株式会社ブシロード(7803)は、トレーディングカード・オンラインゲームの開発・販売や新日本プロレスの興行などを手掛ける企業です。
2007年にトレーディングカードゲーム事業を中核に立ち上げ、2019年7月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場しました。現在も東証グロース市場へ上場している銘柄です。
本記事では、ブシロードの株主優待や配当金の詳細について解説していきます。証券会社での株式の買付方法についても解説しますので、ぜひ購入の際の参考にしてください。
ブシロードの株式を購入する方法とは?
ブシロードの株式を購入する手順は以下の通りです。
1.証券会社で口座開設を行う
2.株式の購入資金を入金する
3.株式の「買い注文」を発注する
証券会社の口座を持っていない人はまず証券会社の口座を開設しましょう。
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IPO | NISA | 投資信託 | 単元未満株 | 外国株 | 夜間取引 |
◎ | ◎ | ◎ | 〇 | △ | × |
手数料 | 10万 | 30万 | 50万 | 100万 | 300万 |
売買ごと | 99円 | 275円 | 275円 | 535円 | 1013円 |
1日定額 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 | 2750円 |
※手数料は税込価格です
それぞれ詳しく確認しましょう。
1.証券会社で口座開設を行う
株式を購入するためには、証券会社にて証券口座を開設する必要があります。証券会社によって取引ツールや取引手数料、取扱商品などが異なるため、複数社を比較して検討することが大切です。
また、ネット証券では、オンライン上で口座開設手続きが完結することが一般的です。手続きの際は、運転免許証などの本人確認書類およびマイナンバーカードもしくは通知カードが必要となるため、あらかじめ手元に準備しておくと手続きがスムーズに進むでしょう。NISA口座の開設についても、証券口座の開設と同時に手続きが行えます。
2.株式の購入資金を入金する
証券口座の開設が完了したら、株式の購入資金を入金します。入金方法は、銀行振込やオンライン入金、クイック入金など証券会社によってさまざまです。入金手数料も証券会社によって異なるため、より手数料が安く抑えられる方法や、自分にとって利便性の高い方法を選ぶとよいでしょう。
また、株式の購入資金は少し余裕を持って入金しておくことがおすすめです。株価は、株式市場がオープンしている間は絶えず変動するため、市場の動向によっては想定よりも購入資金が必要となることがあります。いざ株式を購入するときになって「購入資金が足りない」ということがないように、現在の株価水準に少し上乗せした金額を入金しておくと安心です。
なお、「購入資金を〇〇万円以下におさめたい」という場合は「指値注文」を活用するとよいでしょう。詳細は次項にて解説します。
3.株式の「買い注文」を発注する
購入資金が入金されたら、いよいよ株式の買い注文の発注です。株式の現物取引では、主に「成行注文」と「指値注文」の2種類を用いて発注を出します。
成行注文とは、その時市場に出ている最も安い売り注文との間に取引が成立する注文方法です。取引がスムーズに成立することがメリットですが、市場が大きく動いているときは「思ったよりも高値で購入してしまった」と高値掴みをしてしまう点がデメリットといえます。
一方、指値注文とは、約定する価格帯を指定して注文を出す方法です。「株価1,500円で100株購入する」と指定した場合、1,500円以上の株価水準では取引が成立しない仕組みとなっています。成行注文と違って高値掴みしない点がメリットですが、指値の水準によってはそもそも取引が成立しないこともあるでしょう。
このように、成行注文と指値注文にはそれぞれメリット・デメリットがあります。どちらの注文方法が良いかは、投資意向や保有期間、市場動向によって異なるため、購入の前によく検討して決めることが大切です。
ブシロードの株式購入に必要な資金は?
ブシロードの株価は、2022年6月24日の終値で1,415円です。ブシロードの1単元は100株となっているため、株式の購入に必要な資金は14万1,500円+取引手数料となります。
株式の取引手数料は各証券会社によってさまざまですが、中には一定金額以下の取引については手数料を無料としている証券会社もあります。
たとえば、SBI証券の「国内株式アクティブプラン」では、1日の約定代金が100万円までの取引については手数料無料です。2022年6月24日終値水準でブシロードの株式を購入する際は、約定代金が100万円におさまるため、手数料無料で購入できます。
また、SBI証券では「25歳以下現物手数料0円プログラム」を実施しており、25歳以下のユーザーについては約定金額に関わらず、国内株式(現物)の取引手数料が無料です。したがって、「まとまった単元を購入したい」「他の銘柄でも取引したい」といった場合でも、コストを気にせず取引できるメリットがあります。
その他、岡三オンラインの「定額プラン」もSBI証券と同様に、1日の約定代金が100万円までの取引については手数料が無料となっています。定額プランでは、信用取引も1日100万円まで手数料無料で取引できるため、現物取引・信用取引どちらも利用したい投資家にとっては、低コストで利用できる証券会社です。
このように、証券会社によって手数料体系や特典プランが異なるため、株式を購入する際は事前に複数の証券会社を比較するとよいでしょう。
ブシロードの株主優待と配当金の詳細について
画像引用:株式会社ブシロード
株式投資を行う場合、株主優待や配当金を楽しみにしている人も多いかもしれません。ブシロードでは、どのような株主優待・配当を行っているのでしょうか。以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
1.ブシロードの株主優待について
ブシロードでは、300株以上を保有している株主に対して「株主優待ポイント」が付与されます。権利確定日は毎年12月末となっており、保有株式数に応じて以下のポイントが付与される仕組みです。
保有株式数 | 付与されるポイント |
300株未満 | 0ポイント |
300~499株 | 3,000ポイント |
500~699株 | 6,000ポイント |
700~999株 | 10,000ポイント |
1,000~1,999株 | 15,000ポイント |
2,000株以上 | 20,000ポイント |
引用:ブシロード「株主優待」
「株主優待ポイント」は、ブシロードが運営するECサイト「ブシロードオンラインストア」にて1ポイント=1円相当で利用できます。「ブシロードオンラインストア」では、「ラブライブ!」や「BanG Dream!」の他に「新日本プロレス」のグッズ販売なども取り扱っているため、各コンテンツのファンにとっては嬉しい株主優待といえるでしょう。
2.ブシロードの配当について
2022年6月23日、ブシロードより「配当政策の基本方針の変更(配当開始)に関するお知らせ」がプレスリリースされました。ブシロードでは、従来株主への利益還元は自社株買いや株主優待によって行う方針が取られており、配当金が出されたことはありませんでした。
しかし、2022 年6月期の業績において創業来の売上高、経常利益、当期純利益を達成する見込みであることから、初めて配当が実施されることが発表されました。
なお、2022年6月期通期の業績見通し(連結)は以下の通りです。
売上高 | 400億円 |
営業利益 | 25億円 |
経常利益 | 41億円 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | 23億5,000万円 |
配当金の金額については未定となっていますが、ブシロードでは「最終利益の10%を目途に利益還元を行う」と株主還元方針を変更しています。また、「配当政策の基本方針の変更(配当開始)に関するお知らせ」内で、今後も成績に応じながら継続して配当が行われる旨も明記されていることから、今回の配当が1回限りの特別配当でないことも分かるでしょう。
ブシロードの株主利益還元方針の変更の発表は、翌日2022年6月24日の株式市場で大きく好感されたようです。6月24日の終値は1,501円で、前日対比+ 6.08%の大幅上昇となりました。今後も引き続き株価動向には注視したいところです。
ブシロードの株の買い方まとめ
ブシロード(7803)は、2019年に上場したばかりの比較的新しい銘柄です。これまでは「ブシロードオンライン」で利用できる「株主優待ポイント」によって株主への利益還元を行っていましたが、2022年6月期では初めて配当が実施されることが発表されました。
それに伴い、株主への利益還元方針も大きく変更されており、今後も成績に応じて継続して配当が出される見込みです。
ブシロードの株式を購入するためには、証券会社で証券口座を開設する必要があります。まだ証券口座を持っていないという人は、複数の証券会社のスペックを比較したうえで口座開設を行いましょう。