株式会社ブルボンは日本の大手菓子メーカーです。
「ルマンド」や「アルフォート」「フェットチーネグミ」などに代表されるヒット商品を数多く保有しています。
飲料やデザートなども販売しています。
近年、試薬事業にも参入しました。
1924年(大正13年)、現在の新潟県柏崎市に「北日本製菓」として創業。最初はビスケットの製造からはじまりました。
現在の社名「ブルボン」になったのは1989年で、以前より使用されていた商標と社名を統一しました。
株式市場には1954年に新潟証券取引所に上場。
2000年に東証2部に上場しました。
現在も東証2部に上場していて、証券コードは「2208」です。
ここからは、ブルボンの株について詳しく紹介していきます。
ブルボンの株主優待と配当について
株式会社ブルボンは株主優待を実施していて、権利確定日(権利付日)と優待内容は以下のようになっています。
・権利確定月:9月末
・優待内容:自社商品詰合せ
・優待対象者:毎年9月末日に6ヶ月以上継続して保有している株主
100株以上 1000円相当
1000株以上 2500円相当
5000株以上 2500円相当+新潟県産コシヒカリ5kg
配当も行っていて、2020年3月期は1株あたり年間23円(中間配当11円・期末配当12円)の配当でした。
2021年3月期は1株あたり年間23円の配当(中間配当11.5円・期末配当11.5円)を予想しています。
ブルボンの株価の今後はどうなるの?
ここでは、ブルボンの株価が今後どうなっていくのかについて考えてみます。
まずは、ブルボンのここ数年間の業績から見ていきましょう。
(単位:百万円)
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株利益 | 1株配当 |
2017.03 | 112,918 | 4,809 | 4,666 | 3,652 | 152.0円 | 19円 |
2018.03 | 117,696 | 5,177 | 5,322 | 3,657 | 152.2円 | 21円 |
2019.03 | 117,572 | 4,449 | 4,560 | 3,117 | 129.8円 | 22円 |
2020.03 | 117,551 | 2,919 | 2,899 | 1,875 | 78.1円 | 23円 |
予 2021.03 | 118,600 | 3,600 | 3,600 | 2,400 | 99.9円 | 23円 |
2018年3月期は売上から最終益まで全て過去最高を記録しましたが、その後は伸び悩んでいる印象です。
特に、利益面は苦戦をしていますね。
ブルボンのここ5年の株価の動きを見てみましょう。
2016年半ばから2018年前半にかけて株価は上昇しましたが、その後下降トレンドに入ります。
2020年5月現在はここ5年でも安値水準となっています。
PER(株価収益率)は約18倍、PBR(株価純資産倍率)は約0.9倍です。
2020年5月時点の1800円程度の株価であれば割高感はありません。むしろ適正水準でしょう。
ここから大きく業績が伸びるような事象やリリースが出れば別ですが、それがなければしばらくは株価は現在の水準あたりで推移するのではないでしょうか。
定番商品も数多くあり、いきなり業績が落ち込むことはあまり考えられません。
ここ数年売上だけを見ればほぼ横ばいということもあり、現在の株価から大きく上下するようには思えません。
ブルボン株価が下落するのはどんな理由?
ここでは、ブルボンの株価が上昇したり下落したりすることに影響を与える理由について考えてみましょう。
まず第一に、上場企業なので業績に関するニュースです。
上方修正や下方修正のニュースですね。
それ以外でもM&Aや新規事業など、理由はいくつかありますが、代表的なものを2つ挙げます。
・原材料費の値上がりや値下がり
⇒主にお菓子を作っているブルボンでは、小麦粉をはじめ様々なものを原材料として使用しています。
これら原材料の値段が高騰すれば原価が上昇し、利幅が少なくなります。原材料の値段が下落すれば反対に利幅が大きくなります。
当然、利益が上がれば株価は上がり、利益が下がれば株価は下がることになるのです。
・円高や円安などの為替変動
⇒円高になれば自動車産業のような輸出企業にとって不利になります。
そうすると、内需企業の株に資金が集まるようになります。
ブルボンは内需企業として捉えられます。
反対に、円安になれば投資家の資金は海外に強い企業の株に移動します。
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売買ごと | 99円 | 275円 | 275円 | 535円 | 1013円 |
1日定額 | 550円 | 550円 | 550円 | 550円 | 2750円 |
※手数料は税込価格です
ブルボンの株はお得?まとめ
この記事ではブルボンの株について紹介してきました。
ブルボンは配当、株主優待共に行っているので、株式投資初心者でも購入しやすい銘柄だといえるでしょう。
ここ数年業績は伸び悩んでいますが、直近5年程度の株価の動きを見ると、現在の1800円程度が安値水準となっています。
業績が大きく下がる要因があれば分かりませんが、そうでなければこの水準で購入しても大きく損失を出すということはなさそうです。
むしろ、上値余地の方があるのではないでしょうか。
ブルボンのお菓子のファンであれば、株主優待目的で保有しておくのもありだと思います。
その場合は、6ヶ月以上の継続保有が優待を受けられる条件なので、早めに購入しておきましょう。