株式会社アドバンテストは、半導体検査装置で大きな世界シェアを持つ会社です。メモリテスターを始めとする自動テスト装置の分野では、世界首位のシェアを誇ります。
グローバル企業であり、先進的な半導体を手がける企業は世界中ほぼ全ての企業がアドバンテストの顧客だと言えます。
1954年、東京都練馬区にタケダ理研工業株式会社として設立されました。
その後業績を順調に伸ばし、1982年には東証2部に上場しました。
そして、1985年には東証1部に上場。現在の社名に変更したのもこの年です。
2001年にはニューヨーク証券取引所に上場しましたが、2016年に上場を廃止しました。
現在は東証1部のみに上場していて、証券コードは「6857」です。ここからは、アドバンテストの株の買い方や詳細について詳しく紹介していきます。
アドバンテストの株価が急騰した理由は?株価は今後どうなる?
アドバンテストの株価は、2019年に大きく上昇しました。
2018年~2019年1月には2,000円~2,500円のレンジで動いていた株価が、2019年12月には6,000円を超える水準になりました。
感染症流行によるショックで一時は株価が下落しましたが、その後回復しています。この株価上昇の要因としては、好調な業績が挙げられます。
アドバンテストは2019年3月期に過去最高の売上と、過去最高の最終益を記録しました。
その背景には、5G向け半導体の需要増があります。
そのため、半導体関連株の株価にも影響を与える「SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)」もここしばらくは右肩上がりで上昇してきました。
このSOX指数の上昇もアドバンテストの株価上昇に一躍買ったと考えられます。
では、今後の株価はどうなっていくのでしょうか?
上述した次世代通信規格「5G」や人工知能(AI)の普及により、半導体需要はますます増えてきています。
さらに、感染症流行の影響で世界的にリモートワークが広がり、サーバー関連需要を押し上げていて、ここでも半導体需要は上がってきています。
これらを考慮すると、米中貿易摩擦の影響で、中国企業への販売がしにくくなる可能性を織り込んでも、今後しばらくはアドバンテストに追い風が吹くのではないかと考えられます。
もちろん、短期的には当然感染症流行の影響で減収により株価安を受けることになりますが、中長期的には株価の上昇が見込めるのではないでしょうか。
アドバンテストの株価に影響するニュースは?
ここでは、アドバンテストの株価に影響を与えるニュースについて考えてみます。
主に以下の2つが挙げられるでしょう。
・政治・経済などの海外情勢
⇒アドバンテストの製品のマーケットはワールドワイドです。
そのため、海外情勢がそのまま業績に直結することもあります。
特に最近でいうと、米中貿易摩擦の影響で中国企業との取引への影響が気になるところです。
・円高や円安などの為替変動
⇒円高になれば輸出企業にとっては不利になり、円安であれば輸出企業にとっては有利になります。
アドバンテストの海外売上高比率は90%を超える水準です。
為替の変動はアドバンテストの業績に大きく影響を及ぼす可能性があるのです。
アドバンテストの株を買う方法
ここでは、アドバンテスト株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。
2、銘柄検索で「アドバンテスト」「6857」などで検索。
3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。
4、買いたい株数を入力。
5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。
6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります)
7、「注文」ボタンを押せば注文完了。
8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。
2、銘柄検索で「アドバンテスト」「6857」などで検索。
3、現物で買っている場合は「現物売」、信用で買っている場合は「信用返済売」を選択。
4、売りたい株数を入力。
5、売りたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている買い注文の一番高い金額で売る場合は「成行」にチェックを入れる。
6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります)
7、「注文」ボタンを押せば注文完了。
8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
証券会社によって多少表記される文言が違う場合はありますが、上記の手順で株の売買をすることができます。
アドバンテストの株が買える証券会社はこちら
ここでは、アドバンテストの株を購入するために、当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。
【PR】 ※手数料は税込価格です
・米国株の取扱銘柄数5,000超!
・NISA口座での国内株式の売買手数料は実質0円!外国株式の買付手数料も実質無料
・信用取引デビュー応援!
信用取引口座開設後、31日間の信用取引での株式売買手数料を全額キャッシュバック!(最大10万円まで)
IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
〇
△
×
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
550円
550円
550円
550円
2750円
アドバンテストの株の購入の仕方まとめ
ここまで、アドバンテストの株の買い方や今後の展望について紹介してきました。
アドバンテストは世界シェア1位の製品を持つ企業です。
日本企業の中では優良企業の1社にも数えられます。
株主還元も、優待こそ行っていませんが、毎年しっかりと配当を行っています。
半導体関連ということで、すでに説明したとおり需要の高まりもあり、今後の業績や株価にも期待が持てる銘柄だと思います。
株式投資初心者にもおすすめできる銘柄の一つだと言ってもいいでしょう。