大塚ホールディングスの企業情報
大塚ホールディングス株式会社は、家庭用医薬品「オロナインH軟膏」や、スポーツドリンク「ポカリスエット」、栄養食品「カロリーメイト」などでその名を知られる大塚製薬をはじめとする、「大塚グループ」の持ち株会社です。
主要なグループ会社にはその他、「ボンカレー」の大塚食品や「チオビタドリンク」、「ソルマック」などの大鵬薬品工業、持分法適用会社としてアース製薬やニチバンなどがあります。
以前の大塚グループは全体を統括する親会社がなく、それぞれの会社が株式を相互に持ち合いしている状態でした。
2008年にグループ経営を強化する意味で、大塚製薬が株式移転により親会社として大塚ホールディングスを設立。
他のグループ会社も傘下に収まり、持株会社体制を取るようになりました。
ポカリスエットなどの飲料や機能性食品での認知度が高いですが、実は国内5大製薬メーカーの1つでもあります。(他は武田薬品工業・アステラス製薬・第一三共・エーザイ)
創業は1921年(大正10年)、大塚武三郎によって、大塚製薬グループの源流である大塚製薬工場が徳島県鳴門市に創立されたことが始まりです。
1953年(昭和28年)にはオロナイン軟膏(現・オロナインH軟膏)を発売。大ヒット商品となり、これをきっかけに1964年(昭和39年)大塚製薬工場から四国以外の販売部門が分社化され、子会社として大塚製薬株式会社が設立されます。
その後、
1965年(昭和40年)、オロナミンCドリンクを発売。
1980年(昭和55年)、ポカリスエットを発売。
1983年(昭和58年)、カロリーメイトを発売。
1988年(昭和63年)、ファイブミニを発売。
証券市場には2010年12月15日、東京証券取引所第一部に上場。
2017年1月24日には日経平均構成銘柄に採用されました。証券コードは「4578」です。
大塚ホールディングスの配当と株主優待
大塚ホールディングス株式会社は株主優待を実施しています。(2019年12月期)
・権利確定月:12月末 ・優待内容:自社グループ製品の詰め合わせ(3000円相当) ・優待対象者:100株以上保有の株主
配当も行っており、2019年12月期は1株あたり年間配当100円の予想となっています。(中間配当50円・期末配当50円)
2018年12月期は中間配当50円・期末配当50円の1株あたり年間合計100円の配当でした。
大塚ホールディングスの今後の株価予想
大塚ホールディングスは上場以来、長期的に株価は上昇を続けてきました。
2018年は年間を通して株価5000円近辺を推移していましたが、市況の悪化により同年12月から株価は下落基調で、2019年8月時点では株価4000円を割っています。
とはいえ、決して業績が悪いわけではありません。
過去最高売上を記録した2013年度(1兆4500億円)や2015年度(売上1兆4400億円)に比べると、2018年度は売上1兆2900億円と下がっているように見えますが、2015年はエビリファイという薬の契約一時金とマイルストン収入が大きかったためで、業績が大幅に下降しているわけではありません。
2019年度は売上1兆3900億円、営業益は前年比38.5%増の1500億円を予想しています。
大塚製薬の強みは、海外売り上げが全体の約半分を占めているというグローバル展開の強みがあります。
一般の方には飲料や機能性食品などで馴染みが深い大塚製薬ですが、すでに説明した通り、実は国内5大医薬品メーカーのうちの1社なのです。
一般の方が海外旅行に行ってもあまり実感することはありませんが、大塚製薬の薬は海外でもかなり売れているのです。
特に、非定型抗精神病薬「エビリファイ」は大ヒット商品で、2013年1月~12月の年間米国全医薬品売上で1位、世界の全医薬品売上ランキングで7位になるほどでした。
また、一般の方でも実感できることとして、ポカリスエットをはじめとする商品も海外でよく見かけることができます。
創薬も現在複数製品がラインナップされていて、将来的な期待もかなりできます。
普通に考えれば、株価が4000円を割れている水準はチャンスで、これから5000円近辺まではしっかりと戻していく可能性は高いでしょう。
大塚ホールディングスの株を買うのにおすすめの証券会社
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10万
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50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
550円
550円
550円
550円
2750円
大塚ホールディングスの株の買い方
ここでは、大塚ホールディングス株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「大塚HD」「4578」などで検索。 3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。 4、買いたい株数を入力。 5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「大塚HD」「4578」などで検索。 3、現物で買っている場合は「現物売」、信用で買っている場合は「信用返済売」を選択。 4、売りたい株数を入力。 5、売りたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている買い注文の一番高い金額で売る場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
証券会社によって多少表記される文言が違う場合はありますが、上記の手順で株の売買をすることができます。
大塚ホールディングスの株主優待はなにがもらえるの?まとめ
日本屈指の製薬メーカーである大塚ホールディングスは、株主優待も配当も行っていて、身近に見かける商品のメーカーでもあるので、これから株を始めるという初心者にもとても買いやすい銘柄であると言えるでしょう。
現在のところ業績も安定していて、ヒット商品も数多く持っているので投資対象としては申し分ありません。
是非購入を検討してみてはいかがでしょうか。