,1!
 ※2021年は125社中122社を取扱い
・いつかはIPOが当選するかも?「IPOチャレンジポイント」
・Tポイントを使って投資信託を購入できる!
IPO NISA 投資信託 単元未満株 外国株 夜間取引
手数料 10万 30万 50万 100万 300万
売買ごと 99円 275円 275円 535円 1013円
1日定額 0円 0円 0円 0円 1691円

※手数料は税込価格です


 

第一三共の株価は今後どうなる?まとめ

 

ここまで第一三共の株について紹介してきました。第一三共は日本の製薬メーカーの中でも売上高TOP5に入る企業です。

ここ最近の業績は伸び悩んでいますが、現在がん治療薬の分野に注力しています。

利益はしっかりと出しているので、株主優待や配当はしっかりと行っていて、そういう部分では投資初心者でも買いやすい銘柄だと言えるでしょう。

今後は新薬の開発状況に注目です。

がん治療薬の開発がうまく進めば、第一三共の株価に大きな影響を与える可能性は極めて高く、新薬が発売されれば自ずと会社の業績も上がっていくでしょう。

今後の第一三共の動きには要注目です。

おすすめの記事