株式会社ファンケルは、化粧品・健康食品メーカーです。
化粧品では「エンリッチ」「モイストリファイン」をはじめとする複数ブランドを展開し、健康食品でも様々なサプリメントや青汁など、数々の商品を展開しています
創業は1980年(昭和55年)で、創業者の池森賢二が無添加化粧品の販売を開始したところからファンケルの歴史は始まりました
1989年(平成元年)に株式会社アテニアを設立し、アテニア化粧品の販売を開始。
その後は数々の商品を発表し、2019年(令和元年)にキリンホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結しました。
現在はキリンホールディングスが株式の30%以上を保有し、筆頭株主となっています。
株式市場には1998年(平成10年)11月 に株式を店頭公開。その後、1999年(平成11年)12月 7日に東京証券取引所第一部に上場しました。
証券コードは「4921」です。
ここからは、ファンケルの株について詳しく解説していきます。
ファンケルの株主優待について
株式会社ファンケルは株主優待を実施していて、権利確定日(権利付日)と優待内容は以下のようになっています。
・権利確定月:3月末 ・優待内容: ①自社製品 または 寄付参加 ②「ファンケル銀座スクエア」ご利用券 ・優待対象者: 100株以上 ①3,000円相当 ②3,000円分 200株以上 ①6,000円相当 ②6,000円分 ※6ヶ月以上継続保有(基準日(3月末日)とその前年の9月末日に、同じ株主番号で連続して記載または記録されていること。)
ちなみに、ファンケルは配当も行っていて、2019年3月期は1株あたり年間30円(中間配当15円・期末配当15円)の配当でした。
2020年3月期は1株あたり34円の年間配当(中間配当17円・期末配当17円)を予想しています。
ファンケルの株の買い方と最低資金
必要なものは証券口座の開設と資金です。
ファンケルの株は100株ごとに購入が可能です。
例えば2020年7月28日の場合は、1株当たり3,195円です。これが100株なので
必要資金は
319,500円
です。
そして証券会社の管理画面から、コード「4921」を入力したり、銘柄検索でファンケルを検索します。
株数に購入したい株数を入れます。
【成行】【指値】を選びます。
【成行】はすぐに注文を出して購入ができます。【指値】は、〇〇円になったら購入するという注文です。例えば、3,195円が3,180円になったら購入したい場合は、指値を指定して3,180円と指定します。
またこの注文をいつまで有効にするのか?も指定します。今日中に指定した場合今日中に指定した金額にならなければ、その注文は無効になります。3,180円に指定した場合は、今日中に3,180円まで下がらなければ、無効となり、3,180円になった時に買い注文が入ります。
ファンケルの株価が上がるのはどんな時?
ファンケルの株価は2017年以降、実に約3倍になっています。それでは、ファンケルの株価はなぜ上がっているのでしょうか?
理由としては、業績が好調だということが挙げられます。業績が好調な理由は、主に以下の要因があります。
・インバウンド需要
・サプリメント事業が好調
まず1つはインバウンド需要です。ニュースでもよく話題になりますが、現在日本には海外からの観光客が数多く訪れています。
特にアジア、中でも中国人を中心にファンケルの化粧品や健康食品が人気で、売上を伸ばしています。
2つ目のサプリメント事業ですが、国内シェアは1位。
特に現在は、CMでもおなじみの「内脂サポート」が好調です。
また、中国向けの越境ECも好調です。
中国については、今後は現地販売にも力を入れて行く予定です。
これら、主に訪日外国人や海外向けの事業が好調で、ここ数年株価が上昇しているのです。
ファンケルの株価の今後の予想は
それでは、ファンケルの今後の株価の動きについて考えてみたいと思います。
まず業績ですが、ここ数年のファンケルの業績は順調です。
(単位:百万円)
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 |
2017.03 | 96,305 | 2,244 | 2,385 | 5,146 |
2018.03 | 109,019 | 8,448 | 8,650 | 6,191 |
2019.03 | 122,496 | 12,387 | 12,348 | 8,649 |
予 2020.03 | 131,000 | 15,000 | 15,100 | 10,200 |
上述した、株価が大きく上がり始めた2017年以降、売上・利益共に右肩上がりです。 PER(株価収益率)は、約34倍と少し高めです。
ほぼ同業の資生堂が約36倍、花王が約27倍、コーセーが約24倍ということを考えても少し高めです。
業績は良いのですが、指標はあまり良くありませんね。
ただし、今後事業として中国での現地販売を強化していく方針なので、健康食品(サプリメント含む)の中国での販売認可が取れれば業績に大きく寄与することが考えられます。
直近の数年で株価が大きく上昇していることを考えると、もしかしたら近い将来に一旦大幅に株価を大きく下げる場面もあるかもしれません。
ただし、基本的には現在の株価と比較すると緩やかに上昇していくのではないかと考えます。
業績、もっと言えば、現状では中国向けの事業展開次第ではありますが。
あとは、キリンとのシナジー効果をどこで発揮できるかということになるでしょう。
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売買ごと | 99円 | 275円 | 275円 | 535円 | 1013円 |
1日定額 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 | 2750円 |
※手数料は税込価格です
ファンケルの株主優待はどんなもの?今後予測まとめ
ここまでファンケルの株について解説してきました
ファンケルは現在業績は好調で、株主優待も配当もしっかりと行っています。
株主優待で自社製品がもらえるので、特に女性には喜ばれるでしょう。
キリンとの資本業務提携の効果もこれから出てくると思うので、将来性に期待することも出来ます。ただし、現在の株価は過去の株価と比較して高い水準にあることも確かなので、優待や配当目的、もしくは将来性を見越した上での長期保有前提での投資というのがしっくりくる銘柄です。
好調な業績、株主優待の実施、配当の実施という点では、株式投資初心者にもおすすめできる銘柄です。