【超初心者向け】太陽誘電の株の購入の仕方

太陽誘電株式会社は、受動電子部品を主とした電気機器製造会社です。 グローバルに事業を展開しており、海外売上高比率は90%を超えています。

一般の方にはあまり社名を知られていないかもしれませんが、かつてはCD-R、DVD-R、BD-Rなどの記録メディアを「That's」ブランドとして製造・販売していました。

主力商品は誘電体セラミックを使用したコンデンサや、フェライトセラミックを使用したインダクタなどの受動電子部品、電子部品技術を生かした高密度実装によるBluetoothやLCDバックライトのモジュールなどです。

1950年3月23日、東京都杉並区に「太陽誘電株式会社」を設立。

1967年5月には初の海外現地法人を台湾に設立しました。

株式市場には、1970年3月に東証2部に上場、約3年後の1973年1月に東証1部に上場を果たします。

証券コードは「6976」。ここからは、太陽誘電の株について詳しく紹介していきます。

この記事を書いた人

RED

投資歴10年の個人投資家。FP3級保持 信用取引や現物取引からロボアドバイザーなど様々な投資を経験している Twitter@chart_master_11

太陽誘電の株価が上昇する理由は？

太陽誘電の主力製品のひとつにコンデンサというものがあります。

コンデンサの中では特に積層セラミックコンデンサと呼ばれる、セラミックを焼き固めて作られる0.1ミリサイズの超小型のコンデンサがスマホなどに搭載されて需要が伸びています。

コンデンサは電気の流れを整えたり、電気を貯めておく働きがあり、電子回路には欠かせない存在です。

スマホだけではなく、自動車や携帯の基地局などでも需要が大きく伸びてきています。

スマホ関連であれば、次世代通信規格5Ｇが世界的に普及しつつありますが、5Ｇを利用するためには5Ｇ用の端末が必要となります。

これからどんどん機種の買い換えが発生してくることは間違いなく、それは太陽誘電の株価に良い影響を与えそうです。

さらに、自動車関連でもEV（電気自動車）や FCV（燃料電池車）による電動化、ADAS（先進運転支援シス

テム）に代表される電子制御化が進み、半導体やセンサの搭載が増加しています。

これらは安定した動作を実現するために、コンデンサや同じく太陽誘電が得意とするインダクタといった部品が必要になってきます。

これら、最先端の技術に必要不可欠な製品を作っているのが太陽誘電なので、今後しばらくは業績にも期待が持てます。

当然業績が良ければ、株価の上昇にも期待が持てるでしょう。

太陽誘電の株価に影響するニュースは？

ここでは、太陽誘電の株価に影響を与えるニュースについて考えてみます。主に以下の2つが挙げられるでしょう。

・政治・経済などの海外情勢

⇒太陽誘電の製品のマーケットは、海外売上高比率90%以上という数字が示すように主に海外です。

そのため、海外情勢がそのまま業績に直結することもあります。

特に最近でいうと、米中貿易摩擦の影響で中国企業との取引への影響が気になるところです。

・円高や円安などの為替変動

⇒円高になれば輸出企業にとっては不利になり、円安であれば輸出企業にとっては有利になります。

何度も言いますが、太陽誘電の海外売上高比率は90%を超える水準です。

為替の変動は太陽誘電の業績に大きく影響を及ぼす可能性があるのです。

太陽誘電の株の購入の仕方

ここでは、太陽誘電の株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。