初心者でもわかる株式市場とは?
株式市場(=証券取引所)とは、企業が上場して一般投資家がその企業の株を買える場所のことです。
日本では現在4つの取引所で株の売買が行われています。
東京証券取引所、名古屋証券取引所、札幌証券取引所、福岡証券取引所です。
この中でも東京証券取引所は世界有数の取引所で、上場企業の時価総額ではニューヨーク証券取引所、ロンドン証券取引所に次いで世界第三位です。
ここでは、東京証券取引所にある市場を紹介していきます。
売買される株式数や取引金額が一番多い市場です。
後ほど紹介する東証二部と合わせると日本で売買される株式数の90%近くになります。
上場基準が一番厳しく、基準に満たなくなると二部へ指定替えとなってしまうこともあります。
皆さんが名前を知っているような銀行や商社などの大企業はほとんどが東証一部に上場しています。
そのような企業は流動性(売買の成立のしやすさ)が高く、「大型株」と呼ばれます。
東証一部に比べると小型株が多く、東証一部に比べて中堅企業が多い株式市場です。
時価総額が低い銘柄が多いため、東証一部に比べると機関投資家などの大口の参入が少なく、個人投資家が短期間で値幅を取りやすい市場です。
今後の高成長が期待され、いずれは東証一部や東証二部への上場が見込まれる企業が多いのが特徴です。
ベンチャー企業を育てる市場のため、赤字企業や業績が不安定な企業も多く存在しますが、すでに成熟している企業が多い東証一部や東証二部に比べて個人投資家が多く集まります。
株価の乱高下も激しい傾向があり、短期の値幅を取りたい投資家が集まります。
スタンダードとグロースという2つに区分されます。
ある程度成熟した中小企業がスタンダード、成長余地の高い中小企業がグロースに多いのが特徴です。
ジャスダックもベンチャー企業を育てる市場のため、赤字企業や業績が不安定な企業も多く存在しますが、その分マザーズ同様株価の乱高下が激しい傾向があり、短期売買を好む投資家に人気の銘柄が多くあります。
取引時間については、東京証券取引所が午前9時~11時30分(前場)・12時30分~午後15時。
その他の証券取引所が午前9時~11時30分(前場)・12時30分~午後15時30分までとなっています。