コンビニ業界首位のセブンイレブン。

元々はアメリカ発祥のコンビニエンスストアですが、日本ではイトーヨーカ堂がセブンイレブンのフランチャイジーとなり、1974年5月に日本第一号店となる豊洲店をオープンしました。

その後アメリカのセブンイレブン運営会社は経営破綻により、1991年に日本のイトーヨーカ堂とセブン-イレブン・ジャパンが共同出資する会社の傘下になりました。

2005年にはセブン&アイグループの完全子会社となっています。

現在は「株式会社セブン&アイ・ホールディングス」として東証1部に上場しており、一般投資家でもセブンイレブンの株を購入することは可能です。

 ここでは、セブンイレブンの株の購入の仕方を説明していきます。
セブンイレブンの株を買うにはまず証券会社に口座を開設してお金を入金しましょう、証券会社から株の購入の発注を出します。

セブンイレブンの株を購入するのにおすすめの証券会社

ここでは、セブンイレブンの親会社セブン&アイ・ホールディングスの株を購入するために当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。

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セブンイレブンの株価は他のコンビニの株価と比べて安い?高い?

現在日本のコンビニは大手3社がダントツの店舗数を誇り、その他のコンビニチェーンを大きく引き離しています。

店舗数で1万店舗を超えるのはセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの3社のみで、セブンイレブンにいたっては2万店舗を超えています。

大手3社は全て上場しているので、ここではセブンイレブンの株価は他のコンビニチェーンと比べて安いのか?それとも高いのか?

その他の2社と比較してみましょう。株価を絶対的な金額で比較すると、高いのか安いのか正しい判断はできません

A社の株価が1000円で、B社の株が2000円だった場合、絶対的な金額ではB社の方が高いですが、発行株数や売上規模、利益額などの要素が考慮されていないからです。

株価の割安度・割高度を図る指数はいくつか存在しますが、ここでは「PER」を元に計算してみることにします。

「PER」とはPrice Earnings Ratioの略称で、日本語にすると株価収益率です。

株価と利益で割安度を計るもので、簡単に説明すると「現在の利益を「何年」出せば現状の株価と同一になるか?」を表したものです。

PERの数値は低いほど割安と判断されます。

「PER」=「株価」÷「1株あたり純利益」(=時価総額÷純利益額)

上記の式で求めることができます。

PERが何倍だから割安・割高という絶対的基準はなく、業種によってPERの水準は異なるため、同業種間の企業の比較に用いることが一般的です

それでは、コンビニ大手3社のPERを導き出してみましょう。

※数値は2019年度の会社側予想数値を使用。

※株価は2019618日(火)の終値を使用。

■セブンイレブン(株式会社セブン&アイ・ホールディングス)のPER

3,699円(株価)÷237.40(会社側予想1株利益)=15.58倍

■ファミリーマート(ユニー・ファミリーマートホールディングス株式会社)

2,658円(株価)÷98.79円(会社側予想1株利益)=26.91倍

■ローソン(株式会社ローソン)

5,090円(株価)÷179.89円(会社側予想1株利益)=28.30倍

PERは上記の様になり、PERだけを見るとコンビニ大手3社の中ではセブンイレブンが一番割安だということになります。

セブンイレブンのこれまでの株価と今後の株価の展望は?

セブン&アイ・ホールディングス株の株価は、2016年から4,000円~5,000円の間を行ったり来たりしていました。

2019年3月に入り株価は4,000円を割り、3,500円近辺で推移しています。

これはセブンイレブンだけではなく、下記の様な憶測があるため、小売り全般で同時期に株価が下がっています。

市場では「小売セクターは人件費の上昇が収益の重荷となっている構図が浮き彫りとなっている。また、それを相殺するために春から商品値上げに動く企業が増えそうだが、これが消費者の購買意欲に影響を与え悪循環に陥る可能性もある。個別株ベースでは商品値上げは株価にポジティブ材料として作用しやすいが、全体観として相次ぐ値上げは小売セクターの株価を重くする要因として注意が必要だ」(準大手証券ストラテジスト)

出所:みんなの株式

また、コンビニといえば話題になっているのが24時間営業を続けるのかどうか、ということでしょう。

20192月にセブンイレブンのフランチャイズオーナーが人手不足で時短営業をしたことで、本部から違約金の支払いを求められたことから始まったこの問題。

その後ほかのコンビニチェーンにも問題は波及していきました。

 現在セブンイレブンは短縮営業を容認する方向に向かっていますが、収益の圧迫を懸念する声もあります。

確かに一時的には売上・利益が減少する可能性はありますが、そんなに大きな影響は出ないのではないかと考えています。

セブンイレブンは現在海外事業も好調で、2019年に現地企業と組んでのインド進出も発表されました。アジア各国とアメリカで成功を収めている海外展開がインドでも成功する確率は高いと考えます。

また、24時間営業をやめる店舗もすべてではありません。それに、24時間を営業をやめて業績を伸ばしたロイヤルホストの例もあります。

ロイヤルホストは24時間営業をやめる決断をすることで、従業員のサービス向上やメニューの改良、料理の質の向上を行い、24時間営業をしていた頃よりも業績を伸ばしているのです。

飲食と小売りという違いはあれど、ロイヤルホストよりも経営基盤がしっかりしているセブン&アイ・ホールディングスもしっかりと対応できる可能性は高いでしょう。

個人的には日本国内で24時間営業をしない店舗が増えるリスクよりも、それに伴う店舗運営の改良やインド進出の様な新規展開のメリットの方が大きいと考えています。

ここ数年の中でも、セブンイレブンの株価は現在低水準になります。中長期目線では株価は上場していく可能性が高いでしょう。

インド進出が成功すれば、株価は予想を上回って大幅に上昇していくという期待もあります。

セブンイレブンの株の株主優待と配当について

 

セブンイレブンの親会社である株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、株主優待を実施していません。20202月期現在)

配当は行っており、2020年2月期は1株あたり年間95円の配当予想となっています。(中間配当47.50円・期末配当47.50円)

2019年2月期は中間配当47.50円・期末配当47.50円の年間配当95円でした。

セブンイレブンの株の購入の仕方

 ここでは、セブンイレブンの株の買い方と売り方について分かりやすく説明します。

セブンイレブンの株の買い方

1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。

2、銘柄検索で「セブン」「3382」などで検索。

3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。

4、買いたい株数を入力。

5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。

6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります)

7、「注文」ボタンを押せば注文完了。

8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。

セブンイレブンの株の売り方

1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。

2、銘柄検索で「セブン」「3382」などで検索。

3、現物で買っている場合は「現物売」、信用で買っている場合は「信用返済売」を選択。

4、売りたい株数を入力。

5、売りたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている買い注文の一番高い金額で売る場合は「成行」にチェックを入れる。

6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります)

7、「注文」ボタンを押せば注文完了。

8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。

証券会社によって多少表記される文言が違う場合はありますが、上記の手順で株の売買をすることができます。

初心者でもわかりやすいセブンイレブンの株の購入の仕方まとめ

 

この記事ではセブンイレブンの株について解説してきました。

親会社であるセブン&アイ・ホールディングスの傘下には、セブンイレブンのほか、デニーズやイトーヨーカ堂、百貨店のSEIBU・そごう、セブン銀行などがあります。

身近な会社なだけに、初心者でも株を買いやすい銘柄だと言えるでしょう。

株式投資デビューに向いている銘柄の一つです。

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