経済成長が著しい中国。
2010年に中国が日本のGDPを抜き、アメリカに次ぐ世界第2位になってからしばらく経ちます。
中国における株式市場は本土の2市場(上海証券取引所・深セン証券取引所)と香港証券取引所で構成されています。
ここ最近では中国市場の影響力が大きくなり、日本市場が中国市場の指数に影響されることも多くなりました。
日本では特に、上海証券取引所の全銘柄で構成される「上海総合指数」と、香港証券取引所の流動性の高い上位銘柄で構成される「香港ハンセン株価指数」が経済番組などで取り上げられます。
個人投資家の中には、成長著しい中国銘柄に興味を持つ人も増えてきており、実際に中国株に投資をしている個人投資家も年々増えてきています。
ここでは、中国市場の中でも上海証券取引所に上場している株の買い方について解説します
上海証券取引所の株の種類 A株・B株とは?
上海証券取引所で取引される株式には、A株とB株という2種類の株式があります。
このA株とB株は、同一の権利、同一額面の株式ですが、取引を行う投資家の違いによって分けられています。
A株市場で取引されるA株とは、原則として中国国内の投資家のみに取引が制限されています。(現在は香港・マカオ・台湾も含まれる)
一方、B株市場で取引されるB株とは、外国人投資家にも取引が開放されている株式のことです。
A株市場に比べるとB株市場で取引できる銘柄数は限られています。
現在は制度変更により、一部の銘柄に限り外国人投資家でもA株を保有することができるようになりました。
上海市場の株を買うのに必要なものはこれ
上海市場の株を購入するためには、最低限以下の2つが必要です。
・中国株の取引ができる証券口座
・購入資金
上海市場の株を取引するためには、中国株の取引ができる証券会社で口座開設をしなければいけないので注意してください。
口座開設後、指定の口座に入金を行うと上海市場の株を取引することができます。
中国株の取引ができる証券会社については次の項目で紹介します。
中国市場の株を買うのに初心者におすすめの証券会社はここ
中国市場の株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。
まだ証券口座をお持ちでない方は、下記より口座開設をしてください。
【PR】 中国株売買手数料 最低手数料:47香港ドル(税込51.7香港ドル) ※手数料は税込価格です
・「オリコン顧客満足度ランキング」で中国株式の取り扱いは約1400銘柄
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※2020年は93社中85社を取扱い
・いつかはIPOが当選するかも?「IPOチャレンジポイント」
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IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
〇
〇
〇
約定代金の0.26%(税込0.286%)
上限手数料:470香港ドル(税込517香港ドル)
国内株売買手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
0円
0円
0円
0円
1718円
上海市場の株の株主優待と配当について
中国株には基本的に株主優待はありません。
そもそも株主優待は日本独自の制度といってもよく、欧米市場にも株主優待を制度化している銘柄はありません。
配当を行っている企業はたくさんあります。
利益を出したら株主に配当として分配するというのは世界共通です。
上海市場の株の買い方と売り方
ここでは、上海市場の株の買い方と売り方について説明します。
分かりやすく、楽天証券での買い方を例に挙げます。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、「海外株式」で「中国株式」を選択。 3、「買い注文」を選択。 4、「現地コード・銘柄名」部分を入力して銘柄検索。 5、買いたい数量、価格、執行条件などを入力して注文。 6、注文内容の株価になれば約定となります。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、「海外株式」で「中国株式」を選択。 3、「売り注文」を選択。 4、「現地コード・銘柄名」部分を入力して銘柄検索。 5、売りたい数量、価格、執行条件などを入力して注文。 6、注文内容の株価になれば約定となります。
証券会社によっては多少の違いはありますが、その他の証券会社でも上記の手順で株の売買をすることができます。
【超初心者向け】上海市場の株の買い方はこれまとめ
ここまで、上海株の買い方について解説をしてきました。
現在ネット証券では中国株といえば香港市場の株式取引が主流で、上海市場の株式取引ができる証券会社は多くありません。
手数料の安いネット証券で上海市場の株式を取引するのであれば、楽天証券がおすすめでしょう。
楽天証券であれば日本円で決済もできますし、特定口座を利用することもできてとても便利です。
世界経済に強い影響力を持つようになった中国。
日本ではまだあまり知られていない有望銘柄が上海市場で発掘できるかもしれませんよ。