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株の素人が株でやってはいけないこと

株式投資をしていて一番怖いのは大きな損失を出してしまうことだと思います。

株の素人である初心者が大損をしないためにするべきこととはどんなことなのでしょうか?

ここでは、株の素人がやってはいけないことを3つ紹介します。

 

1、取引ルールを決めないで株取引をする

株取引においては取引のルールは必須です。株取引のベテランであればあるほど自分の取引ルールを決めているものです。

株の素人というべき初心者であればなおさらルールを決めて取引をするべきなのです。

取引ルールと言っても難しいことはありません、買った株価から「何%上がったら売り、何%下がったら売り」と決めるだけです。

パーセンテージで決めるのが難しい様なら、具体的な株価を決めてください。

ずっと株価を見ていることができない様なら、指値や逆指値をその株価に置いておけば解決です。

 

2、1銘柄のみに余力いっぱい投資をする

株で大きな利益を出すためには、いくつかの銘柄に投資をする「分散投資」よりも、1つ~5つくらいまでの銘柄に投資をする「集中投資」の方が有効だと言われることもあります。

個人的にはたしかにその通りだと思いますし、大きな利益を狙いにいくのに分散投資は非効率だとも思います。

しかし、株の素人であるうちはいくつかの銘柄に投資をして、株価がどのように動くのかを見るべきだと思います。

東証一部上場の大型株、中型株、新興市場の株はそれぞれ動き方が違ってくることがあります。

取引ルールを決めた上で、おおまかにでも色々な株価の動きを肌で感じることが後の取引の糧になるはずです。

 

3、余力いっぱい信用取引をする

信用取引自体は株取引をする上で有効な手段です。

少ない元手でも大きな利益を狙うことができ、ある意味効率の良い投資方法だとも言えるでしょう。

しかし、少ない元手で大きな利益を出せるということは、反対に大きな損失を出してしまう可能性もあるということです。

下手をすると追加保証金を入金する必要に迫られる場合もあります。いわゆる「追証」です。

目いっぱいレバレッジをかけた取引をしてしまうと、いくらルールを決めて逆指値を置いておいたとしても、突発的な暴落の際に対処ができなくなる場合があります。

株価の動きに関する経験や知識が乏しい初心者のうちは、信用取引をするにしても元手と同金額程度までにしておくことが賢明です。

 

株の素人で損をする人の特徴はこれ

株式投資で損をする人には共通する特徴があります。

ここでは、株で損をする人の主な特徴を3つ挙げていきます。

 

1、銘柄に固執してしまう

ある銘柄に投資をする時には少なからずその企業のことを調べたり、将来性を調べて投資をするはずです。

そのため、株価が上がっているときは良いのですが、株価が下がってきたときになかなか手放すことができないという投資家が多いのです。

自分が決めたルール通りに売買できればいいのですが、「この銘柄は特別だ」「株価はまた上がるだろう」「いずれは元の株価に戻るだろう」と思っているうちに更に株価が下がってしまうことにもなりかねません。

そして、株価が下がりすぎて売るに売れない、いわゆる「塩漬け株」になってしまうことになります。

株式投資で損をする人の多くがこの「塩漬け」状態になっているのです。

株価が下がり続けているときにこそ、勇気をもって「損切り」をするようにしましょう。

2、欲をかきすぎる

株式投資では、「利食い千人力」という格言があるくらい利益確定をすることは大事です。

そんなことは当たり前だよ、とお思いでしょう。

しかし、株で損をする人の特徴のひとつに、現実的ではない利益を求めて利益確定をしないということが挙げられます。

そして、このような人に限って少しでも損失を出すとビビッて損切りをする傾向にあります。

株式投資では、買値から短期で10%以上上がることはまれです。

よっぽどの材料がある銘柄や、株価が底の時に買った銘柄であれば株価が2倍になることや10倍になることもありますが、基本的には10%値幅を取れたらそれでも十分すぎるくらいの成果だと思ってください。

利益確定をしない人というのは、もっと株価が上がると欲をかき、売り時が分からなくなっています。

株が下がっても利益が出ているうちはまた上がるだろうと勝手に思い込み、さらに下がって利益が無くなったところで焦って売るのです。

せっかく利益を出すチャンスがあっても、利益確定ができなければ結果的にトータルで損をするというになりかねません。

「利食い千人力」

この相場の格言を覚えておいてください。

 

3、株式投資をギャンブルと勘違いする

株式投資は買った銘柄が上がるか下がるかという2択ではあります。

しかし、決してギャンブルではありません。

「スリルを味わいたい」「短期間で一気に稼げるだろう」「株価が上がるか下がるか確率は2分の1」などと、安易にギャンブル感覚で株式投資をする人はきっと勝てません。

株価とは、偶発的な事象にも左右されますが、政治・経済状況や投資先企業の業務内容や開示情報、過去のチャートなどからある程度予測をすることができるものなのです。

そして、一度に大きく勝つことはなかなかできません。

分析を怠らずにコツコツと利益を出しながら、たまに大きな利益を出す人というのが株式投資でトータルで勝てる人です。

ギャンブルではないと言いましたが、ギャンブルでも少なからず勝ち続ける人はいます。そのような人は誰よりもそのギャンブルに真摯に向き合い、誰よりも研究している人でしょう。

株式投資も同じなのです。何もせずに楽に利益が出せる投資などありません。

 

株の素人が株で大損をしてしまう時の理由

ここでは、株の素人が株で大損をしてしまう理由について考えていきましょう。

気を付けて取引をしていれば、たとえ損をしてもある程度で済むはずが、大きな損失を出してしまうのにはそれなりの理由があります。

株で大損をするということは、以下のような理由が挙げられます。

  • 損切りができない

自分が上がると思って買った銘柄の株価が下がった時、自分の間違いを認めるのは難しいものです。

ほとんどの人は「またすぐに上がるだろう」とか「この株はいずれは上がるのだから」と考えてしまいがちで、なかなか損切りをすることができません。

そしてどんどん損失が膨らんでいってしまい、売るに売れなくなってしまうのです。

 

  • 適当にナンピンをしてしまう

株価が下がった時に、株を買い増して平均取得単価を低くする「ナンピン」という手法があります。

ナンピン自体は平均取得単価を下げて、値上がりした時に利益を出しやすくする有効な手段なのですが、初心者のうちはナンピンするタイミングをなかなかつかめません。

よくあるパターンが、株価が下がったからチャンスだと安易に考えて株を買い、そのままずるずると更に下がっていってしまうことです。

株の素人であれば、焦って買う必要は何もありません。底を見極めてから買えばいいのです。

 

  • 追証になってしまう

信用取引の委託保証金には「最低保証金率」が定められています。これは信用取引をしている金額に対して、最低でも常にこれだけは維持しなければならないという保証金の割合のことで、保有株の株価が下がったり、担保としている代用有価証券の株価が下がることによって減少します。

証券会社によって決められている一定の割合を下回った場合、追加で保証金(担保)を差し入れなければなりません。これが「追加保証金」=「追証」です。

追証になる一番多い原因が、信用取引でレバレッジを目いっぱい効かせた取引をしていることです。

株の場合は約3倍のレバレッジを効かせることができますが、信用余力目いっぱいで取引をしているとネガティブニュースが出た場合や、予期せぬ暴落などで追証が発生してしまいます。

初心者のうちはあまりレバレッジを効かせずに取引をしておいた方が良いでしょう。

 

  • テクニカル分析やファンダメンタル分析に無頓着

テクニカル分析とは、過去の株価の動きを表すチャートなどから将来の株価の動きを予測する投資手法です。

一方、ファンダメンタル分析とは、財務状況や業績などをもとに現在の株価が割安なのか割高なのかを分析して投資する手法です。

株式投資をする上では、チャートや企業の状況を調べることは当然のことです。

チャートのことを何も知らずに投資をするのは、損をするために投資をすることだと言っても過言ではありません。投資対象の企業について何も調べないということも然りです。

たとえば、なんとなく株価が下がっているからチャンスだと思って、赤字決算を発表したばかりの銘柄にチャートや決算情報を何も見ずに投資をしたと考えてみてください。

その銘柄は下がりこそすれ、上がる要素はその時点では何もありません。

ただ下がり続けるだけでしょう。

 

株の素人の失敗事例はこれ

ここでは、筆者の友人3人が株の素人時代にした失敗事例を紹介します。

S.Aさんは不動産業に勤務する38歳男性で、投資は2011年1月から始めました。

 

・損切りができずに失敗

2011年3月11日の東日本大震災発生時、持ち株のことは気になりましたが、外出中で携帯も繋がらなくなったので証券会社のアプリも使えませんでした。

一番多くの金額を投資していた銘柄が3営業日連続で貼り付きのストップ安を付け、4営業日目に値が付いたそうです。

この時に損切りをするか迷いましたが、きっとまた上がるだろうと思って放置してしまいました。

現物だったのであまり気にせず持っていましたが、結局株価はそんなに上がりもせずに2年後に損切り。

早めに売っておけば資金効率が良くなり、利益を出すことができたかもしれないのにと、今でも後悔しています。

 

Y.Aさんはメーカー勤務の28歳女性で、投資は2016年2月から始めました。

 

・レバレッジを掛け過ぎて失敗

2016年2月に株取引を始めたY.Aさんは、日経平均の上昇にも乗って好調な出だしでした。

しかし、これといった失敗をしないで利益を出してしまったため欲をかいてしまったそうです。

信用取引口座を開設して、信用余力いっぱいまで株を購入したところ、含み損を抱えてしまいました。

いくつか損切りしても、余力ができるとまたその枠で別の銘柄を購入していました。

6月にEU離脱を問うイギリスの国民投票がありましたが、含み損を抱えていたことと、事前の世論調査で残留派が上回っていたということもあって、ポジションはそのままにしておきました。

開票が進むにつれて「離脱」が濃厚に。

結局この日の日経平均は前日比1200円以上下げて終了。Y.Aさんはこの時点で追証が確定したそうです。このことがあって以来、現物のみで取引をしています。

 

 

S.Sさんは不動産会社を経営する45歳男性で、投資は2008年10月から始めました。

・銘柄に固執しすぎて失敗

S.Sさんは勉強家なので、株式投資をすると決めたときに色々と勉強をしたそうです。

チャートの勉強はもちろん、投資対象の企業をどこにするかも徹底的に調べました。

そして初めて買った銘柄では10%近くの利益を出し、その他の銘柄でも利益を出すことができて投資生活の始まりは順調でした。

しかし、投資金額の半分をつぎ込んだある銘柄が予期せぬネガティブニュースを出して株価が下がってしまった時に、「この株は絶対に上がる」と信じて損切りをしなかったそうです。

チャートを見ても、チャートが崩れて下降トレンドに入ってしまったことも分かったそうですが、その時のS.Sさんは冷静な判断ができませんでした。

ついに買値の半分の株価になっても保有し続けました。

結局その後1年保有し続けましたが、株価は3分の2までしか戻らず諦めて損切りしました。

当時、資金の半分を拘束されて有効な投資をできなかったことを反省して、現在はマイルールを作って忠実に投資をしているそうです。

株の素人がやってはいけないことと失敗事例まとめ

ここまで株の素人がやってはいけないこと、失敗事例について説明してきました。

 

株取引で失敗する人には失敗する原因があります。反対に言えば、その原因を取り除いてしまえば成功する確率が高くなるということです。

なかなか難しいことではありますが、せめてここに挙げたやってはいけないことや失敗例を踏まえて、同じ失敗をできるだけしないようにしてください。

この記事を参考にしていただいてあなたの株式投資が上手くいけば幸いです。

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