株式会社AOKIホールディングスは、紳士服業界2位の量販店「AOKI」を展開する株式会社AOKIを傘下に持つ持株会社です。
主力は「AOKI」「ORIHICA」などの紳士服量販店で、その他ブライダル事業として結婚式場「アニヴェルセル」、エンターテイメント事業として漫画喫茶「快活CLUB」・カラオケ「コート・ダジュール」・フィットネスクラブ「FiT24」なども展開しています。
1958年に長野県更級郡篠ノ井町(現・長野市)に洋服の青木を創業したことが始まりです。
その後、着々と店舗数を増やし、オリジナル商品も開発したりして企業として成長をしていき、1986年には本社を神奈川県横浜市に移転しました。
株式市場には、1987年に店頭公開、1989年5月には東証2部に上場しました。
その後、1991年9月には東証1部に上場を果たします。
現在も東証1部に上場していて、証券コードは「8214」です。
ここからは、AOKIホールディングスの株について詳しく紹介していきます。
AOKIの株を買うにはまず証券会社の口座開設が必要です。口座開設を行った後、証券会社の口座に資金をいれて管理画面から株の購入を行います。
AOKIの株が買える証券会社
ここでは、AOKIの株を購入するために当サイトがおすすめするネット証券会社を紹介します。
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IPO
NISA
投資信託
単元未満株
外国株
夜間取引
◎
◎
◎
〇
△
×
手数料
10万
30万
50万
100万
300万
売買ごと
99円
275円
275円
535円
1013円
1日定額
550円
550円
550円
550円
2750円
AOKIの株の買い方
ここでは、AOKIホールディングスの株の買い方と売り方について、株式投資初心者にも分かりやすく説明します。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「AOKI」「AOKIホールディングス」「8214」などで検索。 3、「現物買」もしくは「信用新規買」を選択。※信用買いの場合は、「制度信用」もしくは「一般信用」を選びます。 4、買いたい株数を入力。 5、買いたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている売り注文の一番低い金額で買う場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
1、証券会社の株式取引ツール(管理画面)にログイン。 2、銘柄検索で「AOKI」「AOKIホールディングス」「8214」などで検索。 3、現物で買っている場合は「現物売」、信用で買っている場合は「信用返済売」を選択。 4、売りたい株数を入力。 5、売りたい金額を指定したい場合は「指値」にチェックを入れて金額を入力。その時に出ている買い注文の一番高い金額で売る場合は「成行」にチェックを入れる。 6、期間を「当日中」もしくは指定したい場合は指定して入力。(証券会社によって指定できる期間は多少変わります) 7、「注文」ボタンを押せば注文完了。 8、「成行注文」の場合はすぐに約定。「指値注文」の場合は株価が指定した金額になれば約定となります。
証券会社によって多少表記される文言が違う場合はありますが、上記の手順で株の売買をすることができます。
AOKIの株価の今後の予測について
まずは、AOKIの株価が今後どうなっていくのか考えてみましょう。
現在、紳士服業界は苦戦中です。
業界1位の青山商事、2位のAOKIホールディングス、3位のコナカ、4位のはるやまホールディングス、これら大手4社すべての業績が悪化しています。
理由としては、オフィスウェアのカジュアル化による『スーツ離れ』、少子化によるスーツ着用人口の減少などが大きく、さらにユニクロなどのファストファッションブランドでも安価でスーツを購入できることもありシェアを落としています。
さらに、直近では感染症の影響も受けています。
当然ですが株価も低迷していて、以前の株価水準に比べて大きく落ち込んでいます。
厳しい市況の中、現在各社は低価格帯のオーダースーツ事業に参入したり、異業種に参入しています。
実際に、AOKIホールディングスも、オーダースーツ専門店「AOKI TOKYO」を2019年2月より銀座、新宿、池袋で展開していました。しかし、2020年にわずか1年で閉店を発表。競争の厳しさを物語っています。
異業種参入としては、AOKIホールディングスは冒頭で紹介したようにブライダル事業として結婚式場「アニヴェルセル」、エンターテイメント事業として漫画喫茶「快活CLUB」・カラオケ「コート・ダジュール」・フィットネスクラブ「FiT24」を展開中です。
競合他社がフランチャイズとして異業種に参入しているのとは一線を画し、自前で異業種に参入しています。
市場が縮小し競合も増えていて、感染症の影響もあり海外展開も見通せない中、活路を見い出すためには事業転換が必要です。
AOKIホールディングスの異業種展開については、この自前で参入しているというのが一つの強みではないかと思います。
自社でノウハウを持っているということは、波に乗ったときに事業展開が早くできるというメリットもあります。
とはいえ、感染症の影響もありまだ苦しい局面ではあります。
いかに紳士服以外で稼ぐか、現状ではまだ業績が上昇局面に入っている状況ではありません。
しばらくは株価の低迷が続きそうな雰囲気ではあります。
AOKIの株主優待と配当について
株式会社AOKIホールディングスは株主優待を実施していて、権利確定日(権利付日)と優待内容は以下のようになっています。
・権利確定月:3月末・9月末 ・優待内容:①AOKI、ORIHICA、アニヴェルセルカフェにて使用可能な株主優待券 ②コート・ダジュール、快活CLUBにて使用可能な株主優待券 ③アニヴェルセル各施設で利用可能な株主優待券 ・優待対象者: ① 100株以上 20%割引券 5枚 1,000株以上 20%割引券 10枚 ※アニヴェルセルカフェ(ウェディングを除く)は10%割引 ※AOKI、ORIHICAは他の割引券・割引特典と1件限り併用可 ② 100株以上 20%割引券 10枚 1,000株以上 20%割引券 30枚 ③ 100株以上 披露宴10万円割引券 1枚
株式会社AOKIホールディングスは配当も行っており、2021年3月期は1株あたり10円(中間配当のみ)の配当でした。
2022年3月期は1株あたり10円(中間配当5円・期末配当5円)の配当を予想しています。
AOKIの株の買い方まとめ
ここまでAOKIホールディングスの株について紹介してきました。
AOKIホールディングスの業績を見ると、競合他社と同様苦戦中です。
優待も配当も行っていますが、配当は以前と比べると大幅減配中です。
業界自体が下火になる中、主力事業である紳士服事業をどうしていくのか不透明な部分もあります。
紳士服以外の事業をどれだけ伸ばしていけるのかが、今後の業績ひいては株価を左右していくでしょう。
現状でいうと、自信を持って買いという要素はありません。
株式投資初心者がすぐに手を出すべき銘柄ではないと思います。
AOKIホールディングスの株に興味のある方は、今後の動向に注目しておいてある程度将来が見通せるようになってから手を出すべきでしょう。