アース製薬株式会社は、殺虫剤などの衛生用品を中心に日用品の製造・販売を行っているメーカーです。
代表的な商品としては、「アースノーマット」や、「ごきぶりホイホイ」、入浴剤の「バスロマン」などがあります。
「ミセスロイド」などで知られる白元アース株式会社や、「バスクリン」で知られる株式会社バスクリンは、アース製薬の子会社です。
創業は1892年(明治25年)で、当時は塩酸や硝酸等を「地球印」のブランド名で販売していました。
1925年(大正14年)8月に法人化し、赤穂に株式会社木村製薬所を設立。この年が設立年となっています。
1964年(昭和39年)5月に、商号を現在のアース製薬株式会社に変更します。その後、経営不振に陥り、1969年(昭和44年)に会社更生法の適用を申請して倒産。
以後は大塚製薬を中心とする大塚グループの資本下で、経営再建を行います。
この時期に前述の大ヒット商品である、「ごきぶりホイホイ」を発売、その後に「アースノーマット」などのヒット商品を次々発売していきました。
そして、2005年に東証2部に上場、翌2006年には東証1部に指定替えとなりました。現在も東証1部に上場していて、証券コードは「4985」です。
ここからは、アース製薬の株について詳しく解説していきます。
アース製薬の株主優待と配当について
アース製薬株式会社は株主優待を実施していて、権利確定日(権利付日)と優待内容は以下のようになっています。
・権利確定月:12月末・6月末 ・優待内容:自社グループ製品詰め合わせ ・優待対象者: <6月末> 100株以上:継続保有 3年未満*1:2,000円相当 3年以上*2:3,000円相当 1,000株以上:3,000円相当 <12月末> 100株以上:2,000円相当 *1:株主名簿の基準日(6月末日および12月末日)の株主名簿に100株以上の保有記録が同一株主番号で連続7回に満たない場合。 *2:株主名簿の基準日(6月末日および12月末日)の株主名簿に100株以上の保有記録が同一株主番号で7回以上連続している場合。 アース製薬は配当も行っていて、2019年12月期は1株あたり年間100円(期末配当のみ)の配当でした。2020年12月期は1株あたり100円の年間配当(期末配当100円)を予想しています。 ここでは、アース製薬の今後の株価の動きについて考えてみましょう。 まずは、株価の動きですが、2017年以降アース製薬の株価は概ね5,000円~6,000円のボックス相場になっています。 2018年末には市況が悪かったのに加えて、業績も最終益が赤字に転落したため、株価は4,500円程度まで下がりましたが、市況の回復に伴い株価は5,000円を超えました。 2020年2月に入り、株価は6,000円を超える場面も出てきています。 次に業績を見ていきましょう。 2016年12月期以降の業績は以下の様になっています。 2018年12月期は最終益で赤字になりましたが、翌期からはV字回復を果たしています。 その他の期については、比較的安定した業績だと言えるでしょう。 それでは、指標を見ていきましょう。 PER(株価収益率)は40倍を優に超えています。 日用品メーカーは不況下でも需要が落ちにくく、ディフェンシブ銘柄と呼ばれていて、PERも高めですが、アース製薬はその中でもかなり高めです。 PBR(株価純資産倍率)は約3倍。これも全体的に見れば高めで、同業種の中では他社と同水準です。 総合的に見ると、6,000円近い現在の株価は割高水準にあると考えられます。今後も、今まで通りのボックス相場が続くのではないかと考えられます。 5,000円~5,300円の株価になれば買うのに最適な水準でしょう。4,000円台になることがあれば、現況を鑑みると「買った方が良い」水準だと考えます。 アース製薬の株価水準については、前述した通りです。では、今後を見据えた場合はどうなのでしょうか? 肝になるのは他の日本企業同様、やはり海外展開ということだと思います。 アース製薬は、中国・ベトナム・タイを中心に海外での業績が順調で、着実に業績を伸ばしてきています。 国内では虫ケア用品を中心に、トップシェアやトップクラスのシェアを誇る製品があるので、ある程度盤石です。 現時点ではアース製薬の株は、現在の株価水準や将来の業績予想を踏まえるとお得な株とは言い難いですが、海外事業の業績次第によっては今後お得な株になり得る可能性がある銘柄だと言えるでしょう。 ここでは、アース製薬の株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。 【PR】 ※手数料は税込価格です ここまでアース製薬の株について解説してきました。 株主優待、配当という株主還元策をしっかりと行っていて、株主優待では長期保有者向けの特典があります。 100株で長期保有特典があるというのは、一般の個人投資家には嬉しいですね。 業績も比較的安定していて、国内トップシェアの製品も持っているので、投資初心者にも買いやすい銘柄の一つです。
アース製薬の今後の株価予想は?買い時は?
アース製薬の株はお得な株なのか?
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IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
〇
△
×
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
550円
550円
550円
550円
2750円
アース製薬の株主優待はお得?今後の株価予想まとめ