芝浦機械株式会社は、東証1部に上場する総合機械メーカーです。
工作機械からスタートした技術を射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機、印刷機械、精密加工機、微細転写装置、電子制御装置、ロボット、油圧機器、鋳物、半導体装置など、様々な事業に展開しています。
世界中に拠点を持ち、グローバルに事業を展開している企業で、ダイカストマシンでは世界シェアトップを誇ります。
芝浦製作所(現:東芝)の出資により、1938年に分社化。
以後も東芝が筆頭株主で持分法適用会社でしたが、2017年に東芝が所有していた株式の大半を自己株式として取得。東芝は筆頭株主から外れ、関連会社でもなくなりました。
1961年に芝浦工機と合併、社名を「東芝機械」に変更して以来、関連会社でなくなったあとも含めて長らく社名に東芝を冠していましたが、2020年4月1日に現在の「芝浦機械」に社名変更を行いました。
東証1部には1949年8月1日上場。
証券コードは「6104」です。
ここからは、芝浦機械の株について詳しく紹介していきます。
芝浦機械(株)の今後の株価の見通しについて
まずは、芝浦機械の株価が今後どうなっていくのか考えてみましょう。
芝浦機械は感染症ショックの影響を受けており、直近の業績は苦戦を強いられています。
(単位:百万円)
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株益 | 1株配当 |
2017.03 | 111,327 | 4,473 | 5,406 | 1,776 | 59.4円 | 12円 |
2018.03 | 116,862 | 4,640 | 6,982 | 5,016 | 207.8円 | 14円 |
2019.03 | 117,405 | 3,834 | 5,573 | 4,079 | 169.0円 | 45円 |
2020.03 | 116,761 | 3,529 | 3,825 | 7,338 | 304.1円 | 85円 |
予 2021.03 | 92,000 | -1,400 | -2,400 | -2,600 | -107.7円 | 199.3円 |
主に自動車向け需要の低下や、設備投資の世界的な需要低下が要因です。
そのため、希望退職や構造改革を実施していて、2021年3月期にはその費用も重くのしかかってきています。
ここ5年のチャートを見てみましょう。
yahoo.co.jpより(参考:yahooフィナンス)
特に方向感は感じられません。
2020年1月に株価が上昇しているのは、旧村上ファンド系の株式会社オフィスサポートからTOB実施を通告されたためです。
結局実施されなかったので、その後株価は大きく下落しています。
ただし、配当は大幅増配となりました。
気になる今後の業績についてですが、EV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッドカー)などの需要は復調傾向で、5G関連向けの需要も拡大傾向、大型の設備投資も徐々に復調傾向にあります。
感染症のワクチン接種が始まり、ある程度先が見通せる状況になったことが要因ですが、これは芝浦機械の株価にとっても大きなプラス要因です。
中長期スパンで考えると株価は上昇していく可能性が高そうです。
過去のチャートを見る限り、2000円がボトムラインとして意識されています。
もしこのあたりまで株価が下がることがあれば、迷わず買っても良さそうです。
芝浦機械(株)の株主優待と配当について
芝浦電気株式会社は株主優待を行っておりません。
配当は行っていて、2020年3月期は1株あたり年間85円(中間配当42.5円・期末配当42.5円※中間・期末とも記念配当5円含む)の配当でした。
2021年3月期は1株あたり年間199.3円(中間配当37.5円・期末配当37.5円・特別配当124.3円)の配当を予想しています。
芝浦機械(株)の株の購入の仕方
ここでは、芝浦機械の株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「芝浦機械」「6104」などで検索。 3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。 4、買いたい株数を入力。 5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「芝浦機械」「6104」などで検索。 3、現物で買っている場合は「現物売」、信用で買っている場合は「信用返済売」を選択。 4、売りたい株数を入力。 5、売りたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている買い注文の一番高い金額で売る場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
証券会社によって多少表記される文言が違う場合はありますが、上記の手順で株の売買をすることができます。
芝浦機械(株)の株が買える証券会社
ここでは、芝浦機械の株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。
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IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
〇
△
×
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
550円
550円
550円
550円
2750円
芝浦機械(株)の株の購入の仕方と株主優待についてまとめ
ここまで芝浦機械の株について紹介してきました
一見高配当企業に見えるかもしれませんが、前述したとおりオフィスサポートにTOBを仕掛けられたため、特別配当を行ったものです。
直近の業績が赤字ということを考えると、今後の配当が厳しくなる可能性も考えられます。
ただ、芝浦機械を取り巻く事業環境は悪くありません。
今後5Gや電気自動車など新技術がどんどん世の中に出回ってきますが、それらを支えるのが芝浦機械のようなメーカーであることは間違いないからです。
舵取りされ間違えなければ、将来的に業績を伸ばしていくことは十分可能です。
過去のチャートを見ると株価のボトムが分かりやすいというのも、投資家にとってはプラス材料でしょう。
気になる方は今後の株価の動きやニュースをチェックしてみてください。