「メキシコペソってどういう通貨なの?儲かる?」
「メキシコペソはどう運用すればいいんだろう・・・」
あなたはこのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
確かに、メキシコペソは日本人になじみがある通貨とは言いづらく、運用方法も想像しづらいですよね。
しかし、メキシコペソは運用方法次第で得ることのできる利益が大きく異なります。
そのため、運用方法をしっかりと理解することが重要なのです。
今回は、「メキシコペソのスワップポイント複利運用方法」などについて解説いたします。
メキシコペソとは?特徴や値動きの傾向
メキシコは銀や原油、天然ガスといった資源が豊富な新興国です。
そのため、メキシコペソは資源国通貨に位置づけられており、原油などの資源価格に影響を受けやすいという特徴があります。
さらに、メキシコは地理的条件からアメリカへの依存度が高く、アメリカの景気動向のチェックがメキシコペソのトレードでは重要です。
加えて、2022年4月現在の政策金利は6.50%となっており、日本円の-0.10%と比べると圧倒的な高金利を誇ります。
単利運用と複利運用の違い
資産運用の方法には、大きく分けて単利運用と複利運用の2種類があります。
この項目では、単利運用と複利運用とは何かと、その違いについて解説させていただきます。
単利運用とは
単利運用とは、「資産運用から得られた利益を運用資金から引き出し、常に一定の資金で運用し続けること」です。
つまり、初年度でも5年後でも10年後でも同じ資金で運用をおこなうということです。
例えば、初年度に100万円で運用を開始するのであれば、5年後も100万円、10年後も100万円で運用していきます。
もし運用で利益が出たとしても単利運用では利益分を運用資金にしないため、初年度から運用をやめるまで運用資金は変わりません。
複利運用とは
複利運用とは、「資産運用による利益を、資金にプラスして投資すること」です。
要するに、資産運用によって得られた利益を再投資して、運用資金をどんどん大きくしていきます。
例えば、初年度に100万円で運用を開始したとすると、5年後には100万円プラス5年間の利益分、10年後には100万円プラス10年間の利益分で資金を運用します。
利益を再投資すると、そこからさらに利益が生まれるため、単利運用より複利運用の方が圧倒的に早く資金を増やしやすいです。
あの天才アインシュタインが、「複利は人類最大の発明」と言ったのは有名な話です。
単利運用と複利運用の違いとは
単利運用と複利運用の違いとは、「運用で得られた利益を引き出すのか再投資するのか」です。
前述した通り、単利運用は常に一定の資金で運用し続けます。
しかし、複利運用は資産運用によって得られた利益を再投資して、運用資金をどんどん大きくしていきます。
もちろん運用資金を大きくすればするほど、大きな損失を出してしまうリスクが上がるというのも事実です。
そのため、複利運用をする際は、イチかバチかのギャンブルのような投資ではなく、安定しており勝率の高い投資がおすすめです。
メキシコペソを複利運用すべき理由3選
メキシコペソを複利運用すべき理由は主に3つあります。
1. 高いスワップポイント
2. 国としての格付けが高い
3. 少額から運用することができる
以下で順に解説させていただきます。
高いスワップポイント
まず、メキシコペソは高いスワップポイントを得ることができます。
つまり、メキシコペソの運用は収益性が高いということです。
スワップポイントとは「2カ国間の金利差によって生じる利益または損失」のことを言います。
例えば、FXで日本円を売って高金利通貨のメキシコペソを買った場合、日本の政策金利が-0.1%、メキシコは6.50%です(2022年4月時点)。
そのため、「メキシコの政策金利6.50%-日本の政策金利-0.10%=6.60%」をスワップポイントとして受け取ることができます。
スワップポイントは簡単に言うと、毎日日割りで金利を受け取ることができるため、金利の高いメキシコペソを長期的に保有することで高い利益が期待できます。
国としての格付けが高い
メキシコは新興国の中では、国としての格付けが高い国です。
格付けとは簡単に言うと、「国の財政的な信用度」になります。
例えば、国が発行した国債の元本の返済や利子の支払いを期日通りにしっかりとしてくれるのか、デフォルトのリスクはどれほどなのかといったようなことが格付けに影響を与えます。
メキシコが新興国の中では国としての格付けが高いことは、投資をする上で安心材料になると言えるでしょう。
少額から運用することができる
メキシコペソは少額の資金から運用することができる通貨です。
なぜなら、メキシコペソ/円は2022年4月現在で約6.3円程度と非常に為替レートが低いからです。
例えば、メキシコペソ/円を1万通貨買う場合、国内FX会社の最大レバレッジである25倍であれば2,500円程度から運用を開始することができます。
同じ1万通貨を買う場合でも、ドル/円であれば5万円程度の資金が必要となります。
そのため、メキシコペソは運用のハードルが非常に低い通貨であると言えるでしょう。
メキシコペソを単利運用と複利運用した場合の利益をシミュレーション
メキシコペソを単利運用と複利運用した場合の利益はどのようになるのでしょうか。
メキシコペソ/円を単利運用と複利運用の場合に分けてシミュレーションしてみました。
単利運用の場合
この項目では、メキシコペソ/円を単利運用した場合のシミュレーションをしていきます。
2022年4月現在、メキシコペソ/円の価格は約6.35円、スワップポイントは日本のFX会社では最大10円程度です。
したがって、今回はメキシコペソ/円の価格は6円、スワップポイントが10円、初年度資金が6万円で計算していきます。(年6%の金利で計算)
レバレッジ1倍
年度 | 開始時の資金 | 終了時の資金 |
1年目 | 60,000円 | 63,650円 |
3年目 | 60,000円 | 63,650円 |
5年目 | 60,000円 | 63,650円 |
7年目 | 60,000円 | 63,650円 |
10年目 | 60,000円 | 63,650円 |
合計の利益 | 36,500円 |
レバレッジ3倍
年度 | 開始時の資金 | 終了時の資金 |
1年目 | 60,000円 | 70,950円 |
3年目 | 60,000円 | 70,950円 |
5年目 | 60,000円 | 70,950円 |
7年目 | 60,000円 | 70,950円 |
10年目 | 60,000円 | 70,950円 |
合計の利益 | 109,500円 |
レバレッジ5倍
年度 | 開始時の資金 | 終了時の資金 |
1年目 | 60,000円 | 78,250円 |
3年目 | 60,000円 | 78,250円 |
5年目 | 60,000円 | 78,250円 |
7年目 | 60,000円 | 78,250円 |
10年目 | 60,000円 | 78,250円 |
合計の利益 | 182,500円 |
単利運用であるため、利益(スワップポイント)が出ても毎年6万円からのスタートになります。
そのため、利益も毎年一定の金額です。
とはいえ、メキシコペソの高い金利のおかげで毎年の利益は高くなっています。ただし、後述する複利運用と比べると少し物足りなさを感じてしまいます。
複利運用の場合
この項目では、メキシコペソ/円を複利運用した場合のシミュレーションをしていきます。
2022年4月現在、メキシコペソ/円の価格は約6.35円、スワップポイントは日本のFX会社では最大10円程度です。
したがって、前述した単利運用と同じくメキシコペソ/円の価格は6円、スワップポイントが10円、初年度資金が6万円で計算していきます。(年6%の金利で計算)
レバレッジ1倍
年度 | 開始時の資金 | 終了時の資金 |
1年目 | 60,000円 | 63,650円 |
3年目 | 67,469円 | 71,517円 |
5年目 | 75,808円 | 80,356円 |
7年目 | 85,177円 | 90,287円 |
10年目 | 101,446円 | 107,532円 |
合計の利益 | 47,532円 |
レバレッジ3倍
年度 | 開始時の資金 | 終了時の資金 |
1年目 | 60,000円 | 78,250円 |
3年目 | 83,544円 | 98,581円 |
5年目 | 116,325円 | 137,263円 |
7年目 | 161,970円 | 191,124円 |
10年目 | 266,120円 | 314,021円 |
合計の利益 | 254,021円 |
レバレッジ5倍
年度 | 開始時の資金 | 終了時の資金 |
1年目 | 60,000円 | 78,000円 |
3年目 | 83,544円 | 131,820円 |
5年目 | 116,325円 | 222,775円 |
7年目 | 161,970円 | 376,489円 |
10年目 | 266,120円 | 827,144円 |
合計の利益 | 767,144円 |
複利運用であるため利益(スワップポイント)が出ると、翌年は利益分が開始時の資金に加えられます。そのため、利益も毎年雪だるま式に増えていくことになるのです。
例えば、レバレッジ1倍でも10年後の利益は初年度資金である6万円の約8割である47,532円、レバレッジ3倍であれば初年度資金の約4倍の254,021円、レバレッジ5倍なら初年度資金の約13倍の767,144円が利益になります。
もちろん、初年度資金を6万円以上にしたり、為替レートの変動による利益が出たりした場合はさらに利益が上がります。
前述した単利運用と比べると、複利運用は爆発的な収益性であると言えるでしょう。
メキシコペソの複利運用で最適なレバレッジとは
メキシコペソの複利運用で最適なレバレッジは「3~5倍程度」です。
つまり、メキシコペソの運用では最大でもレバレッジは5倍までに抑えましょう。
なぜなら、5倍以上のレバレッジでの運用では、レートが急変した時に強制ロスカットをされてしまうリスクが高まるからです。
メキシコペソのスワップポイント運用は長期保有が基本であるため、含み損を抱えても耐えてまたレートが上がるのを待つ余力を持っていることが重要になります。
そのため、強制ロスカットをされないためにレバレッジは控えめにしておくことをおすすめします。
メキシコペソの複利運用での注意点3選
メキシコペソの複利運用での注意点は主に3つあります。
2.為替レートの変動をチェックする
3.金利(スワップポイント)の変動に注意する
以下で順番に解説させていただきます。
スワップポイントが高いFX業者を選ぶ
メキシコペソの複利運用では、スワップポイントが高いFX業者を選ぶことが重要になります。
なぜなら、FX業者によってスワップポイントは異なるからです。
例えば、メキシコペソ/円のスワップポイントが8円のFX会社と6円のFX会社では、年間の利益が3割以上違ってくることになります。
そのため、少しでもスワップポイントが高いFX業者を選んだ方が、基本的には高い利益をあげられるということになります。
為替レートの変動をチェックする
為替レートの変動をチェックすることも大切です。
というのも、メキシコペソはあくまでも新興国であるメキシコの通貨であるため、景気が後退したり経済的によくないイベントが起こったりした時には、ドルや円などの主要通貨と比べて下落しやすいからです。
したがって、高いレバレッジでメキシコペソを運用している場合には、資金を追加したり保有しているポジションの一部を損切りしたりするなどの対策を取らないと、強制ロスカットをされてしまう可能性があります。
メキシコペソの運用では高いレバレッジは避け、低いレバレッジで運用することで強制ロスカットをされないようにすると安心です。
金利(スワップポイント)の変動に注意する
金利(スワップポイント)の変動にも注意しましょう。
なぜかと言うと、金利は常に一定ではなく変動するものだからです。
そのため、メキシコの金利動向に注意し、メキシコペソの運用の継続と中止を判断していきましょう。
まとめ:メキシコペソは複利運用の収益性が非常に高い
ここまで「メキシコペソのスワップポイント複利運用方法」などについて解説させていただきました。
メキシコペソは高いスワップポイントを得ることができ、新興国としては格付けも高く、高い収益性と安定性を兼ね備えていることが特徴です。
特に、複利運用をした際の収益性は非常に高くなります。
さらに、少額から運用を開始することができるため、投資初心者の方やリスクを抑えたい方にもおすすめです。
ただし、スワップポイントはFX会社によって異なるため、運用を開始する際はスワップポイントが高いFX会社を選ぶことに注意してください。
本記事を参考に、あなたがメキシコペソの複利運用で大きく稼ぐことを願っています。