株式会社村田製作所(むらたせいさくしょ)は、日本の電子部品メーカーであり、複数の製品で世界トップシェアを誇るグローバル企業です。
代表的なところでは、以下の製品で世界トップシェアを誇っています。
村田製作所採用ページより
海外売上高比率は90%以上と、日本企業の中でもとても高い海外売上高比率を誇っているのも村田製作所の特長です。
株式市場には東証1部とシンガポール証券取引所に上場しています。
東証1部の証券コードは「6981」。
ここからは、村田製作所の株について詳しく紹介していきます。
村田製作所の株価は今後10年でどうなるの?
まず、村田製作所の株価が今後どのようになっていくのかを考えてみましょう。
目下、最大の注目点は「5G」です。
村田製作所の電子部品はスマートフォンに数多く搭載されていますが当然、次世代通信規格「5G」用のスマホにも搭載されます。
現在5Gは全世界で商用化が進められており、日本でも2020年3月から商用化が開始されました。5Gを利用するためには5G用の端末が必要です。
つまり、これから5Gの通信網が広がっていくことにより、全世界的に端末の買い換えが起きますが、村田製作所はこの5G用端末に必要な電子部品の分野で圧倒的なシェアを誇っているのです。
難しい説明は避けますが、「チップ積層セラミックコンデンサ」「表面波(SAW)フィルタ」「デュプレクサ」「セラミック発振子」「EMI除去フィルタ」「無線LANモジュール」「ブルートゥースモジュール」「インダクタ」といったものが5G用に新規開発される電子部品ですが、上記の中では「インダクタ」以外は世界シェア1位、「インダクタ」も日本企業のTDKに次いで世界シェア2位なのです。
ここまでの説明だと明るい未来が約束されているような感じですが、懸念点もあります。
それは、米中貿易摩擦です。
村田製作所の顧客は世界中にいますが、中国はその中でも最も大きな市場です。
アメリカと中国の対立は当然日本には無関係という訳にはいきません。
米中の対立が悪化すれば、中国企業へ自社製品が販売できなくなるという可能性も最悪のシナリオとして考えられます。
ただ、総合的に考えると5Gの普及に伴い、iPhoneを初めとするスマートフォン向けの電子部品の需要はこれから益々上がってくることは間違いないので、中期的には株価の上昇に期待できる銘柄です。
そして、すでに6Gについても商用化が世界的に議論に上がっていて、2030年頃には6Gが商用化されるのではないかと言われています。
それまでに村田製作所が現在の地位を守り続けることができていれば、長期的にも期待ができる銘柄だと言えるでしょう。村田製作所は、日本株の中でも有望株の一つであることに間違いはありません。
村田製作所の株主優待と配当について
村田製作所は株主優待を行っていません。
配当は行っていて、2020年3月期は1株あたり年間97円(中間配当47円・期末配当50円)の配当でした。
2021年3月期は1株あたり年間110円(中間配当55円・期末配当55円)の配当予想となっています。
村田製作所の株の買い方は?
ここでは、村田製作所の株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。
2、銘柄検索で「村田製作所」「6981」などで検索。
3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。
4、買いたい株数を入力。
5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。
6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります)
7、「注文」ボタンを押せば注文完了。
8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
2、銘柄検索で「村田製作所」「6981」などで検索。
3、現物で買っている場合は「現物売」、信用で買っている場合は「信用返済売」を選択。
4、売りたい株数を入力。
5、売りたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている買い注文の一番高い金額で売る場合は「成行」にチェックを入れる。
6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります)
7、「注文」ボタンを押せば注文完了。
8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
証券会社によって多少表記される文言が違う場合はありますが、上記の手順で株の売買をすることができます。
村田製作所の株が買える証券会社はこちら
ここでは、村田製作所の株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。
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IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
〇
△
×
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
550円
550円
550円
550円
2750円
村田製作所の株の購入の仕方まとめ
村田製作所は2014年3月期に初めて売上高1兆円を突破し、2019年3月期には売上高1兆5千億円を突破と、大企業ではありますが急成長している企業です。
海外売上高比率も高く、世界の成長市場で必要とされているものを提供できているというのも投資対象としては魅力的です。
もちろん、すでに説明したように今後の5G需要を見据えると業績にも大きな期待ができます。
米中の対立は気になるところですが、その影響を差し引いても将来有望な日本企業のうちの1社であることは間違いありません。
株式投資初心者でも、投資対象として検討に値する銘柄でしょう。