モロゾフ株式会社は、神戸市に本社を置く日本の洋菓子メーカーです。ロシア革命を逃れて日本にやってきて、神戸でチョコレート店を営んでいた白系ロシア人フョードル・ドミトリエヴィチ・モロゾフの名が社名の由来です。
モロゾフは神戸の材木商から出資を受け、1931年に神戸モロゾフ製菓を設立します。その後出資者とのトラブルから会社を去りましたが、社名はそのまま引き継がれました。
プリンやチーズケーキといった商品が有名で、テイクアウトだけの店舗だけではなくカフェやレストランも展開しています。
バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣を始めた一社としても知られていて、1935年には日本で初めてのバレンタイン広告を英字新聞「ジャパンアドバタイザー」に掲載しました。
株式市場には、1974年に大阪証券取引所市場第2部に上場。1983年には東京証券取引所市場第2部に上場しました。
そして、翌1984年に大阪証券取引所および東京証券取引所市場第1部に指定替えとなりました。
証券コードは「2217」です。
この記事では、モロゾフの株について詳しく紹介していきます。
モロゾフの株主優待と配当について
モロゾフ株式会社は株主優待を実施していて、権利確定日(権利付日)と優待内容は以下のようになっています。
・権利確定月:7月末 ・優待内容: ①株主優待券 20枚綴り/冊 ②自社商品 ③オンラインショップ優待割引 ・優待対象者: 100株以上 半年以上保有 ① 5冊、②2,000円相当 いずれか1つ選択+③ 3年以上保有 ① 5冊、②2,000円相当(2種) から2つ選択+③ 500株以上 半年以上保有 ①10冊、②3,000円相当 いずれか1つ選択+③ 3年以上保有 ①10冊、②3,000円相当(2種) から2つ選択+③
配当も行っていて、2020年1月期は1株あたり年間100円(中間配当50円・期末配当50円)の配当でした。
2021年1月期は感染症流行の影響もあり、未定となっています。
モロゾフの株価が上昇下落する理由はこちら
ここでは、モロゾフの株価が上昇したり下落したりすることに影響を与えるニュースについて考えてみましょう。
モロゾフの洋菓子メーカーという事業内容を踏まえると、以下の様なニュースが株価に影響を与えることになるでしょう。
・原材料費の値上がりや値下がりに関するニュース
⇒洋菓子メーカーであるモロゾフは、様々な商品を発売しています。
商品の原材料の値段が高騰すれば原価が上昇し、利幅が少なくなります。原材料の値段が下落すれば反対に利幅が大きくなります。当然、利益が上がれば株価は上がり、利益が下がれば株価は下がることになるのです。
・天候に関するニュース
⇒モロゾフの商品には、季節性のある商品があります。
シャーベットのように夏に売れやすい商品もあれば、反対に冬によく売れる商品もあります。
天候不順により、冷夏になったり暖冬になったりすると商品の売れ行き具合が変わってきて、業績に影響するのです。
・百貨店の店舗閉鎖に関するニュース
⇒昨今百貨店の苦境が多く報じられ、実際に地方の百貨店は廃業や閉鎖が相次いでいます。
現状、モロゾフの販売チャネルとして百貨店は大きな割合を占めています。
百貨店が減るということは、販売チャネルが減るということなので当然業績に影響します。
上記以外にも株価に影響を与えるニュースは当然いくつもありますが、近年実際に業績に影響しているニュースを3つ挙げてみました
モロゾフの株主総会にお土産はあるの?
モロゾフの株主総会に出席するとお土産をもらうことができます。お土産の内容は当然といえば当然ですが、自社のお菓子です。
余談ですが、モロゾフのお菓子は様々な会社の株主総会のお土産や株主優待にも利用されています。
モロゾフの株が買える証券会社はこちら
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IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
〇
△
×
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
550円
550円
550円
550円
2750円
モロゾフの株主優待はお得?まとめ
ここまでモロゾフの株について紹介してきました。
モロゾフは株主優待も配当行っている企業です。株主優待では自社製品や優待券をもらうことができるので、モロゾフのお菓子が好きな方にはとても良い内容ではないでしょうか。
モロゾフは全国的に百貨店の店舗数が減っていることなどもあり、業績はここ数年苦戦をしています。
ですが、同時にここ数年でアジアを中心とした海外出店を積極的に行っていて、その点は将来を見据えた上ではプラスの要素でしょう。
モロゾフの商品が好きで株主優待目的という方であれば、長期保有で優待内容がグレードアップするので、長期保有前提で購入するのもいいのではないでしょうか。