花王株式会社は、日本の大手化学メーカーです。
化粧品では資生堂に次いで国内2位、洗剤、トイレタリーでは国内1位のシェアを誇ります。両分野合わせると、そのシェアは世界でもTOP10に入ります。
化粧品メーカーのカネボウ化粧品も花王の子会社です。
創業は1887年(明治20年)にまで遡り、現在の花王株式会社の母体となる企業が設立されたのは1940年(昭和15年)です。株式市場には、1949年5月16日に上場。
東京証券取引所第一部に上場していて、証券コードは「4452」です。
この記事では、花王の株について紹介していきます。
花王の株主優待について
花王株式会社は、現在株主優待を実施していません。
今後の株主優待の実施に期待しましょう。
花王の株価は今後どうなる?配当金はあるの?
花王の株価は今後どうなるのか?結論から言うと、長期的には花王の株価は上がっていくと予想します。
まずは、花王のここ数年の業績から見ていきましょう。
(単位:百万円)
決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 |
2015.12 | 1,474,550 | 167,318 | 166,038 | 105,196 |
2016.12 | 1,457,610 | 185,571 | 183,430 | 126,551 |
2017.12 | 1,489,421 | 204,791 | 204,290 | 147,010 |
2018.12 | 1,508,007 | 207,703 | 207,251 | 153,698 |
予 2019.12 | 1,580,000 | 225,000 | 225,000 | 162,000 |
2015年以降だけみても、見事に右肩上がりです。2019年12月期においても、第三四半期まではしっかりと対前期比でプラスになっています。
花王の商品は、日本人であれば全ての人が何かしら使ったことがあるというくらい、身近にある物で生活に密着した商品が多いです。そして、各分野で確たる地位を築いている商品が数多くあります。
その証拠に花王は、あのリーマンショックで景気が落ち込んだ、2009年や2010年にも黒字、そして増配を達成しています。
同時期、国内トップ企業のトヨタをはじめ、数多くの日本を代表する企業は巨額の赤字を出していました。不況になると高価な贅沢品や嗜好品などは売れなくなりますが、花王の商品のような日常的に必要となる家庭用品はそれほど大きな影響は受けません。
不況時に強いというのが花王の特徴であり、これは今後も続いていくのではないかと考えます。投資の世界ではディフェンシブ銘柄と呼ばれていて、その安定した業績が花王株の魅力でしょう。
PER(株価収益率)は、2020年1月時点で約27倍、PBR(株価純資産倍率)は同じく約5.5倍です。
PER、PBR共に市場平均よりは高い水準ですが、花王のような不況期にも強いディフェンシブ銘柄は投資家の評価が高くPER、PBR共に高くなる傾向があります。
しかし、競合他社のライオンやユニ・チャームと比較するとまだPERは低く、これらの数値をみても上昇余地があると考えていいでしょう。
そして、花王の配当ですが、これは現在日本一の記録を持っています。それは、「29期連続増配」という日本最長記録です。
2019年12月期も増配見込みで、ほぼ確実にこの記録は更新されるでしょう。
気になる配当額ですが、2018年12月期は1株当たり年間120円(中間配当60円・期末配当60円)の配当でした。2019年12月期は1株当たり年間130円(中間配当65円・期末配当65円)の配当を予想しています。
花王の株価が上がる時や下がる時はどんなニュースが流れる時?
業績も好調で、不景気にも強い花王の様なディフェンシブ銘柄でも短期的には株価が上下します。決算発表や業績の上方・下方修正、自社株買いなどの、どの銘柄でも株価が大きく動くときは、花王も例外ではありません。
それ以外では、主に以下の様な要因で株価が上下することが挙げられます。
・自社の新商品発表時:売上増加期待から株価が上がる場合があります。
・他社の新商品発表時:競争激化による売上減少懸念により株価が下がる場合があります。
・各地域の経済動向:花王は世界に展開していますが、特にアジア、中でも中国市場の比率が高く、経済指標発表時などに株価が動くことがあります。
この他にも株価が上がったり下がったりする要因はいくつもありますが、代表的なものを紹介しました。
花王の株が買える証券会社はここ
ここでは、花王の株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。
※手数料は税込価格です ※同一日に同一注文で複数の約定となった場合は、約定代金を合算し手数料を計算します。 SMBC日興證券もIPOに力を入れていて、IPO取扱い数は全証券会社の中でもトップクラスです。 2020年は新規上場93社中52社を取り扱っています。 主幹事になることも多く、2020年は16社の主幹事を務めました。 主幹事には80%のIPO株が割り当てられるので、SMBC日興証券の口座を持っているだけで当選確率はかなり上がるでしょう。 預かり資産額によって当選確率が上がるステージ別抽選という制度がありますが、新規口座開設から3ヶ月間は資産が少なくても抽選確率が上がることが保証されています。 ※手数料は税込価格です
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IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
○
×
◎
◎
×
×
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
現物取引
99円
275円
275円
535円
1,013円
信用取引
0円
0円
0円
0円
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IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
◎
◎
〇
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
137円
275円
440円
880円
2200円
1日定額
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花王の株主優待と株価についてまとめ
花王は現在株主優待を行っていないことは残念ですが、その代わりに株主還元策として配当を行っていて、連続増配日本一を続けています。業績も堅調に右肩上がりで、リーマンショックの時には他社が巨額の赤字を出す中でも黒字を保ち、増配まで成し遂げました。
一言で表せば、「優良企業」ということになるでしょう。
1単元当たりの株価が高い「値がさ株」ではありますが、資金に余裕がある方であれば長期投資前提で購入を検討する価値は十分にある銘柄です。