かつてゴルフ・テニス用品を製造販売していたダンロップスポーツ(証券コード7825)は、業績悪化のため2015年に株主優待を中止、その後2017年12月に上場廃止しています。
この記事では、ダンロップスポーツが以前用意していた株主優待の内容や、上場廃止の経緯についてお伝えします。
※本記事は2022年2月28日時点の情報を記載しています。
ダンロップスポーツの株主優待|ボールやクオカードの選択制
ダンロップスポーツの株主優待は、2015年に中止されるまで持株数100株以上の株主に対し贈られていました。
株主優待の内容は、以下4種類からの選択制でした。
・ゴルフボール
・テニスボール
・ギフト製品
・クオカード(100株以上:1,000円分/1,000株以上2,000円分)
スポーツ用品の会社らしい株主優待ですね。
ちなみに株主優待の権利確定日は12月末で、翌年3月1日までに希望する優待を選び、はがきを返送する方式だったようです。
ダンロップスポーツの以前の株主優待利回りや株価は
ダンロップスポーツの2014年12月30日の株価(終値)は1,334円でした。
もしこのときダンロップスポーツを100株保有しており、株主優待として1,000円分のクオカードを選んでいたとすると、優待利回りは0.75%ほどになった計算です。
また2014年12月期は、1株あたり年間30円の配当金(配当利回り約2.25%)も還元されました。
そのため2015年に株主優待が中止されるまで、株主優待と配当金を目的にダンロップスポーツを保有していた株主は多くいたと思われます。
ダンロップスポーツ(7825)株主優待中止・上場廃止の経緯
ダンロップスポーツの株主優待中止・上場廃止の経緯は以下のとおりです。
・2015年12月:業績悪化による株主優待中止を発表。期末配当金も見送りとされる
・2017年8月:住友ゴム工業株式会社(5110)がダンロップスポーツの吸収合併を発表
業績悪化による株主優待・期末配当金見送りが発表された翌日、ダンロップスポーツの株価は1,210円から1,023円(187円安)に下落しました。
このタイミングでダンロップスポーツを手放した投資家も多くいたのでしょう。
その後、住友ゴム工業によるダンロップスポーツの吸収合併は、「ダンロップスポーツ株1株=住友ゴム株0.784株」の割合の株式交換にて行われました。
まとめ:ダンロップスポーツの株主優待は2015年に中止
ダンロップスポーツの株主優待は、ゴルフボール・テニスボール・ギフト製品・クオカードの4種類からの選択制でした。
しかし業績悪化のため2015年12月から株主優待は中止され、その後ダンロップスポーツは2017年12月に上場廃止しています。
この件は株主優待を目的にダンロップスポーツを保有していた株主にとって、手痛い出来事だったに違いありません。
株主優待株を選ぶ際は、株主優待の内容だけでなく、企業の業績や今後の動向も念入りにチェックしたうえで最終判断しましょう。
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