バルミューダ(6612)は、東京都武蔵野市に本社を置く電化製品メーカーです。扇風機「The Green Fan」やスチームトースター「BALMUDA The Toaster」を主力製品としながら、2021年 にはモバイルデバイス事業にも参入しました。また、日本だけでなく米国やドイツ、韓国、台湾にも拠点を持つグローバル企業でもあります。
現在も東証グロース市場へ上場している銘柄です。
本記事では、バルミューダの株主優待や配当金についての施策を解説していきます。株式の購入方法についても解説しますので、ぜひ買付の際の参考にしてください。
バルミューダの株式を購入する方法とは?
バルミューダの株式を購入するためには、証券会社で証券口座を開設する必要があります。証券口座開設から株式購入までのステップは以下の通りです。
1. 証券口座を開設する
2. 株式の購入資金を入金する
3. 株式の「買い注文」を発注する
それぞれ詳しく確認していきましょう。
証券会社の口座を持っていない人はまず口座開設をしましょう
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IPO | NISA | 投資信託 | 単元未満株 | 外国株 | 夜間取引 |
◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ | × |
手数料 | 10万 | 30万 | 50万 | 100万 | 300万 |
売買ごと | 99円 | 275円 | 275円 | 535円 | 1013円 |
1日定額 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 | 2750円 |
※手数料は税込価格です
1. 証券口座を開設する
バルミューダの株式を購入するにあたって、まず証券会社で証券口座を開設します。証券会社によって取引手数料や取引ツール、取扱商品などが異なるため、複数の証券会社を比較して検討しましょう。
また、ネット証券では、オンラインにて口座開設手続きが完結することが一般的です。手続きの際は運転免許証などの本人確認書類に加えて、マイナンバーカードもしくは通知カードが必要となります。あらかじめ必要書類を手元に準備しておくと、スムーズに手続きが進められるでしょう。
2. 株式の購入資金を入金する
証券口座の開設が完了したら、株式の購入資金を入金します。バルミューダの株式購入に必要な資金は、2022年6月24日の終値で38万3,000円+取引手数料となっていますが、直近の株価を再度チェックしましょう。
また、入金を行う際は現在の株価水準に少し上乗せした金額を入金しておくと安心です。
3. 株式の「買い注文」を発注する
購入資金の入金が反映されたら、いよいよバルミューダの株式の買付を行います。「成行注文」もしくは「指値注文」にて買い注文を発注しましょう。どちらの注文方法が良いかは市場動向や投資意向によって異なるため、事前によく検討しておくことがおすすめです。
バルミューダの株式を購入するために必要な資金
バルミューダの株価は、2022年6月24日終値で3,830円 です。バルミューダの1単元は100株となっているため、株式購入に必要な資金は38万3,000円+取引手数料となります。もちろん株価動向によって必要な資金は上下しますので、購入を検討する際は直近の株価をチェックしましょう。
また、株式の取引手数料については、各証券会社によって異なります。証券会社によっては一定の約定金額以下の取引については手数料無料としているところもあるため、なるべくコストが抑えられる証券会社を選びましょう。
たとえば、楽天証券の「いちにち定額コース 」では、1日の約定代金が100万円までの取引については手数料無料です。バルミューダを1単元購入する予定であれば、手数料無料の範囲内におさまるでしょう。ただし、1日の約定代金は他の銘柄の取引も合算して計上されますので、複数の銘柄で取引をする際には約定代金が100万円を超えないようチェックが必要です。
その他にも、GMOクリック証券の「1日定額プラン 」でも楽天証券と同様に、1日の約定代金が100万円までの取引については手数料が無料となっています。
株式の取引では、なるべく取引コストを抑えることが大切です。複数の証券会社を比較して、より低コストで利用できるところを選ぶとよいでしょう。
バルミューダの株主優待と配当金の詳細
株式投資をする際、株主優待や配当金を楽しみにしている人も多いかもしれません。特にバルミューダ製品のファンであれば、「株主優待で電化製品が安く購入できたら嬉しい」と考える人もいるのではないでしょうか。ここからは、バルミューダが実施している株主優待や配当について解説していきます。
1. バルミューダの株主優待
バルミューダでは2020年の上場以降、株主優待は実施されていませんでした。しかし、
2021年12月17日に「株主優待制度の導入に関するお知らせ 」がプレスリリースされ、株主優待制度が新設されることが発表されたのです。
権利確定日は6月30日と12月31日の年2回で、1単元(100株)以上保有している株主を対象に、バルミューダのオンラインストアで使える株主割引クーポンが配布されます。割引率は30%で、1回限り有効のクーポンとなっています。
たとえば、バルミューダの人気商品のひとつである扇風機「The GreenFan 」は税込価格39,600円であるため、株主割引クーポンを利用すると27,720円で購入可能です。1万円以上値引きされた価格で購入できるのは嬉しい特典ではないでしょうか。
また、株主割引クーポンは1回の購入であれば複数商品にも割引が適用されるため、まとめて購入するとさらに大きな割引が受けられるメリットがあります。「家電をバルミューダでそろえたい」といった人には、便利に利用できる株主優待だといえるでしょう。ただし、一部クーポンの対象外となっている商品もありますので、購入の際は注意が必要です。
2. バルミューダの配当金
バルミューダでは剰余金がある場合は、中間配当(6月30日)と期末配当(12月31日)が行えるものとしていますが、これまで配当が実施されたことはありません。バルミューダでは、株主への利益還元方針について、公式サイトで以下の通り に記載しています。
当社は会社設立以来、企業体質の強化及び継続的な製品開発に備えた資金の確保を優先し、当事業年度を含め株主に対する配当を実施しておりません。今後も当面の間、内部留保の充実を進める方針であります。
しかし、株主への 利益還元については、当社の重要な経営課題と認識しており、将来的には、各期の業績、財務体質を勘案しつつ利益還元を検討していく方針でありますが、現時点においては、配当の可能性及びその時期については未定であります。
内部留保金の使途につきましては、今後の事業展開への備えと研究開発費用として利用していく予定であります。 |
当面は内部留保を行うことを優先するものの、将来的には配当金による利益還元も視野に入れているようです。株主優待制度が新設されたように、配当の実施についても実現を期待したいところです。
ちなみに、バルミューダの2021年12月期通期 の決算は以下の通りとなっています。
(%表示は対前期増減率)
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
183億7,900万円
(46.0%) |
15億1,800万円
(15.3%) |
14億6,200万円
(16.8%) |
10億1,500万円
(21.7%) |
円安やサプライチェーン混乱の影響はあるものの、売上高は過去最高 となっており、好決算だったといえるでしょう。
バルミューダの株の買い方まとめ
バルミューダでは、2021年12月から株主優待制度が新設されました。バルミューダのオンラインストアで利用できる「株主割引クーポン」は30%割引が適用されるもので、バルミューダ製品ファンにとっては嬉しい優待といえるでしょう。
バルミューダの株式を購入するためには、証券口座が必須となります。まだ証券口座を開設していない人は、複数の証券会社のスペックを比較して開設を行いましょう。