ホクト株式会社は、きのこの新種開発や製造、販売までを行う、きのこに関する総合企業です。
スーパーなどでホクトのきのこを見かけたことがあるという方や、実際に買っているという方も多くいるのではないでしょうか。
元々は食品包装資材の販売を行う企業でしたが、1968年(昭和43年)ガラスに替わるポリプロピレン製のきのこ栽培容器を製造・販売することで、地震などでも割れないメリットが評価されて、それ以後きのこ栽培用資材のトップメーカーとなりました。
1983年(昭和58年)に「きのこ総合研究所」を設立して以後、きのこ栽培にも乗り出しました。
1994年(平成6年)11月に株式を店頭公開、1999年(平成11年)11月に東証1部に上場しています。ここでは、ホクトの株主優待や配当、株価の動きなどについて解説していきます
ホクトの株主優待の内容はこれ
ホクトは株主優待を実施しており、自社製品を優待商品としてもらうことができます。(2019年3月期)
・権利確定月:3月末 ・優待内容:下記より1点を選択 A.健康セット(アガリクスドリンク等詰合せ) B.レトルトセット(レトルトカレー、炊き込みご飯の素等詰合せ) C.きのこ・レトルトセット(きのこ数種類、レトルトカレー等詰合せ) ・優待対象者:100株以上保有の株主
ホクトの株主優待をもらうために必要なことは、株主優待の「権利付き日」にホクトの株を100株以上持っているということだけです。 ホクトの株主優待を受けられる基準日は、毎年3月31日です。 株は約定してから、約定日から起算して3営業日目に受け渡しとなります。(言い方を変えると、2営業日後) 株主優待を受けるためには、3月31日にホクトの株を持っている必要があるため、3月31日の2営業日前までに約定している必要があります。 2020年3月期の場合、3月31日は火曜日です。株主優待を受けるためには、3月27日(金)までにホクト株を約定している必要があるということです。 この時、一つ注意することがあります。 株主優待を受けるためには現物で株を持っている必要があるため、必ず現物取引をしてください。信用で株を買っていても、株主優待を受けられないので要注意です。 権利付き日に株を持っていればいいので、その翌日(権利落ち日)に株を売っても株主優待を受けることは可能です。
ホクトの株主になるための最低必要資金は?
株価は毎日変動するので、その日によって必要な資金は変わります。
もし仮に、2019年8月21日にホクト株を購入して、そのまま2020年3月末まで株を持っていたと仮定すると、下記の資金が必要になります。
■2019年8月21日時点の終値
・1,813円
単元株数は100株なので、「181,300円」が必要になるということです。
ホクトの株は今後どうなっていくのか?予測と配当と利回りについて
ホクト株のここ3年の動きを見ると、株価はほぼ2,000円近辺を推移しています。
全体的には1,900円~2,100円のボックス相場といったところでしょうか。
2019年もおおむね株価は1,900円を超えていましたが、5月に入って2020年3月期は経常益が昨対比35.1%減になるというIRを受け、1,900円を割るようになりました。
業績面はどうなのかというと、堅調だと言えます。
2020年3月期はコスト増のため利益は前期に比べて減益予想ですが、売上は伸びる予測です。
直近3年間の業績と2020年3月期の予想は以下のようになっています。
※単位(百万円)
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 |
2017.03 | 63,119 | 3,430 | 4,379 | 2,828 |
2018.03 | 66,907 | 3,181 | 4,033 | 2,418 |
2019.03 | 70,183 | 3,503 | 4,610 | 3,188 |
予2020.03 | 72,200 | 2,710 | 2,990 | 2,120 |
ファンダメンタルズを見ると、PER(株価収益率)は2019年8月21日時点で約27倍と、平均の15倍を大きく上回っていて割高水準と言えます。
とはいえ、PBR(株価純資産倍率)は1.16倍とそう買われ過ぎている印象はありません。
となると、事業の将来性は?ということになりますが、ホクトの国内の基盤は盤石です。
肝は海外展開ということになるでしょうが、海外での業績は徐々に伸ばしてきています。
短期では分かりませんが、中長期目線では海外事業の業績が上がるに従い株価も上がると考えられるので、いずれ株価は2000円~2100円までは戻していくのではないかと考えます。
ホクトは配当を実施していて、2019年3月期は1株あたり年間60円(中間配当10円・期末配当50円)の配当でした。
2020年3月期は1株あたり60円の年間配当(中間配当10円・期末配当50円)を予想しています。2020年8月21日時点の株価で計算すると、配当利回りは約3.3%です。
ホクトの株を買うのにおすすめの証券会社はここ
ここでは、ホクトの株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。
【PR】 ※手数料は税込価格です
・米国株の取扱銘柄数5,000超!
・NISA口座での国内株式の売買手数料は実質0円!外国株式の買付手数料も実質無料
・信用取引デビュー応援!
信用取引口座開設後、31日間の信用取引での株式売買手数料を全額キャッシュバック!(最大10万円まで)
IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
〇
△
×
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
550円
550円
550円
550円
2750円
ホクトの株主優待はこれがもらえる!まとめ
ホクトは食品会社でもあり、普段の生活で身近に接しているということで、個人投資家にも買いやすい銘柄だと思います。
配当もありますし、株主優待で食品をもらえるというのも家族がいる方には嬉しい内容です。
株価自体は短期で激しく動くような銘柄ではありませんが、中長期目線で投資をしたいという方であれば、投資対象として検討してもいい銘柄だと思います。