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楽天証券でつみたてNISAを始めてみたいけど、わからないことが多く、一歩踏み出せないという方はいらっしゃいませんか。
この記事では、まずつみたてNISAについてわかりやすく説明していきます。
さらに、楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットから他社との比較など、投資初心者の方が疑問に感じる不安点を解消していきます。
そもそもつみたてNISAって?
「つみたてNISAとNISAは何が違うの?」
「会社でiDeCoを始めるように言われたけど、つみたてNISAとは違うの?」
これは、投資初心者の方からよく聞かれるものです。
一般NISA、つみたてNISA、iDeCo、これら3つには明確な違いがあるので、解説していきます。
簡単に言えば、一般NISAは自分で売買、つみたてNISAは毎月自動積立、iDeCoは老後のための資金準備のための仕組みです。
一般NISAとは
「つみたて」が付かない通常のNISAから説明していきます。
一般NISAは2014年にスタートした、投資のための非課税システムです。
通常、投資信託や株式を売却した時に利益がでると20%ほどが課税されます。しかしNISAで売買した取引については、利益に対して課税されません。
例えば、10万円で買った投資信託が値上がりして20万円になったとします。通常は10万の利益の20%ほどが税金として引かれてしまうので、手元に残るのは18万円ほどになります。税金重いですね。
しかし一般NISAで取引すると、非課税になるので手元には20万円がそのまま戻ってきます。
とはいえ、一般NISAの注意点として「自分で売買する」という点があります。
いくら税金がかからないとはいえ、投資初心者の方が自分で株式市場を見ながら、銘柄を選び、「ここで買い!」「これで売り!」と取引を行うのは、かなりハードルが高いですし、ほとんど不可能に近いと言っても過言ではありません。
「一般NISAの口座を作ったものの、何を買ったらいいのかわからなくて、放置している」という方も多くいらっしゃいました。
そこで登場したのが、次に説明するつみたてNISAです。
つみたてNISAとは
つみたてNISAの最大の特徴は「決まった銘柄を自動で積立をしてくれる」という点にあります。
学生や社会人の方は日中、学校に行ったり、働いていたりと忙しいので株式市場を見ている時間が取れないものです。
そんな時でも、つみたてNISAであれば、自分が設定したタイミングで投資信託を自動買付してくれるので便利です。
また、一番難しい銘柄の選定も、つみたてNISAなら安心です。
つみたてNISAでは、金融庁が「長期的な投資に向いている」と認めた投資信託の銘柄のみが買付の対象になっているからです。
つみたてNISAの銘柄に選定されている投資信託は「インデックス型」と呼ばれるものがほとんどです。
インデックス型とは「ある指数に連動した値動きをするもの」という意味。
例えば「日経平均連動型」とあれば「日経平均と同じ値動きをするもの」というイメージです。日経平均が上がれば、投資信託も値上がりします。反対に、日経平均が下がれば、投資信託も値下がりします。
日経平均以外にも、米国のS&P500(米国の日経平均のようなもの)に連動するものや、全世界の株式市場に連動するものなど、指標はさまざまです。
つみたてNISAとiDeCoの違いは
「iDeCoをやっているけど、つみたてNISAとは違うの?」
iDeCoとつみたてNISAは混同しやすいので、解説していきます。
iDeCoとつみたてNISAは「毎月投資信託を自動買付して積立投資をする」という点は同じです。
しかし、つみたてNISAはいつでも売買して資金を引き出せるのに対して、iDeCoは原則60歳になるまで資金が引き出せないので注意が必要です。
もちろん「宵越しのお金は持たないタイプ」という方にしてみると、60歳まで引き出せない点は大きなメリットともいえます。
iDeCoで買付した額は所得控除の対象になる点も大きな違いです。
日本は所得が多いほど税金も重くなる、累進課税制度がとられています。
iDeCoで積み立てた金額は全て、所得控除の対象になるのでその分税金を少なくすることが可能です。
資金に余裕があるなら、つみたてNISAとiDeCo、両方始めることをおすすめします。
一目瞭然!つみたてNISA、一般NISA、iDeCoを比較
つみたてNISA | NISA | iDeCo | |
非課税枠 | 年間40万円 | 年間120万円 | 全額所得控除の対象、
運用益非課税 |
投資可能期間 | 2042年12月末 | 2023年12月末(2024年より新NISA制度開始予定) | 60歳まで |
投資対象 | 金融庁が認めた投資信託 | 株式や投資信託 | 投資信託、
定期預金、 保険商品 |
買付方法 | 積立投資 | 通常買付 | 毎月積立 |
投資初心者の方におすすめなのは、つみたてNISAです。
自分でタイミングを見て売買をしたい場合は、一般NISAがおすすめ。
老後資金の準備に備えるなら、iDeCoを始めるといいでしょう。
楽天証券でつみたてNISAをする5つのメリット
ここからは、つみたてNISAのメリットを説明していきます。
長期運用で資産形成ができる
つみたてNISAは2042年まで運用が可能ですから、今年初めると20年間積立が可能です。
毎月10,000円積み立てると年間12万円になります。それを20年間続けると240万円になります。
つみたてNISAは年間40万円まで積立が可能なので、毎年40万円積み立て続けると20年後には800万円になる計算です。
長期的にコツコツ投資をしたい方には最適と言えるでしょう。
もちろん、つみたてNISAは元本保証ではありません。この点はデメリットですが、次に説明する投資方法により元本が変動するリスクを抑える事ができる点もつみたてNISAのメリットです。
積立投資でリスクが抑えられる
長期的にコツコツと積立投資を行うことで、元本が変動するリスクを抑えられます。
自分でタイミングを見て売買を行う場合「値下がりして、もっと下がるだろうと思っていたら買いそびれた」「値上がりを期待して買ったけれど、その後値下がりしてしまった」ということが多く見られます。
しかし、長期積立投資であるつみたてNISAならば、安い時には多く買付できて、高い時は少なく買付できるので最終的な買付価格が「平均化」されます。
1つ注意しなければならない点があるので、解説しておきます。
それは「リスクを抑えるために長期投資をする」という点です。
つみたてNISAを始めたら、相場が大きく値下がりした時も「安い時に多く買付ができるな」という気持ちでいてください。
値下がりした時に「やっぱり怖いから売ってしまおう」と無理に売ると、今まで積み立ててきた苦労が水の泡です。
つみたてNISAの要は「長期的に」「積立する」ことですから、相場が大きく動いた時もパニックにならないようにしてくださいね。
投資対象が絞られている
投資初心者にとって、最も頭を悩ませるのが「何に投資をするか」という部分ではないでしょうか。
その点から見ても、つみたてNISAはメリットが大きいです。
投資対象は運用コストの低いインデックス型の投資信託がほとんどであり、運用している内容の健全性は金融庁が認めたものだけです。
加えて、つみたてNISAは「分散投資」も簡単です。
日本株式、米国株式や債券など、自分の投資したいものに、決められた金額以内であればいくつでも投資可能です。
例えば「日本株インデックスに10,000円、世界株式に10,000円、債券型に10,000円」というように、銘柄を分散させることが可能でうす。
もちろん、世界経済は互いに影響しあっていますから、アメリカの株が下がれば、その他の国の株も値下がりするものです。
とはいえ、いくつもの国や投資対象に分散することで、1つが値下がりしても他のもので損失がカバーできることもあります。
つみたてNISAを始める時は、資産を分散することを覚えておくと良いでしょう。
運用益が非課税
つみたてNISAも一般NISAも運用益が非課税です。
前述した通り、通常の投資では利益の20%ほどが税金として徴収されてしまいます。
例えば、10万円利益が出たとすると、実際に手元に戻ってくるのは8万円という計算になります。
その点、NISA制度を利用すれば運用で得た利益は非課税になるので、10万円をそのまま受け取る事が可能です。
これは、つみたてNISAの大きなメリットと言えるでしょう。
低コストで投資できる
つみたてNISAはどこの証券会社で買付をしても、手数料が無料です。
考慮すべきコストとしては、投資信託の「信託報酬」があります。
これは、投資信託を投資家に代わって運用するための費用とイメージするとわかりやすいでしょう。
とはいえ、つみたてNISAで扱っているインデックス型の投資信託は信託報酬も低めの設定になっています。
なぜなら、運用に多くの手間がかからないからです。
インデックス型は、決められた指数と連動するように設定されています。日経平均に連動する投資信託であれば、日経平均に組み入れられている銘柄だけで構成されており、運用元が勝手に銘柄を変えたりすることはできません。
一方でアクティブ型の投資信託は、決められた指数を上回るように運用されます。日経平均を上回る成果が出せるように、投資のプロたちが銘柄を選定し、売買のタイミングを計っています。
アクティブ型の投資信託の方が、運用に手間暇がかかっていますよね。
そのため、アクティブ型の投資信託は信託報酬も高めになっています。反対に、インデックス型の投資信託は運用の手間暇が少ないため信託報酬も低いのです。
また、信託報酬は運用している資産全体から引かれるものであり、個別にかかる手数用ではない点も特徴です。
例えば、投資信託の運用資産が5,000億だった場合、預かっている5,000憶の中から、毎年決まった信託報酬額が引かれます。
個人的な意見ですが、つみたてNISAで扱っているインデックス型の投資信託に関して言うなら、信託報酬でかかるコストについてはあまり気にする必要がないと考えます。
ネットの2大証券会社!楽天証券とSBI証券を比較
楽天証券と他の証券会社とで、つみたてNISAを行った場合はどのような違いがあるのでしょうか。
ネット証券の最大手である、SBI証券と比較した表を作成してみました。
楽天証券 | SBI証券 | |
口座数 | 714万口座 | 603万口座 |
取扱い銘柄数 | 181銘柄 | 179銘柄 |
積立設定日 | 毎月 、毎日 | 毎月、毎週、毎日 |
最低買付金額 | 100円 | 100円 |
つみたてNISA買付手数料 | 0円 | 0円 |
ポイント | 楽天ポイント | Tポイント 、Pontaポイント、dポイント |
楽天証券もSBI証券も、最大手のネット証券ですから両者ともにいい勝負といったところでしょうか。
ここからは、楽天証券ならではのメリットを紹介していきます。
投資信託の取扱い銘柄が豊富
楽天証券ではつみたてNISAに対応しているもの以外でも、投資信託を数多く扱っています。
2022年4月現在楽天証券では、投資信託の本数は2661本、つみたてNISAの銘柄数は180銘柄も取り扱っています。
自分の相場観やリスク許容度に合った銘柄が必ず見つかるはずです。
特に、楽天証券で注目したいのが「バンガード・ファンド・シリーズ」なので解説します。
バンガード・ファンドと言われても日本では馴染みがありませんよね。バンガード社は米国のとても有名な資産運用会社です。世界で初めてインデックス型の投資信託を個人投資家へ提供しました。
楽天証券がバンガード・ファンド・シリーズをリリースした際、多くの投資家が「バンガード社のファンドを日本で買えるんだ」と色めき立ったものです。
バンガード・ファンド・シリーズは設定以来、多くの投資家に買われており現在純資産総額の合計が2,000憶円を突破しています。
多彩なポイントサービス
楽天証券ではお得なポイントサービスを展開しています。
ここでは主なポイントサービスを2つ紹介します。
1つ目は「資産形成でポイント付与」サービスです。
楽天証券で投資信託を買付すると、毎月末時点の投資信託の保有残高に対して楽天ポイントが付与されます。10万円に到達すると10ポイントが、100万円に到達すると100ポイントが進呈されるので投資へのモチベーションアップにもつながります。
つみたてNISAは長期的にコツコツ資産を積み立てていく投資方法ですから、こうしたキャンペーンと組みわせることで保有することが楽しみになるでしょう。
2つ目は、投資信託の積立に楽天カードによる決済を選ぶと楽天ポイントが付与されるサービスです。
通常通り100円で1ポイント付与され、毎月50,000円まで決済可能です。投信積立を楽天カードでの決済にした場合、投信積立日の設定が毎月になるので、毎日少額で積立したいという場合は注意しましょう。
楽天証券のもっと得するキャンペーン
楽天カードでポイントが貯まる
投資信託の積立の引落しを楽天カード払いにすると、積立金額100円につき1ポイントが付与されます。
つみたてNISAや投信積立は、毎日や月末など自分が設定した日に自動で買付を行ってくれる仕組みです。
放っておいても、買付時にポイントが付くので、楽天ポイントを貯めているという方には、嬉しいサービスです。
楽天ポイントで投資ができる
楽天市場や楽天トラベルなど、楽天グループを利用して貯まったポイントを楽天証券で運用できます。
投資信託はもちろん、国内株式、米国株式などもポイント投資が可能です。
「投資は始めてみたいけど、資金が減るのは嫌だな」と一歩踏み出せない方は多いはずです。
そんな方は、楽天証券に口座を開設してポイントで投資を始めてみてはいかがでしょうか。
豊富なキャンペーン
楽天証券では、同じ楽天グループの利用がお得になるキャンペーンが随時開催されています。
例えば、楽天証券に口座開設し、楽天銀行と口座を連携する「マネーブリッジ」というサービスを見てみましょう。
普通預金の金利が最大年0.10%になり、優遇金利が適用になります。さらに、楽天証券と楽天銀行で自動入出金が可能になり取引が楽になります。
取引ごとにポイントが貯まるので、貯まったポイントを利用してポイント投資に活用するなど連携することでたくさんのお得なサービスが受けられます。
楽天証券のつみたてNISAで今後あがる銘柄の予測の仕方
投資環境は日々変化するものですから、今後絶対に上がる銘柄というものはありません。
「これからは株が値上がりするから、株式市場に投資をしたい」という方もいれば「外国に投資をすると為替が変動するし、株も値動きが怖い」という方は複数の資産を分散させたものや、債券に投資をする商品を選ぶようにしましょう。
そのため、自身のリスク許容度に合わせた投資信託を選ぶことが最も大切です。
つみたてNISAは、各証券会社で取り扱っている投資信託であれば、いくつでも保有できます。
そのため、いくつかの投資信託へ分散して保有すると良いでしょう。
次の項目では、リスク許容度別におすすめの銘柄を紹介しているので選ぶ際の参考にしてくださいね。
リスク許容度で知る!楽天証券つみたてNISAおすすめ銘柄
投資の世界では、リスクとリターンは表裏一体です。
高いリターンが欲しいのなら、リスクを取らなければなりませんし。リスクが取れないのなら、リターンも得られない点を覚えておくと良いでしょう。
リスク許容度高・攻めの資産形成なら株式投資
リスク許容度が高く、大きなリターンを狙いたいという方であれば株式に投資を行う銘柄がおすすめです。
・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド
・楽天・全世界株式インデックス・ファンド
・ひふみプラス
それぞれの違いを説明していきます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
株式に投資する投資信託の中でも、米国株式に投資を行います。
S&P500は、米国の代表的な株価指数の1つです。米国株式市場全体の80%の時価総額比率を占めており、米国市場全体の動きを反映しています。「アメリカの日経平均のようなもの」とイメージするとわかりやすいでしょう。
S&P500はその名の通り500銘柄で構成されており、代表的なものを紹介します。
・APPLE
・Amazon
・Microsoft
・テスラ
どれも世界に名だたる大企業であり、今後も安定した成長が期待できるのではないでしょうか。
「これからは、日本の株式より米国株の方が上がりそう」という方にはもちろん「日本株以外にも分散投資として外国株に投資をしたい」という方にも最適な投資信託です。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
こちらも米国株式に投資を行う投資信託です。
別名「楽天・バンガード・ファンド全米株式」とも呼ばれ、世界有数の投資会社であるバンガード社のファンドを通して米国株に投資を行っています。
「eMAXIS Slimも米国株の投資信託だけど、この2つはどう違うの?」と疑問を持つ方も多いはずです。
違いとしては、投資先の銘柄数と投資対象が大きく異なっています。
前述の「eMAXIS Slim 米国株式」は米国の大型株500銘柄に投資しています。
一方で「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は米国株全体に投資を行っており、銘柄数は4000、中小企業も投資先に含まれています。
長期的なリターンを見ると、どちらのファンドにも大きな違いはありません。銘柄数が多い方がいいか、大企業に投資をするか、自身の好みで決めて良いでしょう。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
こちらは全世界の株式市場に投資を行う投資信託です。
投資先の上位国としては「米国」「日本」「英国」「中国」「カナダ」が挙げられます。米国株が半数を占めているので、値動きは上記の2つとあまり変わりません。組み入れ比率の上位銘柄も「APPLE」「Microsoft」「Amazon」となっています。
日本、先進国、新興国と全世界の株式市場に投資ができる点が魅力です。
一方で「分散投資をしたいから、この3つに分散して買おう」となるのはおすすめできません。
というのも、これまで紹介した3つのファンドは投資先、組み入れ上位銘柄がほとんど一緒です。
そのため、これら3つの投資信託の値動きはほとんど一緒になります。
分散投資をするなら「投資先」「投資対象」「組み入れ上位銘柄」が被らないように、うまく分散させることを忘れないでください。
ひふみプラス
ひふみプラスは国内外の株式市場に投資を行う投資信託です。とはいえ、構成銘柄をみると国内株式が「78%」、海外株式が「7.9%」ですからほぼ日本株に投資を行っています。
つみたてNISAでは珍しく「アクティブ型の投資信託」になっています。アクティブ型とは「決めた指標を上回る運用成績を目指す」投資信託のことです。
2012年に設定され、運用歴は10年と長く、資産総額は4200億円、2022年4月現在の基準価格は「43,000円」ですから、設定時10,000円で買い付けた方は4.3倍になっています。
組み入れ上位の銘柄としては「SONY」「オリエンタルランド」「東京海上」となっており、押しも押されもせぬ大企業が並んでいます。
つみたてNISAで外国株式を検討している場合、分散投資の選択肢の1つとしておすすめです。
ひふみプラスは、毎月の運用レポートで銘柄紹介を行っており、運用担当者の方が相場状況を解説してくれています。
投資初心者の方で「これから株式投資なども勉強していきたい」という方には読みやすく、銘柄研究にもなるのでぜひチェックしてみてください。
リスク許容度中・バランス型の投資信託
「ハイリスク・ハイリターンは怖いけど、ローリスクすぎるのも考えものだな」という方には、バランス型の投資信託がおすすめです。
バランス型投資信託は、株式の他にも債券に投資を行っているものがほとんどです。
債券とは国債に代表される投資対象の1つでうす。「〇年保有すれば年利〇%の利息を払います」といった条件が決まっており、発行元(国債なら国)が破綻しなければ元本と利息が受け取れます。
株価に比べて値上がりなどは期待できませんが、リスクを抑えた投資をしたい方には最適な投資対象です。
楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
株式へ50%、債券へ50%の比率で運用を行う投資信託です。
株式だけに投資するより値動きが緩やかで、債券だけに投資をおこなうものよりは値上がりが見込めます。
株式市場は「米国」「日本」「英国」「中国」など様々な国の株に投資を行っています。
債券についても格付けが「AAA」のものを中心に米国、日本、フランスなど投資先が分散されています。
「株にだけ投資を行うものは、値動きが激しくて不安」という方は、このように株式と債券に分散して投資を行っている投資信託を選ぶと良いでしょう。
楽天・インデックス・バランス・ファンドは、バンガード社の株式と債券のファンドへ投資を行っています。
内容を見てみると、株式は「Apple」や「Microsoft」、「Amazon」といった大企業が並び、債券は米国の投資適格債で構成されています。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、楽天証券ファンドスコアで最高評価である星5つを獲得しており、TOP10%に選ばれている投資信託です。
純資産総額は3,100億円となっており、安定した運用が特徴となっています。
運用対象は、国内外の株式市場および債券市場で、資産配分は株式と債券が半分ずつの50%で構成されています。
資産配分の状況を見ると「500インデックス・ファンド(米国株式)」が最も多く30%、続いて「USガバメント・ボンド・インデックスファンド」が26.9%となっています。
「米国株式」と「米国債」をメインに投資を行っている、とイメージするとわかりやすいでしょう。
もちろん、日本の株式および国債も資産に組み込まれています。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの特色として、運用レポートが簡潔でわかりやすいというものが挙げられます。
運用レポートとは、投資信託の運用状況を毎月レポートとしてまとめたものですが、字が小さく、専門用語が並んでいることから敬遠してしまう方も多いのが難点です。
その点、こちらの投資信託の運用レポートは「なぜ価格が変動したのか」の理由を簡単に説明してくれています。
これならば、投資初心者の方にも読みやすく「なぜ価格が下がったのか(上がったのか)」が理解しやすいのではないでしょうか。
リスク許容度低・安定型の投資信託
なるべくリスクを取りたくない、という方であれば債券に投資を行う投資信託がおすすめです。
DCニッセイワールドセレクトファンド(債券重視型)
DCニッセイワールドセレクトファンド(安定型)は、主に債券に投資を行っています。
楽天証券のファンドスコアでも星5つを獲得しており、TOP10%の銘柄に選ばれているので、投資初心の方にもおすすめです。
資産の組み入れ状況を見ると、国内債券に45%、国内株に20%、外国株式に10%、外国債券に20%の割合で投資しています。
国内株式の組み入れ上位銘柄を見ると「トヨタ自動車」「SONY」「任天堂」など日本を代表する企業が名を連ねています。
国内債券はほとんど利付国債で運用されており、外国債券も格付けが「AAA」のものですから、あまりリスクを取りたくないという方にもおすすめです。
ダイワ・ライフ・バランス30
ダイワ・ライフ・バランス30もリスクをあまり取りたくない投資初心者の方におすすめです。
こちらの投資信託も、楽天証券のファンドスコアで星5つを獲得しており、TOP10%に入っています。
運用している資産構成をみると、国内債券が「53%」と最も多く半数以上を国内債券で運用していることがわかります。
続いて国内株式が「19%」、外国債券が「14%」、外国株式が「10%」となっています。
国内債券は5年国債や10年国債で運用されているため、ローリスク・ローリターンを希望している方に最適です。
株式の構成銘柄を見ても「トヨタ自動車」や「SONY」、「キーエンス」といった大企業が並んでいます。
通貨別の構成を見ても日本円が「74%」となっており、為替変動のリスクが気になる方でも安心して保有できるでしょう。
投資デビューならまずはつみたてNISAから
「投資を始めてみたいけど、個別の株を買うのは怖い」
「つみたてNISAがおすすめと聞いたけど、どんな仕組み?」
このような不安を抱えて、投資に二の足を踏んでいる方は多いのではないでしょうか。
この記事では、つみたてNISAの概要を解説し、楽天証券のサービスについて説明してきました。
つみたてNISAは「少額から」「長期的に」「分散投資」ができる仕組みです。
買付手数料は無料で、100円から積立が可能なので、まずはお試しで少額から始めてみると良いでしょう。
慣れてきたら、金額を増やしてみてください。
つみたてNISAで投資に慣れたら、ぜひ分散投資を実践してみてください。
分散投資とは、投資対象を分散させることです。
投資信託の運用レポートを見ると、投資信託を構成している銘柄の上位が一覧になっています。
分散投資をしているつもりで、どの投資信託も組み入れている銘柄が同じだと、1つが値下がりしたら他のものも同時に値下がりしてしまいます。
「投資している国」「投資している対象(株・債券)」「投資している銘柄(企業)」などをチェックして、被らないように気を付けてみてください。
例えば、筆者はつみたてNISAを「米国株」「日本株」の2つに分散しています。同時にiDeCoも運用しており、そちらでは「債券型」と「金価格連動」のものを設定しています。
加えて、つみたてNISAでもiDeCoもなく、通常の投資信託として「米国リート」を保有しています。
現在のところ、最も成績がいい投資信託は「金価格連動」と「米国リート」の二つです。
保有している期間、値下がりして資産がマイナスになった時期もありましたが、コツコツ積立て現在は全て資産増になっています。
つみたてNISAを始めたら、相場が値下がりしても慌てず、落ち着いて「値下がりした時にたくさん買い付けられるから」としっかりと構えていてくださいね。
つみたてNISAをきっかけにして、色々な投資先に興味を持って楽しく資産形成ができますように。