「FXの手法ってたくさんあるけど、どれを使えば勝てるんだろう・・・」
「初心者でも簡単にできるFXの手法ってないのかな?」
あなたはこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
確かにFXの手法は本やネット上に無数に存在しており、どれを使えばよいのか迷いますよね。
しかし、自分が使うFXの手法を適当に決めてしまっては、トレードで損失を出し続けることになりかねません。
まずは初心者でも簡単にできるFXの手法を見ていき、そこから自分に合った手法を見つけてみましょう。
今回は、「初心者でもできるFXのおすすめ手法」などについて解説いたします。
FXの「手法」とはトレード手法と相場分析手法の2つ
FXの「手法」は主に2つに分けることができます。
2. 相場分析手法
2つの手法の知識はFXの土台となるものであるため、トレードをする上でしっかりと理解しておくことが必要です。
以下で順に解説させていただきます。
FXの「手法」①トレード手法
FXのトレード手法とは、トレードをおこなう時間軸のことになります。
つまり、エントリーから決済までの時間で分類されるというわけです。
トレード手法は基本的に以下の4つに分けることができ、「トレードスタイル」とも呼ばれています。
1. スキャルピング
2. デイトレード
3. スイングトレード
4. ポジショントレード
自分の生活スタイルや性格、相性などを考えて、自分に合ったトレード手法を見つけるとよいでしょう。
トレード手法①スキャルピング
スキャルピングとは、短時間に何度もトレードを繰り返す手法です。
スキャルピングでは数秒から数分という短時間でトレードをおこない、小さな利益をコツコツと積み重ねていきます。
スキャルピングは短時間で大きな利益を狙うことができるという魅力がある手法です。
ただし、パソコンの前で集中して相場を見ている時間を確保する必要があるため、生活スタイルによってはおこなうことが難しい場合があります。
トレード手法②デイトレード
デイトレードとは、数十分から1日の間でトレードをおこなう手法です。
つまり、デイトレードでは保有ポジションを翌日に持ち越すことがありません。
保有ポジションを翌日に持ち越すことがないため、寝ている間に大きな損失を抱えてしまうというリスクを避けることができます。
ただし、当日中に保有ポジションを決済しなくてならないため、人によっては負担に感じてしまうこともあります。
トレード手法③スイングトレード
スイングトレードとは、数日から一週間の間でトレードをおこなう手法です。
スイングトレードは前述したスキャルピングやデイトレードと比べると、相場を確認する頻度が格段に少なくて済むというメリットがあります。
そのため、仕事が忙しい方などFXにあまり時間をかけられない方におすすめのトレード手法です。
ただし、トレード期間が長く一度に狙う値幅が大きくなるため、利益と共に損失も大きくなりやすく、万一大きな損失が起こった際はストレスを感じやすい点に注意が必要です。
トレード手法④ポジショントレード
ポジショントレードとは、1週間から数年の間でトレードをおこなう手法です。
ポジショントレードはポジションを保有する期間が長いため、トレード回数は少なくなりますが非常に大きな利益を狙うことができます。
さらに、長期的な視点でトレードをおこなうため、短期的な値動きにあまりストレスを感じなくてすみます。
ただし、保有する期間が長くトレード回数も少ないため、トレードをするにあたっては綿密な分析が必要不可欠です。
FXの「手法」②相場分析手法
相場分析手法とは、その名の通り相場を分析する手法のことです。
相場分析手法は基本的に2つの手法に分けられます。
1. ファンダメンタルズ分析2. テクニカル分析
以下で順に解説させていただきます。
相場分析手法①ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは、各国の経済状況や金融政策、政治などの分析により相場を予測する手法です。
つまり、あなたがトレードをする通貨ペアの国の経済指標や要人発言などをチェックし、経済状況や通貨ペアの値動きにどのように影響するのかを分析していきます。
しかしながら、経済や金融のニュースやデータが通貨ペアにどのような影響を及ぼすのかを分析することは、FX初心者の方が急におこなうにはハードルが高いです。
そのため、後述するテクニカル分析を主に使ってトレードをおこない、ファンダメンタルズ分析をする力は徐々に身につけていくとよいでしょう。
相場分析手法②テクニカル分析
テクニカル分析とは、通貨ペアの過去の値動きを示すチャートの分析をして相場を予測する手法です。
チャートには過去の値動きが示されており、テクニカル分析では値動きの中から一定の法則性を見つけてトレードをおこないます。
例えば、ローソク足のパターンや移動平均線、RSI、MACDといったテクニカル指標を使ってトレードします。
前述したファンダメンタルズ分析と比較するとテクニカル分析は理解しやすく、まずはテクニカル分析を使ってトレードをおこなうことをおすすめします。
【初心者OK】FXのおすすめ手法ランキングトップ3
初心者の方でも簡単にできて人気のあるFXのおすすめ手法を3つ集めました。
1. 2本のEMA(指数平滑移動平均線)を使った手法
2. パーフェクトオーダーを使った手法
3. ローソク足の4本値を使った手法
この項目の中から自分に合いそうな手法をぜひ見つけてみてください。
【第1位】2本のEMA(指数平滑移動平均線)を使った手法
2本のEMA(指数平滑移動平均線)を使った手法とは、「2本の移動平均線のみでトレードをおこなう非常にシンプルな手法」です。
EMAとは移動平均線の一種で通常の移動平均線と比べ、直近の動きに敏感に反応します。
また、2本のEMAは短期EMAを10期間、長期EMAを20期間に設定します。
トレードをおこなう時間足は15分足または30分足です。
買いでトレードをおこなう場合
3. ローソク足の終値が短期EMAより上に来たら買いでエントリーをする。
買いポジションを決済する場合
1. 買い注文と同時に決済注文を指値と逆指値で入れます。
指値とは現在のレートよりも有利なレートになったら約定するように指定する注文方法で、決済では主に利益確定で使われます。
また、逆指値とは現在のレートよりも不利なレートになったら約定するように指定する注文方法で、決済では主に損切りで使われます。
2. 指値は保有ポジションから30pips上に、逆指値は保有ポジションから20pips下に設定します。
ただし絶対ではなく、通貨やボラティリティによって調整をおこないましょう。
この手法のポイントは指値を30pips上に、逆指値は20pips下に設定することによって勝率5割でも利益がでるようにすることです。
【第2位】パーフェクトオーダーを使った手法
パーフェクトオーダーを使ったトレード手法とは、「ローソク足と3本の移動平均線が順番に並ぶタイミングを狙ったトレード手法」になります。
パーフェクトオーダーとは、上昇トレンドであればローソク足と3本の移動平均線が上から「ローソク足→短期移動平均線→中期移動平均線→長期移動平均線」に並んだ状態です。
下降トレンドであれば上から「長期移動平均線→中期移動平均線→短期移動平均線→ローソク足」の順に並んだ状態になります。
短期移動平均線や中期移動平均線、長期移動平均線の期間設定は以下の表を参考にして選んでください。
短期移動平均線 | 中期移動平均線 | 長期移動平均線 | |
日足以下 | 5、15、20、25 | 50、75 | 100、200 |
週足 | 9 | 13 | 26 |
月足 | 12 | 24 | 60、120 |
買いでトレードをおこなう場合
1. ローソク足と3本の移動平均線が上から「ローソク足→短期移動平均線→中期移動平均線→長期移動平均線」に並び、上昇トレンドのパーフェクトオーダーが発生したことを確認する
2. 買いでエントリーをおこなう
買いポジションを決済する場合
1. パーフェクトオーダーの順番が崩れたことを確認する。
例えば、ローソク足が短期移動平均線を下抜けたり、短期移動平均線が中期移動平均線を下抜けたりした場合などが該当します。
2. 保有ポジションを決済する。
パーフェクトオーダーは相場のトレンドが非常に強い時に発生するため、トレンドに逆らわずにトレードをおこなうことを必ず心がけてください。
【第3位】ローソク足の4本値を使った手法
ローソク足の4本値を使った手法とは、「朝の5分に4本値を確認するだけ」という手法です。
4本値とは、ローソク足の始値や終値、高値、安値のことをいいます。
ローソク足の4本値を使った手法では、日足の4本値を使用します。
トレードの手順
1. 毎朝(火曜日から金曜日)6時〜7時前にポンド円の4本値を確認する。
※同じFX会社の4本値を使い、レートの誤差が出ないようにする。
2. 前日の終値(確定前でもOK)から、30pips以上動いた方向に順張りでエントリーする。
3. 値動きが30pips未満だった場合には、その前日の方向と同じ方向にエントリーする。
基本的に週明けの月曜日はレートの変動が激しく方向性が見えないことがあるため、トレードは見送りとします。
たった1銭でも30pipsを超えたら、方向性が転換したと判断することが重要です。
また、ポンド円は値動きが大きいため利益も大きく狙うことができますが、スプレッドが開きがちなためエントリーのタイミングに注意しましょう。
保有ポジションを決済する場合
1. 損切りのための逆指値を保有ポジションから100pips下に設定する。
2. 利益確定は保有ポジションから300pips上で自由に設定する。
基本的には朝の確認時に方向が変われば利益確定をし、方向性が変わらなければそのまま継続してトレードをおこなう。
注意点として、保有ポジションを翌週に持ち越すと土日に報じられたニュースなどによって、週明けに思わぬ損失が発生する場合があるため、遅くとも土曜日の朝には決済をしてください。
まとめ:3つの手法の中から自分に合いそうな手法を試そう
ここまで「初心者でもできるFXのおすすめ手法」などについて解説させていただきました。
FXの「手法」は主に2つに分けることができましたね。
1. トレード手法
2. 相場分析手法
相場分析手法は基本的に2つの手法に分けることができました。
1. ファンダメンタルズ分析
2. テクニカル分析
ファンダメンタルズ分析と比較するとテクニカル分析は理解しやすく、まずはテクニカル分析を使ってトレードをおこなうことがおすすめです。
また、初心者の方でも簡単にできて人気のあるFXのおすすめ手法を3つ解説させていただきました。
1. 2本のEMA(指数平滑移動平均線)を使った手法
2. パーフェクトオーダーを使った手法
3. ローソク足の4本値を使った手法
どれもシンプルな手法になっているため、まずは自分に合いそうだと感じたものを試してみてください。
本記事で解説させていただいた手法を参考に、あなたがFXで勝てるようになることを願っています。