FX初心者のための用語解説

FXはじめ
FXを知るためには言葉も覚えないとね

コマたん先生
それは大事ズラ。初歩的な用語を教えるズラ

FXは誰でも簡単に始められる投資の一つです。特別な資格やスキルを必要としません。しかしながら、最低限やるべきことというのがあるのも事実です。その一つが投資用語などを覚えることです。

特にFXは取引が他の投資と異なるため、FXの専門用語がかなりあります。普段聞き慣れない言葉も多いので最初は不便に感じると思いますが、最低限の用語を知らないと取引で大損してしまう可能性が高まります。覚えておかなければいけない言葉は最初にしっかりと覚えてしまいましょう。

以下、FX初心者が必ず見聞きすることになる用語を解説してみました。カタカナの言葉も多いですが、慣れてしまえばスムーズに取引を進められるようになります。

FX初心者が覚えるべき用語

・ショート
売ることもしくは売りポジションを保有することを指します。売り持ちと呼ぶこともあります。市場価格が下がることで利益を得られます。FXでは持っていないものを先に売ること(=空売り)が可能なため、ショートポジションから始めることができるのもFXの魅力の一つです。

・証拠金
FX取引を行う際に必要となる資金のことです。必要証拠金とも呼ばれ、ポジションをとるために必要となる預託金のことを指します。FX取引では証拠金にレバレッジ(=てこの原理)をかけることで実際の資金よりも大きな金額を運用できます。

・スプレッド
FXにおけるスプレッドとは、買値(Ask)と売値(Bid)の差のことです。例えば米ドル/円の通貨ペアのAskが101円で、Bidが100円だとするとその差は1円となるのでスプレッドは1円となります。スプレッドは取引手数料にあたるので、スプレッドが小さい=取引手数料を抑えることができます。一般的に通貨ペアの中で、頻繁に取引がなされる主要通貨ペアはスプレッドが小さく、そうでないマイナーな通貨ペアはスプレッドが大きい傾向にあります。

・スリッページ
実際に注文をした時のレートと実際に約定した時のレートの差のことです。為替相場の変動などによりスリッページが発生することがあります。こうした乖離はよく起こりうることなので、たいていのFX取引ではどこまでスリッページを許容するかの許容幅をあらかじめ設定できるようになっています。

・スワップポイント
2つの通貨を交換するときに生じる金利差調整分のことをいいます。高金利の国の通貨を買って低金利の国の通貨を売った場合に、その金利差分を利益として受け取ることができます。(逆に低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップの支払いが発生します。)
スワップポイントは、日々変動していて政策金利の違いが大きく影響します。高金利通貨を保有し続けることでスワップポイント分の利益を受け取り続けることも可能ですが、急激な金利の下落などのリスクもあります。

・テクニカル分析
FXで使う主な分析方法の一つです。過去の価格変動のデータ等に基づいて分析することを総じてテクニカル分析と呼びます。値動きの推移をもとに似たようなパターンを探して相場予想をする分析方法です。さまざまなパターンのチャートを分析したりします。
また、毎日の平均値をつないだグラフである移動平均線やその移動平均線の値から標準偏差を計算して値の上限と下限を示すボリンジャーバンドなどを分析する方法もあります。

・チャート
縦軸を価格、横軸を時間軸としたテクニカル分析で用いる分析対象です。一口にチャートといってもさまざまな形のものがあります。相場の日々の値動きの高値、安値、始値、終値を示し、価格の推移を表すグラフであるバーチャート、表示時間軸の終値を折れ線で結んだ折れ線足などがあります。
もっとも有名なチャートは、海外普及率も高くロウソクに似た形をしたローソク足(キャンドル・チャート)と呼ばれるものです。ローソク足は始値と終値にはさまれた長方形の部分の「実体」と、高値や安値が「実体」から外れた上下に伸びた直線の「ひげ」で構成されています。

・通貨ペア
FX相場における通貨の組み合わせのことを指します。FXの取引では必ずAという通貨を買ってBという通貨を売るといった2つの通貨を売買することになるためそのペアとなる通貨のことです。米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/円(EUR/JPY)などが代表的なものとなっています。
通貨ペアは、主要通貨同士でEUR、GBP、AUD、USD、CAD、CHF、JPYの順で表記することが通例となっています。

・トレンド
FX相場における価格の方向性のことです。価格の方向性が発生すると、テクニカル分析ではこのトレンドがどのような状態かを分析したりします。トレンドの種類は、上昇トレンド・下降トレンド・トレンドなしの主に3種類です。それぞれのトレンドに合わせた判断を下すことで大きなリターンを得ることができます。

・ナンピン
FXで保有しているポジションに対して、予測と異なるトレンドに進んだ時にポジションを増やすことを指します。一般的に平均コストを下げることで利益をあげる手法ですが、相場が一方方向で動いている時は大きな損失を被る可能性があります。

・ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析と並ぶFXの分析方法の一つです。各国の経済指標などを使用して相場を予測する分析方法となります。ファンダメンタルズ=経済の基礎的条件という意味です。各国の経済指標の代表例としては経済成長率や物価上昇率などが挙げられます。
また、単純な経済指標だけでなく、各国の財政政策や経済対策などを幅広く分析することも含まれます。経済に影響を与えるという意味では、各国の要人の発言や中長期的な経済状況の予測などもチェックする分析方法です。

・ピップス・ピプス(pips)
FX取引において通貨ペアの価格変動を示す数値のことです。Pips=percentage in pointの略語でもあります。通貨ペアでは常にスプレッドが生じますが、その通貨ペアのスプレッドの計算や売買によって生じる損益を計算する際に用いられる値動きを示す最小単位です。
各通貨ペアでは、通貨単位がバラバラのため値動きの統一感がありません。そこでピップスという共通単位を用いることで変動幅をわかりやすく示しています。少ない証拠金でより多くのピップスを稼ぐことができれば、それだけ投資効率が良いということも分かります。

・ポジション
「ある通貨を買っている状態」もしくは「ある通貨を売っている状態」という状態のことを指す言葉です。持ち高のことを意味し、建て玉ともいいます。例えば、買い注文を行ってそのまま通貨を持ち越している状態を買いポジションと呼び、逆に売り注文を行ってそのまま通貨を持ち越している状態なら売りポジションと呼びます。
FX取引では、基本的にいずれかのポジションをとることになりますが、決済などをしてポジションが一時的にないことをスクエアといいます。(買いポジションと売りポジションが同量の時もスクエアと呼ぶことがあります。)
このほか、新たにポジションを建てることをポジションメイク、ポジションの量や資産配分を調整するための売買をポジション調整などと呼びます。ショートポジションを解消するために買い増しを行うことをショートカバーと呼ぶこともあります。

・レバレッジ
直訳すると「てこの原理」を意味する言葉です。投資の世界では用意した資金を担保としてレバレッジをかけた分大きな資金を動かせる仕組みのことをレバレッジ効果と呼びます。FXはまさにこのレバレッジを効かせた投資の代表格です。
例えば証拠金を100万円用意したとして、レバレッジが1倍であれば活用できる資金は100万円のみです。これに対し、レバレッジが5倍であれば100万円の証拠金の5倍の金額、つまり500万円を活用してFX取引を行うことができます。レバレッジを効かせることで投資効率が高まり、大きなリターンを得られますが、同時に大きな損失を抱える危険性も高まるのでそうしたリスクを背負うことになります。
また現状、日本の金融庁が認可したFX業者で取引できるレバレッジは最大で25倍です。それ以上のレバレッジをかけることはできないので注意が必要です。

・ロスカット
ポジションの損益がある一定レベル(証拠金に対して○%の損失といった形)に到達した際に、さらなる損失を回避するためにその対象ポジションを強制的に決済する仕組みのことです。事前にポジションを建てたときにロスカットのルールを設定することができ、このルールが設けられていないと預けた資金を大きく損なったり、追加で損失金を支払うことになります。
多くのFX業者ではロスカットの設定ができる他、事前に損失のイメージを掴むためのシミュレータなどが存在します。FXの取引に慣れていないときは、シミュレータで損失の確認などを確認しておくと良いでしょう。

・ロット
FXの1回の取引における通貨量(取引単位)のことです。ロットもしくは枚という単位で表現します。Lotと表記することもあります。ロットは各通貨ペアやFX業者によって異なるので注意が必要です。
一般的に米ドルやユーロなどの主要通貨であれば1ロット=1万通貨、南アフリカランドやメキシコペソといったマイナーな通貨であると1ロット=10万通貨であることが多いです。円と比較して弱い通貨の方が、通貨単位が大きくなる傾向にあります。

・ロング
買うこともしくは買いポジションを保有することを指します。買い越しと表現したりします。ショートの対義語です。安いレートのときにロングポジションを建てて、為替レートが高くなったら決済をすることで利益を得られます。

まとめ

FX取引は、自分が取引したい通貨ペアを選び、その通貨の売買によって利益を得る投資です。取引自体は難しくありませんが、FXならではの専門用語が多く、最初は慣れずに戸惑うことも少なくありません。

しかし、それぞれの言葉には意味があり、よく出てくる用語には限りがあります。FXでしっかりと利益を得るためにも基本用語はさっさと覚えて自分の取引に生かしましょう。

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