株式会社あさひは、自転車専門店「サイクルベースあさひ」を展開する企業です。

「サイクルベースあさひ」は自転車店としては、日本最大のチェーンです。

プライベートブランド(PB)商品が充実しており、商品全体の約半分がプライベートブランドで、利益率が高いのが特徴です。

市場では製造小売業として認知されていて、ユニクロやニトリなどと共に不況下の高収益企業としてメディアで取り上げられることも多々あります。

一般的に製造小売企業はOEMで他社に商品開発を委託することが多いですが、あさひのPB商品の多くは商品企画から開発、製造、品質管理まで自社で行っていて、これが高収益の要因となっています。

株式市場には、20048月に株式を店頭登録。200512月に東証2部上場。そして、20071019日に東証1部に指定替えとなりました。

証券コードは「3333」です。

ここからは、あさひの株について詳しく紹介していきます。

あさひの今後の株価予想について

 

まずは、あさひの株価が今後どうなっていくのか考えてみましょう。

あさひの業績は好調です。

20202月期には過去最高の売上と最終利益を記録しました。

以下がここ数年のあさひの業績です。

決算期 売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 1株配当
2017.02   51,088 3,385 3,517 2,165 82.8 14
2018.02 53,620 3,425 3,507 2,051 78.4 14
2019.02 57,460 3,915 4,027 2,360 90.2 18
2020.02 59,852 4,006 4,248 2,559 98.1 18
2021.02  66,000 6,000 6,170 3,673 140.8 28

20202月期は、過去最高の5985200万円の売上を記録しました。次に過去5年間の株価チャートを見てみましょう。

 

yahoo.co.jpより(参考:yahooフィナンス)

 2020年までは総じて1300円~1500円のボックス相場で比較的安定していました。2020年には感染症のショックのあと1500円を超え一時的に2000円程度まで株価が上昇しました。

各指数で見てみても、株価が1600円代前半だとPER(株価収益率)は12倍を切っています。

15倍未満なので、割安の部類に入ります。

PBR(株価純資産倍率)は約1倍と適正です。相対的な他社比較で見ると割安の部類です。

このまま順調に業績を伸ばしていければ、中長期的に株価レンジが一段上がって2000円付近で推移するようになる可能性はとても高いのではないでしょうか。

あさひの株主優待と配当について

株式会社あさひは株主優待を実施していて、権利確定日(権利付日)と優待内容は以下のようになっています。

あさひ株主優待内容

・権利確定月:220

・優待内容:自社全店舗、及びFC店にてご利用できる1,000円分の優待券

・優待対象者:

100株以上  4

500株以上  10

1,000株以上 20

5,000株以上 40

 あさひは配当も行っており、2020年2月期は1株あたり18円(期末配当のみ)の配当でした。

20212月期は1株あたり28円(期末配当のみ)の配当を予想しています。

あさひの株の購入の仕方

ここでは、あさひの株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。

あさひの株の買い方

1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。

2、銘柄検索で「あさひ」「3333」などで検索。

3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。

4、買いたい株数を入力。

5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。

6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります)

7、「注文」ボタンを押せば注文完了。

8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。