ブックオフグループホールディングス株式会社は、リユース事業を展開する企業です。
主要事業は、主に中古本・中古家電販売を行う「ブックオフ」のチェーン展開です。
旧来の古本屋の形を打ち破り、「新古書店」と呼ばれる新しい形態の古本屋を確立させました。
店舗面積を広めにし、照明はコンビニのようにし、内装も旧来の古本屋よりも清潔感があり、そして何よりも旧来の古本屋ではタブーであった立ち読みを可能にしたことによってチェーン展開が全国に広がりました。
現在では海外にも店舗を展開しています。また、富裕層向けのブランド品などのリユース事業も行っており、古本屋から総合リユース企業へと変化を遂げています。
ブックオフ1号店が開店したのは1990年5月で、翌年からフランチャイズ展開を開始。
順調に店舗数を増やし、2004年に前身のブックオフコーポレーション(株)が東証2部に上場、翌2005年3月には東証1部に指定替えとなりました。
2018年10月にブックオフコーポレーション㈱を株式移転完全子会社とする単独株式移転の方法により純粋持株会社(完全親会社)である「ブックオフグループホールディングス株式会社」を設立。
株式市場にも「ブックオフグループホールディングス株式会社」が上場することになりました。現在も東証1部に上場していて、証券コードは「9278」です。
ここからは、ブックオフグループホールディングスの株を買うにはまず証券会社の口座開設が必要です。証券会社の口座開設後、資金を口座に入金をし証券会社の管理画面から株を購入します。
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1日定額 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 | 2750円 |
※手数料は税込価格です
ブックオフグループホールディングスの株の買い方
ここでは、ブックオフグループホールディングスの株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「ブックオフ」「9278」などで検索。 3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。 4、買いたい株数を入力。 5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「ブックオフ」「9278」などで検索。 3、現物で買っている場合は「現物売」、信用で買っている場合は「信用返済売」を選択。 4、売りたい株数を入力。 5、売りたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている買い注文の一番高い金額で売る場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
証券会社によって多少表記される文言が違う場合はありますが、上記の手順で株の売買をすることができます。
ブックオフグループホールディングスの株価の今後の予測について
まずは、ブックオフグループホールディングスの株価が今後どうなっていくのか考えてみましょう。
上述したように、現在ブックオフグループホールディングスは、中古本・中古家電を中心とした品揃えから「何でもリユースのブックオフ」へと事業を転換中です。
リユース業界はフリマアプリの台頭もあり、2018年には市場規模で2兆円を超えました。2022年に3兆円を超えるとの見方もあるほど、順調に市場が拡大している領域です。
ブックオフは電子書籍やフリマアプリが台頭し始めてしばらくは苦戦しました。2016年3月期に上場以来初の赤字転落、そして3期連続で最終赤字に陥っていました。
しかし、2019年3月期*に大幅な最終黒字に転換しました。明らかに事業転換がうまく進んでいる成果だと言えるでしょう。
*2021年より5月に決算期変更
また、業績回復の要因と構造改革も挙げられます。
かき集めたブランド品や衣料品などを全店で一律に販売するのではなく、地域や利用客の特性に応じてメリハリをつけて配分する取り組みもはじめました。
幼稚園や保育園が多い場所の店舗には児童書を多めに置いたり、湘南の店舗ではサーフボードを扱ったりといった具合に、地域や訪れる客の特性に合わせて商品のラインナップを考えているのです。
これらの構造改革を推進するために、2020年3月期から4年間でITや物流システムに100億円を投じるということです。
リユース業界はゲオが展開する「セカンドストリート」をはじめとして競合も多くいますが、早くから新古書店として全国展開を行っていた強みがブックオフにはあります。
今後もしばらくは業績に期待が持てそうな動きをしています。
株価は当然赤字を出していた時期よりも高止まりしていますが、それでもまだ乱高下が激しいという印象です。
ただ、業績には期待が持てるので、比較的短期間のうちに株価1000円以上が定位置になるのではないでしょうか。
ブックオフグループホールディングスの株主優待と配当について
ブックオフグループホールディングス株式会社は株主優待を実施していて、権利確定日(権利付日)と優待内容は以下のようになっています。
・権利確定月:5月末 ・優待内容:株主優待お買物券 ・優待対象者: 100株以上 保有期間 3年未満:2,000円分 3年以上:2,500円分 200株以上 保有期間 3年未満:3,000円分 3年以上:4,000円分 500株以上 保有期間 3年未満:5,000円分 3年以上:7,500円分
ブックオフグループホールディングス株式会社は配当も行っており、2021年5月期は1株あたり6円(期末配当のみ)の配当でした。
2022年5月期は1株あたり年間8円(期末配当のみ)の配当予想となっています。
ブックオフグループホールディングスの株の買い方まとめ
ブックオフグループホールディングスは、現在業績は好調です。
以前の新古書店という位置づけから、総合リユース企業として事業を転換している最中です。
リユース業界自体の伸びしろも大きく、ブックオフグループホールディングスの今後の業績にもしばらく期待が持てそうです。
ただし、配当金額が少ないという点は投資家にとってはあまり魅力的ではありません。株主優待内容も、普段ブックオフを利用しない人には必要のないものです。
とはいえ、業績は上向いているので、キャピタルゲイン(売買益)を狙いたいという方にはいいかもしれません。今後のブックオフグループホールディングスの動きには注目しておきたいところです。