【超初心者向け】エステーの株主優待と今後の株価予想について

エステー株式会社は、日本の日用雑貨を製造・販売している会社です。

主に家庭向け消臭剤、防虫剤、除湿剤、冷蔵庫脱臭剤などを販売しています。

 2007年にエステー化学から社名を変更して、現在の社名になりました。

 

家庭用芳香消臭剤「消臭力」や、衣料用防虫剤の「ムシューダ」、除湿剤「ドライペット」などの数々のヒット商品を生み出しているので、皆さんにもよく知られているのではないでしょうか。

社名の由来は、S（service…奉仕）とT（trust…信頼）を合わせた造語で、また商品の最高を目指す（Super Top）の意味合いも持ちます。

1946年8月、「エステー化学工業所」を東京都淀橋区(現在の新宿区)に創業しました。

1948年8月、「エステー化学工業株式会社」として法人化。この年が設立年になっています。

1984年1月、株式を店頭登録

1986年4月、東京証券取引所市場第二部に上場

1991年12月、東京証券取引所市場第一部に上場

現在も東証1部に上場していて、証券コードは「4951」です。

ここからは、エステーの株について詳しく紹介していきます。

エステーの株主優待と配当はあるの？

エステー株式会社は株主優待を実施していて、権利確定日（権利付日）と優待内容は以下のようになっています。

配当も行っていて、2019年3月期は1株あたり年間36円（中間配当18円・期末配当18円）の配当でした。

2020年3月期は1株あたり36円の年間配当（中間配当18円・期末配当18円）を予想しています。

 

エステーの株価は今後どうなるの？

ここでは、エステーの株価が今後どうなっていくのかについて考えてみましょう。

まずは、ここ数年のエステーの業績から見ていきましょう。

（単位：百万円）

 微妙な感じですね。2018年3月期をピークに、売上が減少しています。利益はしっかりと出していますが、成長性が感じられないのがマイナスです。

PER（株価収益率）は約17倍で、同業と比べても低く割高感は感じられません。

PBR（株価純資産倍率）も同様で、約1.1倍と同業他社と比べても割高感はありません。

ただ、やはり業績部分が気になってしまいます。今後、日本企業にとって重要なのが海外展開です。

エステーの海外売上高比率は、現在8%弱です。

まだまだ小さい比率です。

絶対的な売上高で見ると、徐々に伸びてはいますがまだまだ金額は大きくありません。

今後、エステーの株価が上昇していくためには海外の業績をどう上げていくか、それが寄与する比率はとても高いでしょう。

現状の業績などを鑑みて総合的に考えると、株価が大きく上がる要素は見当たりません。

短期～中期的にはここしばらく続いている、1,500円～1,700円近辺のボックス相場が今後もしばらく続くのではないでしょうか。

エステーの株価に影響があるニュースは？

ここでは、エステーの株価に影響を与えるニュースとはどんなものなのか？ということについて考えていきましょう。

 

株価に影響があるニュースは、上場企業なのでもちろん業績に直結することです。特にエステーの株価に大きな影響を及ぼしそうなニュースと言えば、新商品に関するニュースでしょう。

 

エステーは得意分野でヒット商品を数多く持っています。

それは、言い換えると商品開発力があるということなので、ヒット商品を生む可能性が高いということです。

 

新商品や新分野進出といったニュースが出たら、株価をしっかりとチェックしておいた方がいいでしょう。

 

エステーの株を初心者が購入するのにおすすめの証券会社

 

ここでは、エステーの株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。

 

エステーの株主優待と今後の株価予想まとめ

 

この記事では、エステーの株について紹介してきました。エステーは株主優待と配当を行っていて、しっかりと株主還元を行っている会社です。

 

業績には若干の頭打ち傾向がありますが、利益はしっかりと出しています。中長期的に株価を押し上げていくためには、今以上のペースで海外での業績を上げていくことが必要でしょう。

 

ただし、現在の1,500円～1,600円程度の株価が割高だとは思いません。

今後の成長に期待をして投資をする、もしくは優待や配当目的で投資をする、いずれにしても投資初心者にも買いやすいレンジの株価ではないかと考えます。