仮想通貨取引所は日本国内でもさまざまな種類があり、その特徴も異なります。
例えば、取り扱い通貨数が違ったり、手数料が異なったりなど利用する取引所によってユーザーができる投資や利益も変わってきます。
そのため、いかに自分に適している取引所を見つけるかが重要です。
ここからは国内の取引所の中でも楽天ウォレットについて解説します。
楽天ウォレットの概要
楽天ウォレットは楽天グループ傘下の楽天ウォレット株式会社が運営している取引所です。
仮想通貨のレバレッジ取引も可能であり、100円という少額から取引が可能であるため、これから仮想通貨取引を始めたい方におすすめです。
取引手数料が無料である点や、スマホアプリで利用できる点などから初心者にもおすすめしやすい取引所となっています。
楽天ウォレットにおいては他の取引所と異なり、取引所に登録するためには楽天会員への登録が必要です。
楽天会員の方は比較的簡単に登録できるため、本記事を読んで興味がある方は登録をご検討ください。
楽天ウォレットの手数料
楽天ウォレット利用時にかかる手数料は下記の通りです。
取引手数料 | 無料(スプレッドのみ) |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 300円 |
仮想通貨入金手数料 | 無料 |
仮想通貨出金手数料 | 0.001BTC |
仮想通貨の取引である以上、スプレッドはかかってしまいますが、取引手数料が無料である点が大きいです。
また、仮想通貨を送金する際なども手数料がかかってしまうことも踏まえると、複数回の他取引所への送金などは避けなければいけません。
楽天ウォレットの5つのメリット
楽天ウォレットには下記のようなメリットがあります。
・スマートフォンで取引可能
・レバレッジ取引ができる
・セキュリティ対策が強固
・仮想通貨で普段の買い物ができる
楽天ウォレットの利用を検討している方は、メリットについて理解して他の取引所と比較しましょう。
楽天ポイントでビットコインを購入できる
楽天ウォレットは仮想通貨投資に楽天ポイントを利用できます。
楽天ポイントは楽天グループのサービスを利用することで貯まるポイントです。1ポイント=1円で利用でき、100ポイントから仮想通貨と交換できます。
現金を使わずに仮想通貨取引が可能となるため、資金がそこまでない方におすすめの取引所です。
すでに楽天ポイントを持っている方で、仮想通貨に興味がある方はポイントでチャレンジしてみましょう。
スマートフォンで取引可能
楽天ウォレットには専用のスマートフォンアプリがあります。仮想通貨の取引ができるのはもちろんのこと、保有資産や損益評価なども確認可能です。
スマートフォンアプリから楽天銀行との入出金が可能であるため、一連の流れをアプリ内で完結できるのがメリットです。
レバレッジ取引ができる
楽天ウォレットではレバレッジ取引が可能です。レバレッジ取引とは、自身が預けた資産を元手に数倍のお金を動かせる取引です。
例えば、レバレッジ倍率が2倍で1,000円を元手に取引をした場合、2,000円分の取引が可能となります。
一方で、損失に関しても2倍に膨れ上がるため、取引は慎重に行いましょう。
楽天ウォレットはレバレッジ取引を最大2倍と定めているため、大きなリスクはありません。中には、最大4倍の取引所などもあるため、レバレッジ取引を検討している方は取引所の倍率をチェックする必要があります。
より多額のリターンをもらいたい方はレバレッジ取引にチャレンジしましょう。
セキュリティ対策が強固
楽天ウォレットはユーザーの資産を守るためのセキュリティ対策が強固です。楽天ウォレットで用意しているセキュリティ対策は主に下記の2つです。
・ウォレットの資産とユーザーの資産を分別管理
・二段階認証
ユーザーと取引所自体の資産を分別管理し、ユーザーの資産はコールドウォレット(オフラインのウォレット)で管理しています。
また、ユーザー以外の取引所利用を防ぐために、二段階認証を採用。ログイン時だけではなく、出金時にも必要となるため、他の人が自分のアカウントを使って悪事を働くことも難しいです。
仮想通貨で普段の買い物ができる
楽天ウォレットは楽天キャッシュという電子マネーサービスと連携しています。そのため、仮想通貨を使って現実での買い物が可能です。
本来、仮想通貨を利用して買い物をする場合は、仮想通貨を売却して日本円にする必要があります。
しかし、楽天ウォレットの場合は楽天キャッシュに仮想通貨をチャージして楽天ペイなどで利用可能です。
難しい手順を踏まずに仮想通貨を活用して買い物ができるため、仮想通貨に実用性を求める方にもおすすめの取引所です。
楽天ウォレットの4つのデメリット
一方で、楽天ウォレットには下記のようなデメリットがあります。
・パソコンでの取引ができない
・販売所形式のみでコストが高い
・メンテナンスが多い
取引所のデメリットを知っておくことで、利用する際にリスクを避けて取引できます。
取り扱い通貨数が少ない
楽天ウォレットは他の取引所と比較すると取り扱い通貨数が少ないです。
楽天ウォレットが取り扱っている通貨は「ビットコイン」「イーサリアム」「ビットコインキャッシュ」の3種類です。(レバレッジ取引の場合、リップルとライトコインが追加)
取り扱い通貨数が10を超えている取引所もある中で、3種類の取引しかできないのは物足りないと感じる投資家も多いでしょう。
また、アルトコインの中でも成長を続けている通貨も少なくないため、機会損失にも繋がります。
ビットコインだけではなくさまざまなアルトコインを取引したい方は他の取引所と併用しなければいけません。
パソコンでの取引ができない
楽天ウォレットはスマートフォンアプリでのみ取引できるサービスです。
楽天ウォレットは楽天ユーザーが気軽に取引を始められるように作られたアプリで、ポイントを効果的に運用したい方向けのサービスです。
そのため、パソコンの画面でチャートをみながら行う本格的なトレードとは少し違います。
チャートに関しても作り込まれている他の取引所のものとは異なるため、長期的に仮想通貨取引に力を入れていきたい方は、他の取引所をおすすめします。
販売所形式のみでコストが高い
楽天ウォレットは販売所形式での取引となっており、取引所形式には対応していません。
販売所形式と取引所形式による違いは主に手数料です。販売所の場合はスプレッドと呼ばれる購入価格と売却価格の差額が実質の手数料となります。
スプレッドは取引所形式の手数料よりも高いことが多いため、楽天ウォレットで取引する場合はよりコストがかかることを覚えておきましょう。
メンテナンスが多い
楽天ウォレットはメンテナンスが多いです。毎朝6:55~7:00と毎週水曜日の14:00~15:00の期間にメンテナンスがあります。
メンテナンス中は取引ができないため、時価総額が変動した通貨があったとしても対応できません。
仮想通貨はボラティリティが高いため、急に価格が変動する場合が多いです。取引のチャンスを逃さないためにも、メンテナンス時間は事前に把握しておきましょう。
楽天ウォレットがおすすめなのはこんな人
ここまで楽天ウォレットのメリットやデメリットを紹介しましたが、ここからは楽天ウォレットがおすすめな方を紹介します。
楽天経済圏を使っている方
上記でも紹介した通り、楽天ウォレットは楽天経済圏との互換性が高いです。
例えば、楽天サービスを活用していて楽天ポイントが貯まっている方は資金がなくても麻生通貨取引を始められます。
楽天ポイントを資産運用に活用できることや、少額のポイントから投資を始められる点など、メリットも多いです。
楽天銀行の口座を持っている方
楽天銀行の口座を持っている方はリアルタイムでの出金が可能です。仮想通貨はニュースによる高騰が起きる可能性が高いです。
高騰のタイミングで投資したいとなった場合、リアルタイムでの入出金が必要になります。
また、土日でも即日で入出金ができる点も楽天銀行と提携している大きなメリットです。
レバレッジ取引に力を入れたい方
レバレッジ取引に力を入れたい方にも楽天ウォレットはおすすめです。国内の取引所の中には現物取引しかできないところも多いです。
楽天ウォレットはレバレッジ倍率2倍まで取引が可能であるため、大きなリスクをとらずに取引可能です。
レバレッジをかけて大きな利益を出したい方におすすめの取引所となっています。
楽天ウォレットの口座開設手順
楽天ウォレットの口座開設手順は下記の通りです。
・交付書面の内容を確認して承諾する
・お客さま情報を登録する
・本人確認を行い、申し込みを完了させる
楽天ウォレットは楽天会員でなければならない登録できないデメリットがあるものの、他の取引所のように開設までは時間がかかりません。
すでに楽天会員である方は、そこまで時間がかからないため、スムーズに口座開設を済ませられます。
口座の開設を行ったら、楽天ポイントか日本円を使って仮想通貨を購入しましょう。
楽天ウォレットでビットコイン取引を始めよう
ここまで楽天ウォレットによる仮想通貨取引の始め方を解説しました。
楽天ウォレットは楽天ポイントと仮想通貨を交換できるのが大きなメリットの1つです。
そのため、楽天経済圏を利用している方は互換性が高く、簡単に仮想通貨取引を始められます。
楽天ポイントが余っている人は楽天ウォレットに登録して、仮想通貨取引を始めましょう。