「FXはエントリーポイントが重要っていうけど、具体的にはどうすればいいんだろう・・・」
「利益が出せるエントリーポイントってどこなの?」
あなたはこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
エントリーポイントに関してはトレーダーによって様々な意見があり複雑なものも多く、どれを使えばいいのか判断することは難しいですよね。
しかし、エントリーポイントが適当になってしまうと、不利な環境でトレードをすることになり損失を出しやすくなってしまいます。
そこで、シンプルでありながら利益が出せるエントリーポイントを使用することがおすすめです。
今回は、「FXのエントリーポイント」などについて解説いたします。
FXのエントリーポイントとは新規注文のタイミング
FXのエントリーポイントとは、新規で注文を出すタイミングのことです。
FXの注文は買いと売りの両方おこなうことができ、新規で買い注文を出すことを買いエントリー、売り注文を出すことを売りエントリーと言います。
FXではまず新規注文を出し、保有したポジションを決済することで利益または損失が発生します。
したがって、エントリーポイントがよくなければ決済時に利益を出すことが難しくなってしまうため、エントリーポイントの見極めが重要になるのです。
FXで利益が出せるエントリーポイントを5つ公開
この項目では、FXで利益が出せるシンプルなエントリーポイントを5つ解説させていただきます。
1.押し目
2.戻り目
3.ブレイクアウト
4.移動平均線(SMA、EMA)のクロス
5.ダイバージェンス
エントリーポイント①押し目
押し目とは、相場が上昇トレンドのときに一時的に価格が下がるポイントのことです。
また、押し目で買い注文を出すことを「押し目買い」と言います。
押し目買いをすることで、上昇トレンドの中でも有利な価格で買い注文を出すことができ、結果的に有利な価格でポジションを保有することができます。
そのため、上昇トレンドでは押し目を待ち、押し目買いをおこなうことをおすすめします。
エントリーポイント②戻り目
戻り目とは、相場が下降トレンドのときに一時的に価格が上がるポイントのことです。
つまり、前述した押し目の逆パターンになります。
また、戻り目で売り注文を出すことを「戻り売り」と言います。
戻り売りをすることで、下降トレンドの中でも有利な価格で売り注文を出すことができ、結果的に有利な価格でポジションを保有することができるのです。
そのため、下降トレンドでは戻り目を待ち、戻り売りをおこなうことをおすすめします。
エントリーポイント③ブレイクアウト
ブレイクアウトとは、高値または安値がサポートラインもしくはレジスタンスラインを超えたタイミングのことです。
ダマシがやや多いというデメリットがあるものの、エントリーの判断がしやすいというメリットもあり、エントリーポイントとしてトレーダーに人気があります。
さらに、ブレイクアウトをした後は一気に価格が動くことが多いという特徴があります。
そのため、ブレイクアウトをエントリーポイントとすることで、大きな利益を狙うことができるのです。
【応用編】ブレイクアウトのダマシを減らす方法
実はブレイクアウトにはダマシを減らす方法があります。
ブレイクアウトは一気に価格が動くことで大きな利益を狙うことができますが、ダマシがやや多いという欠点があります。
しかし、ブレイクアウト後すぐにエントリーをするのではなく、レジスタンスラインがサポートラインに、もしくはサポートラインがレジスタンスラインに変わったのを確認することでダマシを減らすことができます。
例えば、レジスタンスラインをブレイクアウトした後にすぐに買いエントリーをせず、レジスタンスラインまでローソク足が落ちてくるのを待ちます。
レジスタンスラインでローソク足が反発して上昇を再開したらレジスタンスラインがサポートラインに変わったと判断し、この時点で買いエントリーをするのです。
そのため、ブレイクアウト後にローソク足が戻らず一気に上昇してしまった場合はエントリーをすることができませんが、サポートラインやレジスタンスラインの変化を確認した後にエントリーをすることでダマシを回避しやすく利益にもつながりやすくなります。
エントリーポイント④移動平均線(SMA、EMA)のクロス
移動平均線のクロスとは、基本的に短期の移動平均線と長期の移動平均線がクロスすることを指します。
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けることをゴールデンクロス、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜けることをデッドクロスと言います。
このゴールデンクロスとデッドクロスをエントリーポイントとするのです。
例えば、ゴールデンクロスが発生すれば上昇トレンドが発生したと判断して買い注文を出し、デッドクロスが発生すれば下降トレンドが発生したと判断して売り注文を出します。
また、移動平均線には一般的なSMA(単純移動平均線)以外にもEMA(指数平滑移動平均線)など様々な種類の移動平均線があります。
そのため、「相場に移動平均線が上手く合っていない気がする・・・」と感じたら、他の種類の移動平均線をテストしてみることがおすすめです。
エントリーポイント⑤ダイバージェンス
ダイバージェンスとは、相場の値動きとは逆方向にテクニカル指標が動いている状態のことを言います。
つまり、相場の値動きとテクニカル指標の動きが真逆になるのです。
ダイバージェンスはトレンド転換を判断する際に使われます。
例えば、チャート上の価格は上昇しているのにテクニカル指標は下落、チャート上の価格は下落しているのにテクニカル指標は上昇しているとダイバージェンスが発生しているということになります。
また、ダイバージェンスではRSIやストキャスティクスなどのオシレーター系と呼ばれる相場の「買われ過ぎ・売られ過ぎ」を示すテクニカル指標が使われることが多いです。
ダイバージェンスを使ってトレンドの転換点を捉えることで、トレンドに初動から乗って大きな利益を狙うことができます。
FXのエントリーポイントのコツを2つ公開
FXにはエントリーポイントのコツが主に2つあります。
1.無理なエントリーをしない
2.具体的なエントリールールを作る
無駄な損失を抑えるためにぜひ覚えておきましょう。
コツ①無理なエントリーをしない
FXでは無理なエントリーをしないように心がけましょう。
なぜなら、たまに上手く利益が出せても、長期的に見ればトータルで損失に終わるケースの方が多いからです。
例えば、経済指標の発表前後などの値動きが荒れている時のエントリーは、ギャンブルのようになりやすく、有利な状況でのエントリーとは言えないことがほとんどになります。
そのため、無理をせずに自分が有利な状況でだけエントリーをおこなうとよいでしょう。
コツ②具体的なエントリールールを作る
エントリーポイントを見極めるためには、具体的なエントリールールを作ることが必要です。
なぜかと言うと、具体的なエントリールールが無ければ、ぼんやりとしたエントリーポイントでトレードをすることになってしまうからです。
例えば、移動平均線のクロスをエントリーポイントにするのであれば、どの通貨ペアのどの時間帯でどの種類や期間の移動平均線を使うのかなどを具体的に決める必要があります。
具体的なエントリールールを作って、それを守ることでトレードを有利にできるようにしてください。
まとめ:あなたに合うFXのエントリーポイントを習得する
ここまで「FXのエントリーポイント」について解説させていただきました。
FXの利益が出せるエントリーポイントは5つ解説させていただきましたね。
1.押し目
2.戻り目
3.ブレイクアウト
4.移動平均線(SMA、EMA)のクロス
5.ダイバージェンス
まずはこれら5つの中から自分に合うエントリーポイントを探してみてください。
少額でのトレードやデモトレードでリスクをおさえつつ、自分に合うかテストしてみることがおすすめです。
また、FXにはエントリーポイントのコツが主に2つありました。
1.無理なエントリーをしない
2.具体的なエントリールールを作る
無駄な損失を抑えるためにも、ぜひ覚えておきましょう。
この記事を参考に、あなたに合う適切なエントリーポイントを習得し、トレードで使ってみてください。